コロナ禍で思うような移動が出来にくい日々だが、いずれ解放された折にはぜひ体験して頂きたい、沖縄でのオススメのフィッシングプランをご案内する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 大野城市・高原稔)
沖縄のオススメフィッシングプラン
沖縄でのオススメのフィッシングプランは、慶良間諸島・座間味島でのボート&カヤックで、SLJ(スーパーライトジギング)やひとつテンヤ釣りを楽しむというもの。
行程は那覇空港から車で約15分の泊港から高速船で1時間、フェリーでは2時間で行ける座間味島。
その座間味港からすぐのホテル「オシアナポートビレッジ座間味」の「釣り人のための特別な宿泊プラン」を利用し、オプションのカヤックやボートフィッシングを楽しむというものだ。
当日のタックル
今年の春、座間味港から船で約20分の航程の慶留間島沖で釣りをしてきた。同行のみっぴさん(秋丸美帆さん、以下みっぴ)はSLJで、私はひとつテンヤでトライと、それぞれ違う釣りでスタートした。

多彩な魚たちがお出迎え
すると早速ハンゴーミーバイ、ナガジューミーバイといった赤い根魚系がぽつぽつとアタってきた。
その後、渡嘉敷島沖へ移動して納竿時間に近くなった時にみっぴのリールからドラグ音が鳴り響いた。ロッドがきれいな弧を描きながら水面に見えて来たのは沖縄の船釣りで人気のターゲット、良型のアカジン(スジアラ)だった。ルアーはSLJでは鉄板の「ソルティガTGベイトSLJ」。
爆釣のカヤックフィッシング
翌日は朝からカヤックフィッシングを開始。みっぴは初カヤックで、私は3回目。利用したカヤックは足漕ぎペダル仕様のため腕の負担が少ない上、足で操船しながら両手が空くことから、釣りには大変適している。
私の方は慣れもあって早々からテンヤ釣りを満喫できたが、みっぴは根掛かりもあって少々苦戦気味。それでもしばらくすると縦横無尽に移動できるようになった。
すると、それまで使っていたジグを替え、更にフォルムが小さい「サムライジグ スロードロップ10g」をセレクトした途端に1投1尾くらいの爆釣劇を披露してくれる。

テンヤ釣りも満喫
私は「紅牙タイテンヤTGSS+エビロック6号」に「カツオのハラモ」や「イカの短冊」をエサにボトムを攻めていたが、嬉しいことに引きが強いタマン(フエフキ)やミミジャー(ヒメフエダイ)とのやり取りを楽しむことができた。

午後からは船釣り
正午、一度座間味港へ戻って昼食と休憩をした後、午後から船からの釣りを開始。
私以外の3人はSLJで、私はひとつテンヤを続けた。4人とも平均してミーバイ系をゲットしていき、同船の仲里さんは「ソルティガCVジグSLJ」という小さいフォルムのジグをボトム付近で全く動かさない釣り方でコンスタントに釣り上げていくのには驚きだった。

泳がせで10kgアーラミーバイ
夕方、みっぴに釣れたアジ系(?)の魚を見た船長が「それを泳がせよう」と自らのタックルにセットし、みっぴがいざ投入。すると、すぐさま前アタリがあったかと思った瞬間に一気にロッドが水面に突き刺さった途端、何もなすすべもなくラインブレイク。船長いわく「あの引き方は20~30kgクラスじゃないかな?」とのこと。
それを見ていた沖縄の釣具店フィッシングステップさんのスタッフ仲地さんが、活かしていたムルー(フエフキダイ科)を自前のタックルにセットして泳がせ釣りを開始すると、ほどなくして再び海面に突き刺さるアタリが!渾身のやり取りには船上に声援が飛び、遂に船長がギャフでそのバトルに終止符を打った。約10kgのアーラミーバイを釣り上げた。

沖縄のボート&カヤックを満喫
一日半の間にアカジン、タマン、アーラミーバイと、沖縄での人気の魚種を見ることができ、本当に満喫した時間となった。
さらに釣った魚はホテルで調理もして頂けたり、部屋にはライン巻き替えの高速器具まで揃っていたりと、まさに「釣り人のための特別な宿泊プラン」だった。
ホテルのスタッフの方は大変親切で、話しかけやすい雰囲気を醸しだしており、また、船の船長は若く、とても優しく頼りにもなる船長だった。一日でも早く、このコロナ禍が終始することを願いつつ、この釣りプランを楽しんで頂けたらと思っている。

<週刊つりニュース西部版 大野城市・高原稔/TSURINEWS編>
▼この釣り船についてオシアナポートビレッジ座間味
この記事は『週刊つりニュース西部版』2021年7月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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