秋の投げ釣りの主役はカレイ!今回は早場カレイで定評のある明石・新浜を紹介します。遠投不要で初心者にもお勧めの釣り場なので、ぜひ挑戦してみてください。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・松尾幸浩)

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秋の投げシーズン開幕

いよいよ待ちに待った秋の投げ釣りシーズン到来。この時期の狙いは、何といってもカレイです。私のホームグラウンドである神明間では9月中旬ごろから食べておいしいマコガレイの乗っ込みが始まり、12月上旬ごろまで続きます。

今回紹介する兵庫県明石市の新浜は、明石川尻の東にある大きな漁港で、早場カレイには定評ある好釣り場です。釣れるのは25~30cmの食べごろサイズのマコガレイが主体ですが、時々40cm近い大型もヒットします。私は9月に入ると狙うことが多く、早い年には9月3日に良型を3匹ヒットさせています。

都市近郊の好投げ釣り場:明石・新浜 秋の早場カレイに定評【兵庫】
食べごろサイズのカレイが狙い目(提供:WEBライター・松尾幸浩)

新浜はカレイが有望

明石市の新浜は、激流で有名な明石海峡に面し、ブリやサゴシなどの青物を狙うルアーマンにも絶大な人気があり、東側の大波止には早朝からズラリとルアーマンが並びキャストして大盛況となっています。

ただし、心配はご無用。この時期は深くて潮流の速い沖向きにはカレイは居付かず、潮流の緩い浅場に乗っ込んできますので、大波止北側の内向きが釣り場となります。しかも、内向きは青物に追われて小アジやイワシの群れが入り、サビキ釣りも人気で、ドンドンまきエサをしてくれますから、このエサにもカレイが寄るようです。

水深は約3mと浅く、砂泥底で根掛かりも少ないうえ、投点は20~30mと近場が主体です。ビギナーでも十分狙えるチョイ投げ範囲なのが、うれしいところです。

ここのカレイ釣りは難しそうに見えて、実は意外と簡単に釣果が得られる「待ち」の釣りであり、サオを上げたら釣れていたということもよくあります。それでも30cm級になると、足元にきてもグイグイと底へ強烈に締め込み、ハラハラ、ドキドキ。

カレイの好ファイトを一度経験してしまうと、間違いなくヤミツキになってしまうでしょう。

10月下旬の盛期になると港内でも釣れるようになりますから、釣り場も広く、混雑を避けて楽しむことができます。

都市近郊の好投げ釣り場:明石・新浜 秋の早場カレイに定評【兵庫】
新浜の釣り場風景(提供:WEBライター・松尾幸浩)

新浜のポイント

ポイントは図のA、大波止の白灯台先端部手前の内向きです。ここは足場もよく、釣り座が低いので釣りやすく、また白灯台の陰になるので午前10時ごろまでは日陰になり快適です。北側にある一文字波止との航路筋を狙うので近投でOK。また、引き潮、込み潮と両方の潮流を狙えるので釣れるチャンスも多くあります。

ただ、漁船の往来も多いので、ラインを引っ掛けないようにミチイト沈めを必ず用意してください。私は六角オモリの15号をゼムピンに付けてキャストしたラインに通し、足元に沈めています。

次は図のBの小波止白灯台先端部。ここは高い釣り座なので、漁船の往来もよく見えて好都合。ここも足元の捨て石際がポイントなのでチョイ投げでよく、30cmオーバーの大型が食いついて驚かされることもよくあります。

ただ、捨て石に掛かることも多いので、仕掛けのスペアは十分用意してください。また大物に対応するためにもタモは必ず用意して下さい。

引き潮になると東への潮流が速くなり、近投でも仕掛けが流されるので、オモリは20~30号を潮流の状況によって使い分けてください。

都市近郊の好投げ釣り場:明石・新浜 秋の早場カレイに定評【兵庫】
新浜の釣り場(作図:WEBライター松尾幸浩)

攻略のポイント

エサ取りの活性の高い時はカレイの活性も高いと思っています。そこで、エサ取りに負けないように手返しをするわけですが、軟らかいマムシやアオイソメの生エサではエサ取りに勝ち目はありません。そこで、硬い塩マムシを使います。これならなんとかカレイの口に届かせることも可能になります。

塩マムシは釣エサ店でも購入できるし、自作も簡単なのでぜひ作ってみてください。私は昨年作った古いカチカチの塩マムシも使いますが、これでも十分釣れます。要は、カレイまでエサがハリに残っているか、これが一番大事です。

そのためにもエサ取りに負けないように手返しよく打ち返すのがコツ。サオ数を増やすよりも、2~3本で効率よく粘って、おいしいマコガレイをゲットしてください。

<松尾幸浩/TSURINEWS・WEBライター>

▼この釣り場について
明石新浜(新波止)

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