群馬県を流れる神流(かんな)川は北関東におけるトモ釣りで有名な河川。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース特別版APC・谷知典)
好条件そろった人気河川
水の透明度、魚影の濃さ、交通アクセスの利便性に釣りやすさ、アユの食味……とこれだけの条件が整っている河川は関東でもそう多くはない。
しかし、去シーズンは週末を迎えるたびにゲリラ豪雨により増水と濁りで、せっかく年券を購入したのに、サンデーアングラーの私はなかなか釣行機会がなかったが、なかには川が回復したタイミングで釣行し、釣果に恵まれた釣友もいた。
それでも、放流量は河川規模に対して抜群に多いだけでなく、北関東では珍しく、神流湖からの天然遡上がある貴重な河川。天候などの条件さえ整えば最高のシーズンが迎えられるはず。
大きめの種苗を放流
今回、執筆にあたり、南甘(なんかん)漁協の新井組合長に電話で今年の状況を聞いたところ、入漁料や解禁日などの大幅な変更はなく、6月5日(土)に解禁で、放流量は4t。今年はすこし種苗に違いがあるのと、放流場所を種苗ごとに変えるとのこと。
入川口20番から上流には群馬県産海産系、20番より下流には往来と同じ岩手県産湖産系、海産系種苗というようにエリアを分け、そのほかにも解禁初期には「大きめの種苗も放流します」との話だ。
多くの大会が開催されるトーナメント河川で、コロナ禍ですでに中止の大会もあるが、突然の変更などがあっても不思議ではないので要注意。
5月4日(祝・火)には神流川上野村最上流部から神流湖まで視察したところ、かなり減水が進んでおり、解禁前には水量が回復することを願いたい。
<週刊つりニュース特別版APC・谷知典/TSURINEWS編>
▼この釣り船について神流川
出船場所:35番入川口看板から上流は上野村漁協管区。入漁料、解禁日も異なるので注意。
この記事は『週刊つりニュース特別版』2021年5月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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