揖斐川下流域の川岸から、ブッコミ釣りでウナギを狙った。今シーズンは過去3回、川岸からウナギを狙う難しさを実感、その貴重な体験を踏まえた4回目の釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
揖斐川で夜ウナギ狙い
揖斐川下流域の川岸からのブッコミ釣りは、4月24日にウナギを2匹上げた後はなかなかゲットできない。ゲットできたのはマグレ、偶然だったのかと自問自答しながら続けている。
3回の釣行で分かったことは、前日上流で雨が降ると漂流物が多くなって釣りにならない。23日にウナギを釣った場所は漂流物(木片、枝、竹など)が蓄積していて釣りができない。エサのカメジャコは悪天で採取できていないため入手できないなど、川岸でウナギを狙う難しさを認識した。
4度目の揖斐川ウナギ釣行
4回目となる6月中旬は妻と釣行した。カメジャコは購入できなかったため、前回余ったカメジャコを冷凍にしていたのでこれを用いた。
場所は揖斐川下流域の中州。国道23号線と国道1号線の間に釣りやすい川岸があった。場所探しは午後4時から始め、5時には釣り場を決めて準備に取りかかり、5時30分から釣り始めた。

ウナギブッコミ仕掛け
この日もサオは4本出した。オモリは20号を使用し、仕掛けも今までと同じ。

違うのはエサと釣り場所だけだ。しばらく大雨がなかったおかげで 漂流物は少なく、とても釣りやすかった。
川岸には100m置きに釣り人がいる。
ボートや船は8隻くらい。前回ボートに乗せてもらった河端船長も近くで釣っていたそうだ。

本命ウナギ63cmキャッチ
最初のアタリは午後7時ごろ。いきなり大きくサオがしなり、かなりの大物の様子。だがここまで引くのは多分ウナギ以外の魚だろう。ハリスはフロロカーボンライン2.5号なので強引なやり取りができない。おそらく大型のアカエイだと思われるが、ライン切れとなった。
妻が一番左のサオに反応があると教えてくれた。近くにいた私がサオを持ってアワセを入れると、魚が掛かったような手応えがある。魚が必死に泳ぐ動きが伝わってくるが、重量感はない。もしかするとウナギかもしれない。
バラさないよう慎重に魚を寄せてきて魚影を確認すると細長い魚体!!久ぶりの良型ウナギだ。なかなか釣れなかったのでうれしかった。

貴重な1匹は白焼きに
その後はエサが取られるだけでヒットには至らず、午後11時にエサがなくなったので納竿した。
今回は冷凍カメジャコでも釣れるということが分かったので、生きたカメジャコが入手できて余ったら廃棄せずに冷凍しようと思う。これまで釣れなかったことも貴重な経験であり、これらも含めてウナギ釣りのコツをもう少しつかみたいと思った。試してみたいエサがあるため、次回の試行が楽しみだ。
貴重な1匹は妻がうまくさばいた。ウナギをさばくのは今年4匹目となり上達したようだ。白焼きにした後、冷凍保管し、丑(うし)の日にかば焼きにして食べる予定だ。

<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
▼この釣り場について揖斐川
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年7月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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