かねてから計画していた沖縄遠征。まだ見たこともない南国の魚との出会いを楽しみに、1月8日の初日は石垣島へ向かった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・丸山敬太)
沖堤防で釣り
遠征初日となる1月8日は船ではなく沖堤防へ渡る。午前6時に集合し、出船して沖堤防へは5分ほどで到着した。
歩いて堤防北側の赤灯台周辺のポイントに入った。沖堤防全体を見ると、内側は一定間隔でテトラが少し入っており、沖側は一面テトラだった。

水深は足元で7~10mほどで、少し投げても15mほど。足元から20m先ぐらいまでは基礎が入っており、根掛かりが多かったがその分カケアガリになっているため魚は多い。
打ち込み釣りで探る
今回の釣り方は打ち込み釣りと胴つき仕掛けでの探り釣りがメイン。打ち込み釣りとは、遊動パイプテンビンにスイベル、ハリス50cm~1m、ハリだけのシンプルな仕掛けで、沖縄では定番の釣り方だ。
タックルは大型用磯ザオ10~12号、リールは14000~20000番、ラインはPEライン6~8号、リーダー30~50号、ハリス30~50号、ハリはタマンスペシャル20~24号と伊勢尼18~25号、オモリは20~60号を水深や流れに合わせて使用した。
打ち込み釣りはタマン(フエフキダイ)や大型のミーバイ(ハタの仲間)をターゲットにしているので、仕掛けは太めのものを使用する。

エサはとにかく現地のエサが良く、胴つき仕掛けやサビキで釣れるグルクン、アイゴ、ダツ、オジサンなど釣れる魚なら何でもいい。大きいものはぶつ切りにして使う。釣具店では島産のタコも売られていた。
胴つき仕掛けで連発
午前6時すぎに釣りスタート。沖向きに打ち込み仕掛けを投げて置きザオにし、待っている間に内向きで胴つき仕掛けで探っていく。

開始早々にアタリがあり、胴つき仕掛けで小型のフエフキダイの仲間やオヤビッチャが入れ食いになった。2匹同時ヒットなんてこともザラで、魚影はすこぶる濃そうだ。ただこれらはエサ取りで、エサのオキアミや練りエサがすぐに取られてしまう。
カラフルな魚が次々と

現地で同行者が釣ったアオリイカを切り身にして使うとこれが正解で、小型のミーバイ(ハタ類)やモンガラハギ、カスミアジが次々に釣れた。

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40cmフエフキダイ登場
そうこうしているうちに、沖向きに投げておいた打ち込みのサオにアタリが。しっかり食い込んだタイミングでアワせるとヒット。ほどよい重量感で上がってきたのは、本命フエフキダイの仲間で、キツネフエフキと呼ばれる魚だ。大きさは約40cm。エサはこれも現地で釣ったアオリイカだ。
その後胴つきは引き続きの絶好調に釣れまくる。打ち込み仕掛けはたまにアタリがあるものの、なかなか食い込まないという状況が続く。

謎の大物もヒット
終了間際に打ち込み仕掛けに大型の魚が掛かったが、根に潜られてしまい残念ながら姿を見ることはできなかった。沖縄は根やサンゴが多く、このように潜られることが多いらしい。

沖縄の釣り方はシンプルな釣り方だが奥が深く、現地ならではの釣り方を学ぶことができたのでとてもいい釣行だった。最後釣り上げられなかったのは悔しかったが、必ずリベンジに行きたい。
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<週刊つりニュース中部版APC・丸山敬太/TSURINEWS編>
▼この釣り場について石垣島の沖堤防
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年2月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 石垣島遠征釣行で南国らしい魚と対面 沖堤防で打ち込みと胴つき堪能 first appeared on TSURINEWS.