6月はじめ能登の各地ではアジ、マダイ、青物などあらゆる魚の好釣果が聞こえる最中。今回は能登の内浦穴水湾沖でのバチコンアジングをレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松野和幸)
GORITSURIでバチコンアジング
今回、利用させて貰ったのは石川県穴水町の鹿波漁港から出船するGORITURIさん。筆者は青物ジギングやイカメタル、タチウオテンヤなど色んな釣りを経験してきたが、今回のこのバチコンアジングというのは初体験の釣りである。
出船は夜8時、自分の他にも同じくバチコン初挑戦という2人グループの方と同船させていただいた。
使用したタックル
バチコン用タックル
ロッド:プロトラストシーオウル782ML
リール:ルビアス2506
ライン:PEライン0.6号
リーダー:フロロ5号を一ヒロ
仕掛け:胴つき仕掛け3本バリ
ルアー:ガルプ ベビーサーディン チャートイエロー
オモリ:ナス型オモリ8~10号
サビキ用タックル
ロッド:紅牙
リール:ステラ4000
ライン:PEライン1.5号
リーダー:フロロ5号を一ヒロ
サビキ:伝承サビキ六本針をカットして3本バリで使用
オモリ:ナス型オモリ8~10号
付けエサ:イカ短
当日の作戦
GORI TURIの瀬戸船長からは、基本的にイカメタルで使うタックルで十分と聞いていた。今回は敢えてバチコン用のタックルで、やや硬めのライトゲーム用のロッドを流用したタックルと何かの間違いで渋かった時、保険でサビキの使用を考慮した食い込みやすい軟らかい胴調子のスピニングのタイラバロッドを流用した2タックルを用意した。
あと、邪道ではあるがイカ短というエサも用意してきた。外浦の夜焚きでのサビキによるアジ釣りではイカ短を付けると大型のアジがよく釣れるため、内浦でも通用するのかな?と思い用意してきたものだ。
ポイント到着
港を出て15分ほどの水深25m前後の砂地の場所が当日のポイントとなった。釣り方としてはオモリを底ベタに置いて放置が基本。時たまゼロテンションを保ちながら小刻みにシェイク入れたりサオを上げて誘いを入れてやるのもあり。そして、違和感があったら即フッキングとのこと。
準備が完了し1投目を投入。とりあえずバチコン用のタックルで様子を見ることにしてみた。
船長に尺アジ
投入してものの数分、手元にカチンというアジ特有のアタリがあり即アワセ!乗せることに成功。緩めのドラグを滑らしながらファイトを楽しみ、上げてきたのは尺近い良型のアジ。
大事な良型を~と少し凹んだが、集漁灯の効果が出てきて船の辺り一面がベイトだらけになり、それを追ってきたアジが海面付近をダッシュする楽しい状況に。ベイトは6~7cm弱のカタクチのようだ。
すかさず入れ直していると、自分の後ろで竿を出していた瀬戸船長にヒット。流石のテクニックでなんなく上げてきたのは、尺超えのプックリ肥えた良型のアジ。瀬戸船長曰く、この時期の穴水のアジは産卵前の個体で脂が良く乗っていて大変美味とのことである。
ちなみに来る途中に寄ったスーパーの鮮魚コーナーでは、船長の釣られた同サイズが1匹800円という値段売られていた。
筆者にも尺アジヒット
自分もと丁寧シェイクしていると小気味いいアタリが!丁寧にやり取りして上がってきたのは25cm前後ながらもよく肥えたいいアジ!
連発を期待して直ぐに外して入れ直すと、すぐさま同じパターンでヒット。途中途中で突っ込む引きをみせて上がってきたのは、待望の尺アジだった。

船中良型アジ続々
ミヨシの方で釣られていた今回同船させていただいたバチコン初挑戦という2人グループの方からもジージーと気持ちのいいドラグ音が連発。

船長にゲストのクロダイ
ほどよく連発劇を楽しんでいたところ、10時前くらいによいよ更なる時合いに突入。このタイミングではサイズが上がり、アベレージサイズは常に尺超え。時に尺超えの2連掛けという凄まじい状況に。
そんな折、瀬戸船長にアジとは違うたたくような強い引きをする魚がヒット。上がってきたのはなんとまさかのクロダイ。瀬戸船長曰くよくある話なのだとか。

後半戦更なるスーパーゲストが
11時となり残り時間も後わずかとなった頃、時合いも過ぎたのかやや魚の食いもスローペースになってきたが、他の船が帰ったことで魚が自船に固まったのか釣れる魚が良型揃いになってきた。
そんなときミヨシのお客さんに強烈な引き込みが。上がってきたのはなんと食べごろサイズの綺麗なベッピンさんのマダイ。

攻略のポイント
なお、今回はこのような好釣果に巡りあえたが、ワームの付け方がよろしくなかったりハリと仕掛けが合わなかったら、いくら魚の活性が高くても魚が口を使ってくれないことがあるとのこと。
今回の釣行でもワームやエサがずれたりしたタイミングでは、やはりアタリがなくなることがあった。アタリが少ないと感じたらまめに回収してハリスやワーム、エサを付けかえたりして、こまめに打ち返してやった方が釣果はのびることを感じた。そのため、予備の仕掛けやワーム、エサは多めに。
ちなみに、自分の立てた作戦の結果は魚の活性が高過ぎて結果がよくわからなかったが、当日はバチコンの方が効率よくアジ取ることができた感はあった。ただ、やはり保険としてサビキタックルは必要だとは感じた
最終釣果と今後の展望
結局、中だるみのタイミングもあったが、終始釣れ続け4時間ほどで一人頭40匹以上の釣果となった。
今後の展望としては、アジは年中が楽しめるとのことだが特に今の時期から7月くらいまでが最盛期とのこと。また、水温が更に上がれば更なる入れ食いと良型のアジに巡り会えるタイミングもあるとのことだ。
現在も連日アジが入れ食って4時間で35Lクーラーが満タンという状況が続いているとのことだ。詳しいことや近況の釣果についてはGORITURIの瀬戸船長に伺っていただけたらと思う。
<松野和幸/TSURINEWSライター>
▼この釣り船についてGORITURI
The post 尺アジ乱舞のバチコンアジング 初挑戦でクーラー満タン【石川・能登】 first appeared on TSURINEWS.