6月後半、小学生の息子と2人でザリガニ釣りに出かけてきました。ポイントの紹介と30分足らずでバケツがいっぱいになった釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
埼玉でザリガニ釣り
私は幼少期のころ、さいたま市(旧浦和市)に住んでいたのですが、ちょっと駅から離れた実家周辺には田んぼが点在していて、それらの周辺を流れる水路ではどこでもザリガニ釣りが楽しめました。そして現代のようなテレビゲームなどがなかった我が夏休みは、当然のようにザリガニ釣りで明け暮れました。
しかし、時代は昭和から平成に移りかわり、そして令和に。気軽にザリガニ釣りができる環境も近所で、というワケにはいかなくなってしまいました。
とはいえ、ちょっと車を走らせればまだまだ田園風景は残されているさいたま市。我が子供たちにザリガニ釣りを体験させるべく、夏の緑区や岩槻区の田んぼの用水路を散策してみると……しっかりザリガニがいることを確認。
今回はそれらのポイントのうち、比較的足場よく、個体数もそれなりに多いさいたま市のポイントに息子と出かけてきました。

ザリガニ釣りの道具
梅雨の合間の休日。ふと思い立って息子と「行ってみようか」ということになり、ありあわせの道具とエサを持って出発。今年初ということで少し心配だったのですが、水路をのぞくとしっかりザリガニがいることが確認できました。息子のはやる気持ちをなだめつつ準備に取り掛かります。
準備といっても道具仕立ては簡単。100均で購入した竹ザオの穂先部(1m弱)にタコイトを介して朱染めしたイカの短冊を括り付けてやったもの。因みにここでのこだわりはタコイトのみ。

イトは見釣りができない深いポイントを狙う場合、ザリガニがエサを持った時にイトがス~ッと動くことが確認できる、白くて浮力があるタコイトを使うようにしています。

あっという間にバケツ一杯!
浅いポイント、深いポイント(といっても30cmくらい)両方にザリガニがいることを確認。水温高く活性も高そうです。どちらでやっても釣れると思いますが、深いポイントで壁に張り付いているザリガニは人の気配を感じると底に逃げてしまうので見釣りは不可。息子は見釣りができる浅いポイントを選択しました。

息子にサオを持たせ釣りをさせると、予想通りザリガニの活性はとても高く、網でアシストする必要なく数を重ねていきます。水深が浅い用水路を足で稼いでザリガニを探し、見つけたら近くにそーっとエサを落としてやればザリガニが寄ってくる、といった具合。

できるだけ大きい、いわゆるマッカチン狙いにもかかわらず、30分足らずでバケツ一杯になりました。網をほとんど使わなかったのでバラシも多くありましたが、「絶対持って帰ってこないで」とママにお灸をすえられている?ので、そこは全く気にしません。

十分に見釣りを楽しんだところで水分取らせ一休み。「一旦バケツを空にして深いポイントも行ってみようか」って提案したのですが……そこは蒸し暑い梅雨の合間、「アイスが食べたい」とのことで早々にリタイア。ま、いいでしょう。

ザリガニ持ち方を指導
せっかくなので、アイスの前にちょっと持ち方を指導。慎重派?の息子に対して「しっかり持てたら買ってやるよ」と条件を突き付けてやらせてみる。
因みに持ち方の正解は「ハサミの付け根付近の甲羅を持つ」。ここをもってやれば、威嚇してザリガニがハサミを上げても指をはさまれることはないので安心です。因みによくある失敗は触覚を持つこと。ハサミが大きいオス、特にマッカチンはハサミが手にとどいてしまって危ないですし、触覚が切れてしまうこともあるのでおすすめできません。

さて息子。悪戦苦闘した挙句、今年も断念。ま、去年と違って今年はトライしただけでもヨシとします。近くのコンビニに寄って帰ることにしましょう。
改めてポイントの紹介
今回行ってみたポイントはさいたま市緑区、浦和競馬の中野田トレーニングセンターと綾瀬川にはさまれた水田地帯の水路。毎年GW明けあたりからポツポツ見られるようになり、夏休みごろに最盛期を迎えます。コンビニも近くにあるのでおすすめのポイントです。
海なし県の埼玉県では、ザリガニ釣りは貴重なアウトドアレジャー。とはいえ、近年猛暑続きの埼玉県でもあります。無理せず楽しんでください。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
▼この釣り場についてさいたま市緑区の水路
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