三重県四日市市楠漁港から遊漁船で、人気の伊勢湾のキス狙い釣行した。当日は全体的に良型のキスを主体に、ゲストもにぎやかな釣果となった。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

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伊勢湾で船キス釣り

「キスの船釣り絶好調」との情報を目にし、各漁船のブログを確認していると、週末は予約がいっぱいで大人気だ。しかし「明日31日の午後便キャンセル空き1名」の文字が飛び込んできた。すぐに三重県四日市市楠漁港の遊漁船に連絡して予約完了、ラッキー♪

7月31日の午前中に準備。すぐにサオが出せるようにキスザオにリールをセットして、ミチイトにガイドを通す。名古屋テンビンをスナップサルカンでミチイトにワンタッチ装着する。

船キス釣りで20cm頭に本命60匹 アジ・サバ・ギマとゲストも賑やか
当日のキス釣り仕掛け(作図:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

メゴチバサミ、プライヤー、仕掛けやテンビン、オモリの予備、手拭き用タオル、釣り用キャップ、エサ箱などをバッカンに整理して入れる。

昼食兼朝食を済ませ、クーラーボックスに氷とたっぷりの飲み物を入れて出発。楠漁港には午前11時30分に到着。乗船場にはすでに釣り人が集まっていた。船長にあいさつして乗船名簿に記入する。親子連れとカップル合わせて8人の乗船だ。釣り座は予約順で私は空いていたトモ側の左舷に入った。

受け取ったエサのイシゴカイを持参した2つのエサ箱に移し替える。

暑いのでビニールパックに入ったままのイシゴカイは弱りやすい、半分ずつ木のエサ箱に移して日陰に置いて、もう1個はクーラーボックスに入れておくと元気なイシゴカイが使える。午前中に準備したおかげでサオを出してオモリ10号と市販の仕掛けを付けるだけ。

良型主体でキス連発

正午に出船となった。楠港の目の前のポイントでアッという間に到着。他のキス遊漁船も集まっている。西の空に暗雲が広がり最近の不安定な天候を心配するなか「水深3m、ハイどうぞ」の合図で開始。

イシゴカイをカットしてハリに刺し、軽く前方にチョイ投げする。オモリが着底したらイトフケを取って、リールを少し巻いてストップ。サビいてアタリを待つ。

1投目から周りは良型のキスがヒット。私はプルプルとサオ先にアタリが出たもののエサだけ取られた。

ようやく4投目にブルブルとサオ先が引き込まれるアタリで、良型のキスをゲット。プルプルのアタリに少し送り込むと小型キスがハリ掛かりするようになった。

しかし全体的には良型のキスが多くてうれしい。

ゲストも多彩でにぎやか

いつの間にか心配していた暗雲も消えて暑くなる。トモ側は日よけが付いているのでちょっと涼しいが、水分補給をしっかりしながら釣りに集中する。キスのダブルヒットもあり数を伸ばしていく。そのうち小さいメゴチ、サバ、アジ、フグのゲストも登場して船中はにぎやかになった。

潮と風の影響で仕掛けが前方に流れたり船底に潜り込んだりするので、右舷と左舷で平等に釣れるように船長も流すたびに船の向きを変えてくれる。

サプライズはギューン、ギューンとサオを曲げる強い引きでギマがヒット。立つギマをみんなで撮影してなごやかムード。

船キス釣りで20cm頭に本命60匹 アジ・サバ・ギマとゲストも賑やか
ギマも登場した(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

最終釣果

楽しい時間を満喫して、午後4時に沖上がりタイムとなった。

当日キープしたのはキス13~20cm60匹と25cmのギマ1匹。今が産卵期のキスは抱卵していて1匹から取れる魚卵は少し、だけど大漁だから魚卵もいっぱい。

船キス釣りで20cm頭に本命60匹 アジ・サバ・ギマとゲストも賑やか
抱卵した個体が多かった(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

夕食には定番のキスの天ぷらと魚卵の煮つけでビールがうまい。釣り人の特権を大いに満喫しておなかもいっぱい。

明日は塩焼き、刺し身、カルパッチョもいいなぁ~。またビールを飲み過ぎてしまう。

船キス釣りで20cm頭に本命60匹 アジ・サバ・ギマとゲストも賑やか
キスの天ぷら(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>

▼この出船場所について
四日市市・楠漁港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年8月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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