今回はレイクジギングでのアシストフックのセッティングを考えます。小型ジグゆえのフック絡み対策なども紹介するので、ぜひ参考にレイクジギングに挑戦してください。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
レイクジギングのアシストフック
湖でのジギングも海のジギングと同様にアシストフックのセッティングはとても大切な要素です。頻繁にアタリがあっても、ハリに掛からなければどうにもなりません。
実際にアタリの数は同じでも、ハリ掛かりしてキャッチできるかどうか?はアシストフックの設定でかなり変わってきます。レイクジギングは使用するジグが小型なためにセッティングは難しいところもあります。
アシストフックは流用か自作か
現在、レイクジギング用の完成品アシストフックは発売されていません。市販の完成品アシストフックを選ぶとすれば、SLJ(スーパーライトジギング)用などに使える商品があるかもしれません。
私はアシストフックは自作しています。レイクジギングでは大型のトラウトがターゲットですので、フックはファインワイヤーのモノを選んで制作しています。バスフィッシング用のフィネスフックなど、用途以外の商品でアシストフック用に使えるものも沢山あります。

私が使用しているのは、パワーワッキー1/0 2/0、ワーム329ハンガーHD1/0 2/0など。これらを使用してレイクジギング用のアシストフックを制作しています。
通常のスロー系スタイルのダブルフックタイプでジグの大きさに合わせてアシストラインは短く制作しています。
細軸のフックでOK
私のレイクジギングのタックルバランスは、メインラインのPEライン0.6号を基準にバランスさせていますので、アシストフックは細軸のフックを使用します。
細軸でも、シッカリとフッキングすればカンタンにはフックが伸ばされることはありません。細軸のハリは軽く魚への絡みも良くて刺さりも速いように感じます。
ジグの大きさが小さいために、前後にアシストフックを装着するスロー系スタイルだと前後のフック絡みが気になりますが、アシストラインを短くして極力、フック同士が交差しない様に設定して、フック絡みをなくしています。
フックセッティングについて
小さいジグを使うことの多いレイクジギングですが、ジグの長さが短いためにフロント、リヤの前後アシストフック装着は難しいかもしれません。フック絡みを防止するために、フロント側のみアシストフックを取り付けて釣りをしているアングラーもいます。
イワナやサクラマスのジグへのアタックはジャレつくようなバイトが多いので、バイトがあっても乗らないことも多いです。活性が低い場面では、なかなかハリ掛かりしないことも多いですので、やはり、アシストフックは前後に取り付ける方がフッキングに至る可能性は高いと思います。
フック絡み解消術
どうしても、前後のフックが干渉してしまう場合、私はフロント側のフックをスイベルに接続し、リヤフックとの間隔をとるようにしています。多少、強めのアクションをジグに与えても、これまでに前後のアシストフック絡みは1度もありませんでした。

ハリ数が多い事で、魚の寄り付きからハリ掛かりまでの時間が短くなります。ハリは全てバーブを潰して使っています。キャッチ後の素早いハリ外しが可能ですので、リリースもスムーズにできます。魚へのダメージも少なくなりますので、リリースするならバーブレスフックの使用をお勧めします。
<堀籠賢志/TSURINEWSライター>
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