今回はアナゴの白焼きと天ぷらを作ります。初めてアナゴをさばきましたが美味しくできました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターてる)
アナゴは噛む?
まず、噛まれないことが大事です。他の魚より歯が鋭く気性が荒いのでハリを外そうと口元に手を持っていくと暴れて噛まれることがあります。血が出るほどスパッと傷になるので気をつけましょう。
怖かったりハリも外せなければ糸ごと切します。もうその仕掛けは替えるので長めに糸を切っておくと掴めるしいい感じです。
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釣り場での下処理
出来れば血抜きを早くしたいです。うなじを切ってバケツに入れておくのですが、暴れますしヌルヌルするし、バケツも持ってない方もいますよね?
バケツで血抜きの際は、絶対他の魚を入れてはダメです。粘膜で他の魚が死にますし、粘膜と血に毒があるので刺し身にしたい魚と一緒にしたくないです……。
毒について
粘膜と血に毒があります。手に傷があると腫れることもあるらしいので扱いには気を付けてください。死人の報告もないですしきちんと加熱すれば問題ないので、しっかり加熱して食べましょう!
釣れたら帰るがベター?
その場で血抜きはハードルが高いので出来なければ早く帰れば問題なしです。さばくまでに時間がかかるならやっておきたいですが……!私は近い釣り場なのでいい感じに釣れたらもう帰ります。帰宅後でも釣れてから3時間は経ってましたがキレイに血抜きできました。
アナゴはジップロックに入れてクーラーボックスで持ち帰りましょう。他の魚に混ぜないことが重要です!アナゴは粘膜、血に毒がありますから出来れば他の魚と分けてあげてください。
釣り場には数枚ジップロックを持っていっておくと便利です。
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自宅での下処理
釣り場でできなければ血抜きをします!うなじを切って水に浸けます。振ると血が出るのが早くなります。米研ぎのように何度も水を変えて血が出なくなるまで繰り返します。

次にヌメリ取りのためお酢につけます。

30分以上つけました。粘膜の全体が白くなったらオッケーです!次にヌメリを包丁の背で削ぎます。爪でも剥げます。

アナゴのさばき方
ついにさばいていきます。まずはぶつ切りにして内臓をとります。3分割がわかりやすいです。

次に背開きにしていきます。骨の形に沿って切っていきます。

下図のように切っていけば簡単にさばけます。

白焼き
開いたアナゴに塩をふり、魚焼きグリルで9分ほど焼きます。このときにそのまま焼いもいいですがまっすぐにしたい場合は串を打ってください。(うなぎの蒲焼のあれです!)火加減は中火、皮目は強めに設定します。
皮に臭みがあるので皮をカリッと焼くのがコツです。焼き目がついてない場合は少しずつ焼き時間を増やしてください。

そのまま食べても美味しいです!もし臭みが出た場合はネギなど薬味で調整してください。
天ぷら
塩を少々、小麦粉を軽くふります。小麦粉を振りすぎるとモゴモゴして不味くなるので絶対に薄くしましょう。小麦粉は油が跳ねないよう、衣が取れないにしてくれます(なくても美味しいのは美味しいです笑)。薄く振るために使っている日清の商品。ツナギの小麦粉を振りすぎると小麦粉が生やけになりやすいので気を付けてください。

あとは天ぷら粉をつけて揚げるのみ!おすすめの天ぷら粉も日清さんです。水で溶かすだけで美味しいです。

油の温度は180℃がいいです。コンロで温度設定ができる場合は良いんですがない場合は衣を少し入れてジュワッてなったらいい感じです。見た目を良くしたい場合は爪楊枝で伸ばすと良いです。揚がったあとに爪楊枝はとります。油から上げるタイミングは衣がカリッとすればOKです。
めんつゆで食べるのがおすすめです!
骨せんべい
骨も捨てずにそのまま素揚げにしましょう。本当にそのまま油に入れるだけです。こんがりしたら出来上がりです。熱いうちに塩を振ると最高なおつまみです。

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<てる/TSURINEWSライター>
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