釣り人的簡単DIY、それが「スーパーライトDIY」略して『SLD』だ。今回は、暑くなるこれからの季節にマストなアイテム、クーラーボックスのSLDを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)
スーパーライトDIY(SLD)
DIYと言っても大がかりな作業をするわけではなく、ちょっと「○○するだけ」で釣行が快適になる簡単なDIY。筆者はこれを流行のスーパーライトジギング(SLG)にあやかってスーパーライトDIY(SLD)と名付けたい。決して、記事にするほどでもない小ネタをキャッチ―なネーミングでごまかそうとしている訳ではない。
今回はクーラーボックスの使い勝手がよくなるSLDを紹介したい。
クーラーボックスの問題点
クーラーボックスは釣行に欠かせないマストアイテムだ。水分補給に必要なドリンク類や食料を冷やしたり、釣った魚を保冷し鮮度を維持するためになくてはならない道具である。でも、釣った魚とドリンク類を一緒に入れるとなるとちょっと抵抗感があるのも事実。
なぜって、クーラーボックスに、釣った魚とドリンク類を一緒に入れていると、ドリンクのボトルが生臭くなり、飲むときに気持ち悪いから。とくに船酔いしてるときなんかは最悪。

問題を秒で解決するSLD
最善の解決策はクーラーボックスの中に内部トレーを設置すること。内部トレーがあれば魚と飲食物の保存場所を分別できてドリンクや食品が水没したりして生臭くなってしまうのを防ぐことができる。もともと内部トレーが付いているクーラーボックスや追加オプションで内部トレーを購入できるクーラーボックスもあるようだが、多くの製品には内部トレーは用意されていない。

なので自分でトレーを用意するのだが、単純に大きさがあいそうなトレーをクーラーボックスの中に設置しようとしても、よほど奇跡的なシンデレラフィットでも起きない限り、トレーはクーラーボックスの上層にとどまることはなく底面まで落下してしまい結局はあまり意味がないことになってしまう。この緊急事態を解決し釣行を快適にできる「○○するだけ」のSLDがある。

その内容はズバリ「ちょっと木の板を切るだけ」である。
作業手順
1.クーラーボックスに納まるサイズのトレーを100均やホームセンターなどで購入する。
Point:筆者は画像のような100均で購入した網目状のトレーを使用してますが、穴のないトレーでもOK。

2.少し厚めの木の板2枚を用意しノコギリなどで適当なサイズにカットする。
Point:板はお持ちのクーラーボックスに合わせてカットしてください。

3.クーラーボックスの内側の両サイドに切った木の板を立て、その木の板に橋を渡すよいうにトレーを乗せる。これで完成です。
Point:万が一、トレーの納まりが悪い場合は、木の板の厚さを変更するなどして調整しましょう。
Point:木の板の代わりに厚みのある発泡スチロールなどを使用すれば加工性も向上し軽量化もできます。

使用方法
釣った魚は普段通りクーラーボックスの底面に入れます。ドリンクや食品はトレーの上に置くようにします。そうするとクーラーボックスの中が二層構造になり釣魚と飲食物を分別して保冷することができますので、飲食物に魚の生臭さが伝わりにくくすることができます。内部トレー内蔵のクーラーボックスがなくても、スーパーライトDIY(SLD)でかんたんに同じような機能を実現することができますよ。
いかがでしたか。
<宮崎ゆきお/TSURINEWSライター>
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