釣りは魚が釣れるとそれだけで楽しい。特に河川のシーバス釣りにおいては、ゲストと呼ばれる魚にけっこう遭遇する。

そこで今回は、そんな魅力溢れるゲスト達をシーバス釣りから紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

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シーバス釣りのゲスト達

シーバス釣りをされる方はすでに海や河川の環境の変化に気が付いていると思うが、ここ数年クロダイやキビレの数が増えているように思う。特に東京湾に注ぐ中小河川では、目に見えて増えているように思う。

その他、マゴチやメッキ、キュウリウオなど、お馴染みのゲストから珍しいゲストまで、明らかに数年前とは釣れる季節や魚の種類がかわってきている。そういったポイントや環境、釣れる魚の変化に注目してみるのも奥が深くて面白い。

それではシーバスのルアーフィッシングで釣れる多彩なゲストの一部を、河川の釣りを中心に紹介しよう。

クロダイ・キビレ

クロダイもキビレも似たような場所に生息している。その共通点は、「カニ」だ。カニが多く生息している河川には、クロダイやキビレが多い。さらに、岩や障害物が混在している川底ならば、文句なしで好ポイントと言える。

シーバス釣りで登場する愉快なゲスト達7選 本命釣れない時の癒しにも?
キビレ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

夏場が釣りやすいが、最近は温暖化の影響か?秋が深まっても釣れる。根掛かりは多くなるが、バイブレーションやワームで障害物周りを探るといい。

ナイトゲームでは、フローティングミノーなどの水面系のルアーに反応がいい。

シーバス釣りで登場する愉快なゲスト達7選 本命釣れない時の癒しにも?
クロダイ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

メッキ

東京湾に注ぐ河川にも少ないながらもメッキはいる。温排水の流れ出すような工場地帯のポイントならば冬場でも釣れるが、数が少ない。

ベイトの多い河川で、やはり季節は夏場に釣れる。

小型のバイブレーションでもいいが、フローティングミノーにも反応がいい。東京湾奥の河川では、シーバスのゲストとしては意外にも珍しい。

シーバス釣りで登場する愉快なゲスト達7選 本命釣れない時の癒しにも?
メッキ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

マゴチ

シーバス釣りではおなじみのゲストになりつつあるマゴチは、近年東京湾に注ぐ小河川でもけっこう釣れるゲストの一つだ。しかも陸っぱりで釣れるから面白い。砂地よりも流れが速く、岩や障害物の多い所を好む。つまり、砂地と根が入り混じった場所がマゴチの好ポイントと言える。

小魚やカニなど、何でも食べるところはシーバスと同じだ。バイブレーションの底引きでもいいが、ジグヘッドにワームで、リフト&フォールの誘いでもいい。

シーバス釣りで登場する愉快なゲスト達7選 本命釣れない時の癒しにも?
マゴチ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

ボラ

ボラはけっこうルアーへの反応がいいゲストだ。引っ掛かるのではなく、ちゃんと口に掛かるから面白い。

特に冬の河川に入るボラは大型が多く、時にその引きは強烈でシーバス以上にスリリングだ。バチ抜けの細身のルアーや、小型のシンキングペンシルへの反応がよく、シーバス釣りの思わぬゲストとして、十分楽しませてくれる。

シーバス釣りで登場する愉快なゲスト達7選 本命釣れない時の癒しにも?
ボラ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)


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ナマズ

シーバス釣りのゲストとしてはこちらもけっこうお馴染みで、河口と言うよりは上流の淡水域に近い場所がよく、アシや障害物周りなどに潜み、昼間でもよく釣れる。

水温が上昇し始める4月くらいから活発にエサを追う。

主に小魚やエビなどを食べるが、シーバス用のルアーにもよく反応する。ラトル入りのバイブレーションや、フローティングミノーなどで釣ると面白い。

シーバス釣りで登場する愉快なゲスト達7選 本命釣れない時の癒しにも?
ナマズ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

キュウリウオ

非常に珍しいゲストだが、近年東京湾に注ぐ河川を中心に釣れている。寒い地域の魚だが、夏から秋にかけて、小河川で大量に釣れる。ルアー、特に水面系のルアーへの反応がよく、シーバスよりも先に釣れてしまうぐらいだ。

釣り上げると、かすかに青臭いと言うか、すがすがしい匂いがするのが特徴で、鱗は剥げやすい。残念ながら食べたことはないが、美味しい魚のようなので、専門に狙ってみても面白い。

シーバス釣りで登場する愉快なゲスト達7選 本命釣れない時の癒しにも?
キュウリウオ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

マルタウグイ

主に春の産卵期に川へ入るが、東京湾に注ぐ河川では、早ければ年明けごろから釣れる。しかも大型で、引きも強い。小魚やゴカイ、イソメ、海藻や藻、プランクトンなど、こちらも雑食だ。

小型のシンキングペンシルやミノーにも反応がよく、低水温にも強い。ボラと同じで、バチ抜けのゲストとして楽しませてくれる。

シーバス釣りで登場する愉快なゲスト達7選 本命釣れない時の癒しにも?
マルタウグイ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

ゲスト釣りの楽しみ方

いかがだっただろうか?ここでは河川のシーバス釣りのゲストを少し紹介したが、この他にも楽しめるゲストは沢山存在する。

ゲストとは言え、時に本命を凌ぐ嬉しさや楽しさがある。

何が釣れるかわからない、あのドキドキ感は、ゲストあってのものとも言える。それはシーバスフィッシングでも同じだ。

シーバスが釣れなくてもクロダイをはじめ、大型のゲストが釣れればそれなりに満足がいく釣行になるのではないかと思う。また、ゲストを釣ることによって、そのポイントの環境や地形など、重要な情報を得ることも可能だろう。

本命に狙いを定めて釣る釣りも楽しいが、ゲストを含めて本命を狙う釣りも、ルアーの選択や釣り方などの幅が広がって楽しめるのではないかと思う。


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<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

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