「港ナビ」では各エリアの注目船宿や港を紹介。初めて行く場所は交通ルートや駐車ルールに戸惑うかもしれないが、この記事を参考に新たなお気に入り船宿を見付けてもらいたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
千葉内房のターゲット
千葉内房は東京湾に面するエリア。多種多様な魚種が狙えるとても魅力的な海域だ。東京湾アクアラインを使えば都心からのアクセスは良好で、東京都~神奈川県のエリアとは少し違った雰囲気で楽しむことができる。

有望なターゲットはコマセマダイ、ワラサ、ヤリ・スルメイカ、カワハギなど。もちろん定番のタチウオやLTアジも受け付けている。木更津周辺ではハゼや夜釣りのメバル・カサゴも狙いめで年間を通して釣りものに困ることはないだろう。
木更津桜井
木更津桜井の雄士丸はこの時期、ハゼに力を入れている。木更津周辺ではこの魚が安定しており、対岸の東京~神奈川の船宿も足を延ばすほどだ。しかし、ハゼはそろそろ終盤戦。これからは夜釣りに注目したい。

おもなターゲットはカサゴとメバル。後者は個体数が限られるので前者が土産になるだろう。石周りを攻めるので根掛かりしやすい。替えの仕掛けやオモリは多めに用意しておこう。

受け付けは船宿で行うが。船着場は離れたところにあるので車で移動する。その際の駐車場所については船宿の指示に従おう。
木更津港
木更津港は陸っぱりの釣り人に場所を開放しているありがたいエリア。近くに名の知れた弁当店があるので、釣行後に立ち寄ってみるといいだろう。

目の前に店舗を構えるのが宮川丸。ルアータチウオやLTアジのほか、沖堤防への渡船を行っており、アジやシーバス、カワハギなどで好釣果が聞こえてくる。

12月18日には沖堤でアイナメを2尾上げた人も。同日のアジはいい人30尾ほどだったが、別日には130尾を超えた人がいた。

上総湊
上総湊は風光明媚なこじんまりした港で、散歩するだけでもいい気持ちになれそうだ。自販機が設置されており、隣の公園にはトイレがある。

同港の特徴は伝統釣法のシャクリマダイ。近年ではひとつテンヤなどにも対応しているが、根強いファンはいる。手バネを使ったマダイとのダイレクトな勝負を存分に楽しめるだろう。
勝山港
勝山港は多くの船宿がある。コマセマダイや青物、カワハギ、ヤリ・スルメなど、定番の人気魚種で積極的に受け付けている。現在は7kg超えのブリ交じりでワラサが順調だ。

港は大きいが入り口は小さい。勝山港通り商店街の細い道を進み、突き当りが港だ。すれ違う車には十分に注意しよう。

入って右に進めば庄幸丸、左に進めば利八丸がある。入口付近には3台の自動販売機があり、近隣にセブンイレブンがあるので飲料や食料はそこで用意しておけばいいだろう。近隣にある中華店の「もやしそば」には、ぜひ一度トライしてもらいたい。

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年1月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 千葉内房エリア「港」ナビ 船宿&アクセス方法紹介【木更津~勝山】 first appeared on TSURINEWS.