魚の「焼き物」レシピといえば「塩焼き」。なんだかんだ一番おいしい魚レシピだと感じている方も多いのでは?でも、レパートリーもやっぱり欲しいところ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)
ヒラマサの柚庵焼き
ヒラマサの柚庵焼きはこんな釣り人におすすめしたいレシピです。
・魚料理は焼き魚に限る
・煮魚よりも焼き魚が好き
・塩焼き以外の魚の焼き方を知りたい
・かんたんにできる漬け焼きのレシピを知りたい
・魚が苦手な家族も喜んでくれる料理を知りたい
今回はそんなあなたにヒラマサの柚庵焼きをご紹介いたします。材料にする魚はヒラマサ以外にも、ブリ(ワラサ、イナダ)、カンパチ、サワラなどでも大丈夫です。
ぜひお試しください。
柚庵焼き(幽庵焼き)って何?
柚庵(幽庵)焼きは、ウィキペディアなどによると江戸時代の茶人北村祐庵という人が考案したとされるレシピで、しょう油、酒、みりんを1:1:1の比率で合わせた幽庵地に柚子を入れた漬け汁に魚を漬けて焼く料理とのことです。伝統的な日本料理なんですねー。
フツーにしょう油だれっていうよりも料理名がイケてますねー。柚子は季節や地域によっては手に入りにくいので、今回はいつでも手に入りやすいレモン汁で代用します。ということで「檸檬庵焼き」とでも名付けましょう。柚子やレモン以外の柑橘類でも大丈夫です。

材料(2人分)
・ヒラマサの切り身 2切れ
・レモン汁 大さじ1
・しょう油 大さじ2
・料理酒 大さじ2
・みりん 大さじ2
・塩 少々
釣り場での下処理
魚が釣れたら魚が元気なうちにナイフと海水で血抜きをします。血抜きした魚はクーラーボックスにたっぷりの氷に海水をひたひたに注いだ海水氷などでなるべく鮮度のいい状態で持ち帰りましょう。
海水を入れずに氷だけの場合もなるべく大量の氷で魚を覆い低温のまま持ち帰りましょう。クーラーボックスに2Lのペットボトル氷1本だけとかブロックアイス1本だけとかでは保冷力が弱くおすすめできません。

自宅での下処理
ヒラマサは鱗を落とし、エラと内臓を取り、きれいに水洗いしたのち3枚に下ろし、皮を付けたまま焼き魚用の切り身にする。切り身をもう一度さっと水洗いしキッチンペーパーなどで水分を吸わせ、なるべく水っぽさをなくします。
Point:切り身を取る場合、皮側から切るのではなく身側から切ると、皮側の切り口がまっすぐになりやすくきれいな切り身になります。

ヒラマサ柚庵焼きレシピ
1、ヒラマサの切り身2枚をザル付バットなどに並べ、両面に塩を強めに振り20分以上常温に置き、浸み出て来た水分をキッチンペーパーか清潔な布巾で拭き取る。
2、レモン汁、しょう油、料理酒、みりんをチャック付ポリ袋に全量入れてよく混ぜる。
3、調味料を入れたチャック付ポリ袋にヒラマサの切り身2切れを入れて60分漬ける。

4、ヒラマサの切り身を取り出し、キッチンペーパーなどで水気を拭き取る。
5、魚焼きグリルを強火で3分間予熱したあと、切り身を並べて5~8分ほど焼く。漬け焼きは焦げやすいので注意しましょう。

Point:筆者が使用しているのはガスの両面焼きタイプのグリルです。焼き時間はお使いのグリルに応じて調整してください。また、片面焼きタイプのグリルの場合は途中で裏返しましょう。

6、こんがり焼けたら器に盛って完成です。
カットレモンや大根おろしや木の芽を添えていただきましょう。

魚はヒラマサ以外にブリ、カンパチ、サワラなども美味です。調味料の比率は好みで調整してみてください。漬け時間も魚の身質や好みで調整してみてください。
せっかく釣ってキープした魚はおいしくいただきましょう!
<宮崎ゆきお/TSURINEWSライター>
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