ウキフカセ釣りは様々な小物が必要な釣りです。中には初心者には「何に使うの?」と感じるものも。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
ウキストッパー
ウキを使う釣りでお馴染みのアイテムと言えばやはりウキストッパーではないでしょうか。からまん棒やゴムクッションの名称も有名で、ウキの下に装着して使用します。

ウキストッパーはフカセ釣りでも欠かせないアイテムで、筆者は紛失に備えて小物ケースの中に予備を多めに用意しておくほどです。
ウキストッパーの役割
フカセ釣りでのウキストッパーの役割は、
(1)道糸やハリスの絡み防止
(2)道糸とハリスの結束部保護
(3)ウキがハリスまで落ちないようにする(直結の場合)
(4)仕掛けの入り具合の確認
の、主に4つが挙げられます。もしゴムクッションを装着せずに釣りをした場合、ウキが上下に動き回ることで仕掛けが絡みやすくなるだけでなく、ウキがハリスとの結束部に当たることでダメージが入り、瞬間的な負荷でラインが切れてしまうことも。
仕掛けの保護やトラブル防止の視点からもウキストッパーは重要アイテムです。
潮受けゴム
フカセ釣りではウキストッパーの上側を潮受けゴムに付け替えると快適です。潮受けゴムはウキストッパーの形状を派生させた便利アイテムで、上側のゴムが三角錐の形状になっています。下側のゴムと装着に必要なピンは通常のウキストッパーと共通なので装着方法も全く一緒です。

潮受けゴムは釣具店のフカセ釣りコーナーで入手できます。
メリット
通常のウキストッパーから付け替えるメリットは主に3つ。
1つ目は名称の通り、仕掛けを潮流に乗せる効果です。使用時には富士山を逆さまにしたような逆三角錐状態になるため、仕掛けが潮流を捉えやすくなります。
2つ目は仕掛けの馴染ませやすさです。
3つ目は水中での視認性です。フカセ釣りでは仕掛け投入後にウキストッパーの沈み方を見て仕掛けが絡んでいないか確認するほか、軽い仕掛けでは入り具合や沈む速さの目安にします。表面積の大きい潮受けゴム部分があると陸上からの視認性が上がるのでとても便利です。
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潮受けゴムの使いどころ
潮受けゴムの使いどころを解説しましょう。
二枚潮
クロダイ(チヌ)狙いの釣り場で多い二枚潮。上層と底付近で潮の流れ方が異なるため、重めの仕掛けでも上潮に引っ張られてさしエサが浮き上がってしまうことも。そんな時に潮受けゴムがあると本命の底潮をつかんでくれるので上潮の影響を軽減できます。
全遊動仕掛け
ウキ止めを付けない全遊動仕掛けでは、軽い仕掛けを狙いのタナまで入れやすくするために潮受けゴムを使用する場合が多いです。仕掛けが入っているかどうかは潮受けゴムの動きで確認するので、他の仕掛けと比較しても潮受けゴムが特に重要な役割を担っています。
潮が緩いとき
潮の流れが緩すぎると仕掛けが流れにくく、重めの仕掛けを使っている場合はほとんど流れずに仕掛けが立ちすぎてしまうことも。そんな状況でも潮受けゴムがあるとわずかな流れを捉えてくれるので重めの仕掛けでもブレーキが掛かりにくく仕掛けが流れてくれます。
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<杉本隼一/TSURINEWSライター>
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