遠征用のロッドケースをプラスチックダンボールで自作してみました。今回はその製作手順と注意点を紹介します。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

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遠征用ロッドケースを自作

今回製作するロッドケースのサイズは、国内の離島などに行く小型の航空機にも預け入れ可能な荷物の規定サイズをクリアし、なおかつヤマト運輸のヤマト便でも取り扱ってもらえる規定サイズの双方を満たすことを前提として、3辺合計200cm以下かつ1辺160cm以下のサイズにしました。

材料代はホームセンターなどで揃えることができ、価格も2000円前後とリーズナルブルです。作業に慣れれば60分くらいで製作することも可能です。

用意するもの

まず、自作ロッドケースの材料や工具などを紹介します。

材料

1.プラスチックダンボール(以下プラダン)1枚(182cm×91cm×厚さ4mm)

Point:ホームセンターなどでお好きな色のプラダンをお求めください

遠征釣行用「ロッドケース」を簡単自作 『プラダン』素材でコスパ良好
好きな色のプラダンを用意(提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

2.プラスチックネジ 厚さ8mm用8セット※プラスチックネジは工具を使わず手の力だけでしっかり固定できます。

point:プラダンの厚さが4mmですので、2枚貫通できるサイズの8mm用にします。

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プラダンの暑さに合わせたプラネジ(提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

3.両面テープ少々

Point:両面テープは仮止め用に使用します。プラスチック用が有用ですが、なくてもなんとかなります。

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両面テープ(提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

4.マジックテープ(接着タイプ)適量

Point:フタの開閉部に使用します。貼り付けできるタイプのもので100円ショップでも購入できます。

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接着タイプのマジックテープ(提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

工具

1.工作用カッター
2.コンベックス(金属製の巻尺)
3.180cm以上の直線部のある棒状のもの

Point:直線を引いたり、カットするときのガイドにするためのものです。今回はホームセンターでアルミの棒を数百円で入手しました。

ロッドケースの製作手順

では製作手順を紹介します。

1.展開図を作る

・自分が作りたいサイズのロッドケースの展開図を作成します
・下図は今回製作する15cm×15cm×145cmの展開図です

Point:プラダンが折り重なるサイド部や天面部などはプラダンの厚さを考慮して5mmずつ寸法に差をつけると綺麗に仕上がります。

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展開図(作図:WEBライター・宮崎ゆきお)

2.プラダンに線を引いてカット

・展開図の寸法に合わせてプラダンに油性ペン等で線を引きます

Point:引いた線はすべて内側に折る部分ですので箱の外側からは見えなくなります

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展開図に合わせて線を引く(提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

・引いた線の形通りにカッターでプラダンを切り抜きます

Point:床などを傷付けないようにプラダンの下に段ボールなど敷きましょう

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線の形にプラダンを切り抜く(提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

・展開図の点線に沿ってカッターで表面だけカットし、内側に折り曲げやすくする

Point:裏面まで貫通して切らないように全集中してください。

遠征釣行用「ロッドケース」を簡単自作 『プラダン』素材でコスパ良好
点線は表面だけをカット(提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

3.組み立てる

・カットした点線部をすべて内側に折り曲げ、箱の形になるようにクセをつけておきます

・プラダンが折り重なる部分に両面テープを貼って箱の形に組み立てます

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両面テープを貼ってはこの形に組み立てる(提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

・両面テープだけではいずれ剥がれて箱が崩壊してしまう可能性があるので、展開図の●印のあたり4箇所にプラスチックネジを打ち、強度を高めます

Point:プラスチックネジはドリル等など下穴を空けて取り付けます

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プラネジで固定(提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

・フタと本体にマジックテープを3か所くらい貼って脱着できるようにしたら遠征用ロッドケースの完成です

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マジックテープを貼って完成(提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

5~6本くらいは余裕で収納できます。

遠征釣行用「ロッドケース」を簡単自作 『プラダン』素材でコスパ良好
サオを納めたところ(提供:WEBライター・宮崎ゆきお)

ぜひみなさんもオリジナルロッドケース作りにチャレンジしてみてください。

<宮崎ゆきお/TSURINEWS・WEBライター>

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