キス釣りではいろいろなゲストが顔を出す。今回は紀ノ川河口で釣れたキビレで、マヨネーズ焼きを作ったので紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
キス釣りの多彩なゲスト
キスの投げ釣りは、砂浜の数釣り、磯周りや波止からの引き釣り、置きザオでの夜釣り、ルアーロッドなどのチョイ投げと釣り方は広がっているが、キャスターはキスの数や型のことを話題にする。これは当然であるが、砂泥底は魚種が豊富な場所であり、外道が交じることも少なくない。
外道にはガッチョやマゴチ、イシモチ、コトヒキなどの砂泥底の魚、チャリコやチヌ、キビレなどのタイ類、カワハギやガシラなどのほか、シモリの多い深場などでは稀にマダイやスズキなどがくることもある。また、最近少なくなったが、キュウセンの良型なども大型キス狙いなどでは可能性のある外道だ。
6月末の紀ノ川河口への釣行では、30cmのキビレが外道にきた。小ぶりではあるが、魚体が充実していて非常においしそうだった。これをスピード調理できないか、それが今回のレポートである。
釣り場での下処理
今回はキス釣行だったので、そのまま氷を入れたクーラーに保管して持ち帰ったが、可能であれば釣り場で絞めて血抜きをしたほうがいい。
自宅での下処理
キビレは鱗をふき、内臓を取って洗い、水気をよくふき取っておく。できれば釣った日のうちに下処理するほうがいい。
今回は、中型のフライパンで調理するのと、早く火を通したいので、頭も取った。
キビレの簡単マヨネーズ焼き
では、まずは材料から紹介しよう。
材量
・キビレ1匹
・マヨネーズ
・塩こしょう
キビレのマユネーズ焼きレシピ
それでは、いよいよ具体的な調理に入っていこう。
1.下味をつける
キビレ身の片面に包丁目を入れ、塩コショウ(焼き肉用などに市販されているもの)を両面にふる。
2.フライパンの下準備
フライパンの表面を、アルミホイル(くっつきにくいホイル)で覆う。
3.マヨネーズを塗る
アルミホイルで覆ったフライパンの表面にマヨネーズを適量入れて、火をつける(火は弱火)熱伝導が非常にいいので、強火にすると焦げるので注意。
4.キビレを焼く
下味をつけたキビレをフライパンに置き、すぐにふたをする(鍋のフタなど、適当なものでOK)。4~5分で火が通るので、ふたを取ってフライパン返しなどを利用して返し、もう片面を2~3分ふたをして焼く。
5.盛り付け
大皿にとる。付け合わせが必要なら季節の野菜などをそのままで、あるいは軽くゆがいて添える。または魚を調理するときに一緒にフライパンに入れてもいい。今の時期は葉物の野菜が少ないので、豆苗を添えてみた。
調理も片付けも簡単
この料理はフライパンにキビレを入れてから15~20分ほどでできあがる。超簡単調理である。
フライパンにアルミホイルを敷き、マヨネーズの油を利用するのでフライパンの汚れも少なく、後片づけも容易だ。アウトドアなど、手早く魚を調理して食べたい時などには最適の調理法といえるのではないだろうか。
もう少し大きなフライパンがあれば、頭付きのままでえらと内臓をとった魚を使えばより見栄えのいい仕上がりになる。
今回はキビレを使ったが、カスゴやスズキ、イシモチなどでも同じ方法で調理できる。ハーブなどを使えば、ある程度くせのある魚でもおいしく食べられると思う。
調理時の熱伝導が非常にいいためにスピード調理ができるが、調理中にやけどしないように注意が必要である。
<牧野博/TSURINEWSライター>
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