乗っ込み最盛期を迎えた内房のマダイ釣り。10m/s超えの強風で苦戦を強いられながらも好釣果で終えた4月28日釣行の模様をお伝えします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター西澤俊彦)
新盛丸でコマセマダイ
28日は平日でしたが、勝山港発の新盛丸のコマセマダイ船は12人の満船。私は左舷前方から2番目の席でした。天候は晴れでしたが、南風が10m/s以上の予報。港内は静かだったため油断していましたが、この後痛い目を見ることに。

強風時の対策と船内での行動
ポイントの冨浦沖までは向かい風、港を出ると船体は大きく揺れ、波しぶきが容赦なく降り注ぎ、強風で荷物やコマセ入れが飛んで行きそうになります。周りを見ると私以外はキャビンへ避難済。雨予報ではなかったためカッパの上着を持参しておらず、パンツまでずぶ濡れになるも荷物が飛ばされないように手で押さえながらポイントまで何とか耐えました。タオルや荷物が飛ばされた人もいました。
風が強い予報の時はカッパの上着を持って乗船、出船前に荷物は飛ばされないよう重量のあるクーラーに紐で結んでおき、自身はキャビンへ避難しましょう。
長ハリスの扱い方
ハリス6号6m、4号4mのテーパー仕掛けでスタート。指示ダナから3m下ろしてコマセを振ってくださいとのアナウンス。開始直後に大サバを釣るが、その後は続きません。ハリスが長いため風の影響を受けやすく、周囲では仕掛が絡んでしまう人も。私の場合、海水の入った魚保管用のバケツにラインを手繰って入れてしまいます。そうすると絡みは減りますよ(魚が入っていない状態で行ってくださいね)。
ガン玉打ちが的中!
朝方の時間帯は大潮の下げ潮で、放出量をかなり絞ってもコマセが残らない状態だったため、かなり潮が速いと推測。ハリの上60cmの所にBのガン玉を付けてみると効果抜群!1投目でマダイがヒットしました。その後も指示ダナの2m上から50cm刻みで落し込んでいくパターンで順調に釣れ、計5尾となりました。
その後、本日最大の手ごたえの魚をビシ回収時のライン緩みで逃がしてしまうと、アタリも遠のいてしまいました。中乗りさんからトモで釣果を上げている人は14mのハリスだと聞いてハリス12mの仕掛けも試しましたが、大イサキのみで終わってしまいました。

船の感想とマダイの食味
新盛丸は初めて乗った船でしたが、船長は適切で詳細な指示出しをされていましたし、中乗りさんは皆さんに頻繁に声掛けされていました。 最後、1匹釣れたら終わりますとアナウンスしたものの誰も釣れず、釣れるまで長時間延長もしてくれました。1日楽しく釣りをすることができ、総じてサービス精神あふれる船でした。さらにスマホのアプリまで提供されている船はなかなかないのでは?

この時期のマダイは肉厚の身は勿論のこと、白子や真子も楽しみの一つです。皆さんもぜひ乗っ込みマダイ釣りに挑戦してはいかがでしょうか?

<西澤俊彦/TSURINEWSライター>
▼この釣り船について新盛丸
出船場所:勝山港
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