西伊豆でティップラン＆ロックゲーム　本命アオリ含め五目達成【静岡】

2020年11月07日(土)11:30

10月23日、静岡県西伊豆の宇久須港から未開と言っても過言ではない西海岸にティップランエギングに出かけたので、その模様をレポートしたい。

（アイキャッチ画像提供：WEBライター・野中功二）

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安良里港の概要

安良里港は西伊豆町田子の先にある巾着型の港で、少々の西風が吹いても湾内は風が当たらない良港。自然の入り江を利用した静かな港だ。

地形的にも、水深もある。

大物は期待できないが、時期になると大型のアオリイカなどの実績は十分。自然に囲まれた静かな場所で、サオを出せる。ファミリーやカップルには最適な釣り場と言える。

釣りは湾の中、どこでもでき、入口付近の突堤ではクロダイやメジナ、アオリイカの実績がある。港内に入れば岸壁で小アジや小サバ、小メジナなどが手軽に釣れ、ヤエン釣りもできる。釣り場は広いし駐車スペースもある。

エギング及びヤエン釣りは、1番奥の船着場が有望であったが、現在は入ることができない。それ以外の場所は入ることができる。漁協前で墨跡も確認できた。

安良里港（提供：WEBライター・野中功二）

当日の状況とタックル

東海岸に北東の風が吹き午後からは西の風が予報されていたが、現段階で北東の逃げ場の西伊豆方面へ出かけた。天候は雨の予報だったが、午後から曇りになる予報だ。釣り場に着くと予報より早く西よりの風が吹き出し、沖を見ると白波が確認できる状況になっていた。

雨ということもあり先行者はゼロ。

タックルは、ティップラン用にロッド：アサルトジェットTYPE TR63ML-S、リール：ヴァンキッシュC3000にラインはHARDCORER X4プロティップラン用0.4号を200m巻き、状況がわからないことからEZ-QR フィンプラス TR3.0と3.5号、アオリーQ サーチダブルグロー、キャスト喰わせ、パタパタシンカーなどをいろいろな状況にも対応できるように準備した。

当日のタックル（提供：WEBライター・野中功二）

当日の作戦

ティップランでの攻略を考え安良里港の湾口から開始し、15mから25m付近を重点に地形などを考え探っていく。遊魚船が居ない、情報がない、実績などがないことから、0からの手探りの状況だ。果たして西伊豆のイカはどのような所に居るのか。

最初に派手なアピールカラーからスタートし、少し大きな個体を狙う場合ナチュラル系のエギに交換していこうと考えた。アクションは、底を取り5回～7回アクションさせステイさせる基本的なアクションで挑んだ。

宇久須沖でティップラン

午前11時、安良里港を3人で出船、沖は少し白波がある感じ。まずは湾口からスタート。15mラインで船を止め、EZ-QR フィンプラス TR3.0夜光ゴールドオレンジを投入。底を取り5回アクションさせステイ。「ビタ！」と止めるのがキモとされている。2回、3回とアクションさせ再び底まで沈める。この繰り返し。

船はエンジンを止めドテラで流す。いい感じに15mラインをなめるように流れてくれている。

安良里湾港（提供：WEBライター・野中功二）

数回繰り返したとき、アクションして止めたところでゴン。魚か？スグに1度アクションさせティップを凝視…。無反応。これを最後に黄金崎沖に船を向けた。

黄金崎沖（提供：WEBライター・野中功二）

本命アオリが2連発

先ほどの白波も消え若干のうねりだけとなった、いろいろなエギを投入したが、ここで再びTRを投入。底を取り7回アクションしてステイ。5回アクションさせステイでティップを凝視。シャクリ重りがして心の中でここだろ～なと感じた。すると案の定、軽く曲がっていたティップがフンと戻った！「疑わしいならアワせろ」の格言通りサオをあおると、グン！と重さが乗る。キタ～とサオを立ててリーリング。うれしい1匹をゲット。

嬉しい1匹目（提供：WEBライター・野中功二）

その後、ボートキャスティングの形で良型を追加することができた。サイズは400と700gと2匹だが、次につながる釣果となった。

キャスティングで釣ったイカ（提供：WEBライター・野中功二）

ロックゲーム開始

ティップランの合間を見てメンバーがワームを使い、根魚を狙った。水温もまだまだ高い状態で浅場に残ってないかと水深15m付近をロッド：テンリュウホライゾンSL、リール：オシアコンクエスト300hgのテキサスリグで開始した。

バレットシンカー1ozにフックはロックフィッシュ用3/0ワームはエコギアアクアスイムシュリンプ熟成青イソメ4inchを使い、底を取り簡単にリフト＆フォールを繰り返す。

釣友とショゴ（提供：WEBライター・野中功二）

根魚の反応はよく、魚がいれば数回のアクションで何らかの反応があった。ゆっくりと風で流れるドテラ流しのため、広範囲に探れた。釣果もショゴ、アカハタ（漁師はアカギ）、オオモンハタ、30cmはあろうかというイトヨリが顔をだして賑やかであった。

釣友とアカハタ（提供：WEBライター・野中功二）

最終釣果＆釣果のポイント

釣果は、カンパチの幼魚（ショゴ）、アオリイカ、イトヨリ、オオモンハタ、アカハタと五目を達成した。水温が暖かいこともありいろいろな魚が狙える時期となっている。西伊豆では魚種が多彩である。少し硬めのエギングロッドは根魚も狙えるので、ワームや適応しているオモリを持っていけば、何らかの魚の顔を見ることができるであろう。少し大荷物にはなるが専用タックルを持っていくとさらに安心して狙えるだろう。