8月12日、タチウオ狙い&青物ジギングで淡路島・育波漁港「小溝丸」に乗船して出港した。テンヤにセットする自作のアシストフックがはまり、渋いタチウオの攻略に成功。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・辻原伸弥)
神戸沖でタチウオ&青物狙い
8月12日、タチウオ狙い&青物ジギングで淡路島・育波漁港の「小溝丸」から出港。明石海峡の旬な魚をターゲットに、月一で釣り仲間が集まりチャーターで楽しんでいる船釣りだ。
根魚から大型青物まで様々な魚を狙っているが、中でも人気があるのが初夏のタコ釣りと夏からのタチウオ釣り。なぜかこの時期になると、月一だけでは満足できず、月に何回か自然と集まってしまうのが面白い。
当日の状況
前日の天気図では、かなりの南風が予測され、同時にウネリも予想できた。「今回は無理かな?」と考えていたが、前日「予定通り出船する」との連絡。海には慣れた強者揃いのメンバーだが、大丈夫か?
予想通り、潮のぶつかり合う明石海峡大橋通過時は大量の水飛沫…。神戸沖のポイントに到着するが、やはり強めのウネリが入っていた。それでも、多くの遊漁船で賑わっていた。まずは様子見にジギングからスタート!仲間内のチャーター便なので、好きなことができるのもこの集まりの魅力。
小型タチウオが連発
ボトム付近からワンピッチショートジャークでスローに誘っていくと、すぐにヒットした。今シーズン初めてのタチウオだが、上がってきたのはベルトサイズと呼ばれる指2~3本サイズ。まだ、シーズン初期だからなのか?同サイズを続けてキャッチする。

テンヤにシフト
周囲はタチウオテンヤでポツポツと釣れている。ここで、ジギングタックルを置きタチウオテンヤタックルに持ちかえた。
「サンマの方がいいのかな?」と、友人がサンマを3枚に下ろし、エサ交換のついでにテンヤに身を巻きつけてくれた。先ほどと同様に細かなアタリは連発するのだがハリに掛からない。昨シーズンまでなら、ここでテンションがダウンしていたのだが、今年はショートバイト対策を考え自作のアシストフックを忍ばせていた。
自作アシストフックが威力を発揮
急いでアシストフックを装着してテンヤを落してみる。すると、小さなアタリから引っ手繰るようなバイト!作戦成功、タチウオがヒットした。ジギングよりテンヤの方がタチウオのサイズがよく、指4本サイズがその後連発した。サンマを貰った友人にアシストを渡すと、やはりアタリだけだったのがヒットしていく!
船はアタらなくなったら移動と、ポイントを小さく移動していく。各ポイントでポツポツ釣れるタチウオも、指4本から5本サイズと、日が昇るにつれサイズアップしていく。やはりタチウオテンヤはロッドワークで魚を誘って、出たバイトをフッキングに持ち込むところにその醍醐味がある。フッキングが決まった瞬間は誰もが笑顔になる。

不調の釣友にもアシストフックの効果が!
ポツポツと釣れている中、1人笑顔になれてない方がいる。「タチウオ難しい~!」、「釣り方忘れた~」と嘆いていた。
そこでアシストフックを装着してみたが、何をやっても上手くいかなかったのか「コレ?効くの?」と、半信半疑でアシストフックを見つめていた。でも、その疑心暗鬼は次の1投で払拭された。
「きた~!」、「やっとタチウオ釣れた。」上がってきたタチウオの口にはガッツリとアシストフックが掛かっていた。
ここからは全員安打で、笑顔でタチウオ狙い!潮の影響か?ウネリが弱まり始めたからなのか?タチウオのサイズがよくなって来た。今シーズン初の、タチウオ釣りを十分楽しんだところで、今度は青物狙い!ポイントを大きく西に移動する。

後半は青物狙いのジギング
朝とは異なり水面はベタ凪状態。しかも、風がなく太陽光が燦々と襲い掛かる灼熱地獄(汗)。この中で140gのジグをシャクリ倒すと一気に汗が全身から噴き出した(笑)。
船首でロッドが曲がっている!青物はいるようだ。ボトム付近から、メリハリのあるワンピッチショートジャークを4~5回続けてから、ミドルジャークのコンビネーションジャークで誘うとこれが大当たり!ハマチが暴れまくる様がロッド全体に広がった。
ウネリの中で立ちっ放しで頑張った為か?ハマチの引きがいつも以上に強く感じる。上がって来たのは、丸々と太った50cmオーバーの良型。

続けて周りのロッドが続け様に曲り、青物タイムも全員安打で締めくくった。楽しい時間は過ぎるのが早い!笑顔の絶えない仲間内釣行は本当に面白い。
<辻原伸弥/TSURINEWS・WEBライター>
▼この釣り船について小溝丸
出船場所:育波漁港
The post テンヤタチウオ釣行で指4本サイズ連発 アシストフックで攻略【小溝丸】 first appeared on TSURINEWS.