終盤戦の岩手県三陸沿岸のサクラマスジギングに釣行。3匹の3kgオーバーを含むトータル4匹の釣果を得た釣行をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
大船渡沖でサクラマスジギング
東北限定、春の人気ジギング。サクラマスジギングが佳境を迎えて熱く賑わっています。
ミドルレンジをたたく釣りで当たり外れも多い釣りですが、魚体の美しさに魅せられて多くのアングラーがサクラマスジギングにどハマりしています。好機を迎えた岩手県大船渡の越喜来湾沖での実釣をレポートします。果たしてサクラマスは微笑むのか?
億幡丸で出航
釣行日は4月20日。数日ほど時化が続いた後の出船でした。今回の船宿は大船渡市越喜来湾の小石浜港、億幡丸(オクマンマル)松川船長にお世話になりました。

港を出て航程30分でポイントに到着。松川船長から、狙うレンジがアナウンスされて実釣スタート。狙うレンジは水深40~20m。このポイントはボトムまでは65mほどあります。
ジグを投入。ボトムまでジグを落とさずに40mまでジグを沈めたら、そこから20mまでジャークアップ。この繰り返しでレンジをキープしながら、サクラマスの群れとのコンタクトを待ちます。
船中1匹目のサクラマス
その時は突然、訪れます!私のロッドに前触れなくのドンッ!ティップがガクガクとたたかれます。サクラマス特有のアタリで鱒だと確信。ロッドティップが綺麗なベンドカーブを描きながら魚の動きに追随しているのを確認し、やりとり開始。
緩め設定のドラグを何度か引き出しながら上がってきたのは、紛れもなく銀色のサクラマス。船中1匹目のサクラマスを無事にキャッチできて上出来のスタートです。

3.5kg頭にサクラマス4匹
その後数回のサクラマスの群れを捉えて3匹追加。どのサクラマスも丸々と肥えており、3kgオーバーばかり。最大は3.5kgあり、体高も高く見事なコンディションのサクラマスでした。

当日の攻略法
この日、船中釣果は10人で15匹。私の釣果は3匹の3kgオーバーを含むトータル4匹。私の隣のアングラーは神がかり的なトータル7匹キャッチでした。そのほかのアングラーは0~1匹という状況でした。
40~20mのレンジを攻めるのは船中のアングラー誰しもがやること。
当日の私は、イワシベイトを意識したジグを大きく飛ばして釣る強い釣りを展開。魚が浮き気味の時間帯は30~40m間で当たり2匹キャッチ。魚が落ち着いてバイトが出ない時間帯、一段レンジを深くして探りを入れると、今度は40~50mレンジでヒット。探るレンジをアジャストしたのが当たり、更に1匹追加できました。
柔軟な発想が重要

もう一つの何かはパターンが沢山あって実際に釣りを体験して感じ取り引き出しを増やしていくしかありません。例えば、船中のアングラーがやらないレンジを釣ってみたり、ボトムからサクラマスを誘い上げたりすることも有効です。ショートピッチジャークがいい場面もあります。
ただ漫然と指示されたミドルレンジを繰り返し探るだけでは釣れるものも釣れません。
とにかく絶対がないのがサクラマスジギングです。常にアンテナを張り巡らせ変化を感じ取りアジャストしながらの釣りをお勧めします。
三陸沿岸のサクラマスジギングシーズンは6月いっぱいまで楽しめます。これからは魚体のコンディションもよく、大型が期待できるシーズンですので、ぜひチャレンジしてみてください。
<堀籠賢志/TSURINEWSライター>
▼この釣り船について億幡丸
出船場所:小石浜漁港
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