イワシの泳がせ釣りでヒラメ&マハタを狙い、外房大原の春日丸を訪れた。全体の釣果には差がでたものの、ヒラメとマハタが多数上がった釣行をリポートする。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

イワシ泳がせ釣りで3kg級頭にマハタ&ヒラメ船中続々【千葉・...の画像はこちら >>

春日丸でヒラメ&マハタ狙い

釣り友から「釣り仲間の定例釣り会で船を仕立てヒラメとマハタを狙いに行きますが、一緒にどうですか?」と嬉しい誘いをいただき、2月28日(日)、外房大原の春日丸を訪れた。

4時すぎ、大原港に到着。船の前に止まった軽自動車で受け付けをしている女将と船長にあいさつをして状況を聞くと「ヒラメはもちろん、最近は良型のマハタが釣れているので楽しんでいただけると思いますよ」の返答。期待に胸が高鳴る。

今回は仕立船なので、13人でくじ引きをしてそれぞれの釣り座へ。左舷ミヨシから林さん、田鎖さん、中村さん、海田さん、箕輪さん、中村さん。右舷には川田さん、私、保木さん、一色さん、吉岡さん、廣田さん、畠山さんと並び、準備を整える。

この釣りに初挑戦というレンタル組が5人いたため、出港前に中井船長からレクチャーを受ける。

泳がせ釣り方の基本

船長によると、ヒラメ横流し用の胴突き1本バリの仕掛けが基本。エサのイワシは口の中から上アゴの硬い部分に親バリを刺し、孫バリは背ビレか肛門付近にしっかり付ける。

イワシ泳がせ釣りで3kg級頭にマハタ&ヒラメ船中続々【千葉・春日丸】
タックル図(作図:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

根が荒く、高低差の激しいポイントがメインになるので、こまめに底ダチを取って根掛かりに注意しながら、オモリを底から1~2mの位置でアタリを待つ。

アタリがでたらすぐにはアワせず、強い引き込みがあったら竿を上げてアワせ、魚が掛かったらポンピングをせずに巻き上げる。

アタリがなければ長く待たずにエサのイワシが元気に泳いでいるかを確認し、同じ動作を繰り返すのが重要とのこと。

開始早々マハタ顔見せ

5時すぎ、ワクワクの出港。前日までの強風は収まり、快晴微風で絶好の釣り日和だ。

沖に出ると風とウネリは少しあったが、快適なクルージングで真沖のポイントに到着。

入念な潮回りのあと「まずはここで様子を見ます。水深30~35mの根周りです。根掛かりに注意してやってみてください」とアナウンスが入りスタート。すると、すぐに左舷ミヨシの林さんが1kgほどのマハタを釣り上げ、直後には右舷大ドモの畠山さんが2kgクラスの同魚をキャッチ。

イワシ泳がせ釣りで3kg級頭にマハタ&ヒラメ船中続々【千葉・春日丸】
早々にマハタが登場(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

船中連発も私はバラシ

さらに、またもや林さんが2kgのヒラメを上げると、右舷ミヨシの川田さん、トモの廣田さんも2.5kgのマハタをゲットして船上は大盛り上がり。

イワシ泳がせ釣りで3kg級頭にマハタ&ヒラメ船中続々【千葉・春日丸】
ヒラメもヒット!(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

私にガツガツとイワシをかじるようなアタリがでたので、大きな引き込みを待ってアワセをいれるヒット!しかし、巻き上げ途中でテンションがフッと抜けてしまい無念のバラシ。

3kg級頭に良型次々

1時間ほど流したあと、潮回りして水深20~30mで再開。すると開始早々に川田さんの竿が絞り込まれ、2.5kgのヒラメが浮上。続いて、田鎖さんと廣田さんもマハタをキャッチ。

イワシ泳がせ釣りで3kg級頭にマハタ&ヒラメ船中続々【千葉・春日丸】
良型マハタをキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

その後はなぜか両舷ミヨシの2人だけが次々にヒットする展開に。林さんと川田さんが順番にマハタをキャッチし続け、川田さんは3kgを釣り上げた。

アタリはミヨシに集中

ミヨシ1番にしかアタリがでない光景に、船長も「この型がよく釣れるのは珍しいですね。潮と船の流れのせいなのか、釣れる釣り座がこんなに偏るのも珍しいことですよ」との弁。不思議そうにタモ取りを続けていた。

イワシ泳がせ釣りで3kg級頭にマハタ&ヒラメ船中続々【千葉・春日丸】
初挑戦でマハタをゲット(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

そんな状況でも、ラストの流しで初挑戦の中村さんと保木さんが値千金のマハタをゲット。11時半に沖上がりを迎えた。

良型本命多数で満足

全体の釣果には差がでたものの、ヒラメとマハタが多数上がり、トップの川田さんと林さんは良型のヒラメとマハタを5尾前後釣ってクーラーは満タンに。釣りの後は、港近くにある料理店で美味しい地魚料理を堪能し、幹事の一色さんからたくさんの参加賞が贈られ、終始笑顔があふれる釣り会になった。

イワシ泳がせ釣りで3kg級頭にマハタ&ヒラメ船中続々【千葉・春日丸】
大釣りを堪能したメンバーも(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

船長の話では、「貸竿やレクチャーがあるので、小人数でも団体さんでも大歓迎です。釣り物など気軽にお問い合わせください。ヒラメやマダイ、マハタ、ヤリイカはこれからも安定して釣れると思いますよ」とのこと。コロナと防寒対策を万全に、ファミリーや友達と出かけてみてはいかがだろうか。

<週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>

▼この釣り船について:春日丸
イワシ泳がせ釣りで3kg級頭にマハタ&ヒラメ船中続々【千葉・春日丸】
 この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年3月19日号に掲載された記事を再編集したものになります。

The post イワシ泳がせ釣りで3kg級頭にマハタ&ヒラメ船中続々【千葉・春日丸】 first appeared on TSURINEWS.

編集部おすすめ