大潮。大分市の弁天港から村山船長のマーキュリー号で5号地沖へタイラバに出撃。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・甲斐英一郎)
弁天港発でタイラバ
11月6日、大潮。午前6時30分前、大分市・弁天港に行くと村山船長がマーキュリー号に乗って出船準備をしていた。船首の黄色いロープを私が外していよいよ出船。波も穏やかに見えて釣りびよりと思われるが、港内の船はほとんど出ていない様子。
6時30分に出船し、河口に出ると穏やかに見えた波は、じつはウネっていた。船長のマーキュリー号は波を切るのではなく、波に任せながらゆっくり5号地沖へと進む。
5号地テトラでは3人ほど釣り人の姿が見られた。そこを背にして水深40mの場所からドテラ流しでどちらの方向に流れるか2人で試してみることにした。
船酔いしつつ着底&巻き上げ
ウネった波が沖から向かってくるため結構揺れる。あまりにも揺れ続け気分が悪くなってきた。船は岸に向けてゆっくり流れていく。
やがて水深31m地点で魚探に少し反応が出たようで、底付近に魚影らしきものが見えるとのこと。ひたすら着底とただ巻きを繰り返す。
船長のタイラバは、鯛乃実80g(シルバーピンク)に紅牙のネクタイを装着している。私は、純正の鯛乃実80g(シルバーピンク)を使う。
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時合い突入で船長に青物
ここで船長にアタリがでたが、上がっていたのはシロサバフグ。次も船長にアタリがあり、20cmのマダイが釣れた。
時合いなのか、今度は底付近で大きなアタリ。ドラグ音が響いてラインが出され続け止まらない。リールのカウンターを見ていると6mまで寄せたのに、また13mくらいまで一気に出される。
4、5回の締め込みの後、やっと上がってきたのは青物で計測すると73cmの大物。私がタモで頭からすくったが半分しか入らない。
船長は尾ビレをつかみ、やっとの思いで船に引き上げた。青物の重さは3.5kgもあり、持って帰る時には20Lのクーラーから体の3分の1が露出した状態。
75cm大ダイ浮上
さて、同じような仕掛けの私にも何かこないと、また寂しい思いを抱えて帰らねばならない。
私にもついに待望のアタリがでたが、リールは鳴り続け、サオはしなりっぱなし。久々の大物の予感。サオはチャンネルマークⅡ(2.7m)、リールはグラップラーCT150XGとして青物の引きに十分対応できるものとしていた。
主導権はこちらが握り、トルクを効かせながらゆっくり着実に巻き上げていった。目の前に現れたのは、なんと70cmはあろうかという大ダイ。船長がタモですくってくれたが、これも体が半分くらいしか収まらない。尾ビレをつかんで船上へ引き上げてくれた。
計測すると75cm、計量では5kgあった。どデカい。「やったやった」と、久々に手放しで喜んだ。
<週刊つりニュース西部版APC・甲斐英一郎/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2021年11月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post ボートタイラバゲームで75cm大型マダイ 好ゲストに73cm青物も登場 first appeared on TSURINEWS.
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