お勧め渓流釣り場として、今回は吉田川中流部の下津原エン堤下流のポイントを紹介したい。 このポイントは毎年必ずサオを出すポイントで、ポイント選びが難しいと言われる吉田川でもある程度楽しめるポイントだと思っている。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

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下津原エン堤直下

吉田川は長良川の一大支流だ。郡上八幡の城下町を流れ、長良川本流へ合流する。吉田川から水を取り入れている島谷用水は郡上八幡の町中へ水路を伝って流れ、古くから防水目的だけでなく生活用水としても活用されて、独自の水文化を育んできた。また春は渓流釣り、夏はアユ釣りが盛んに行われ地元に親しまれている川だ。

2022年渓流釣り場紹介:岐阜・吉田川 下津原エン堤下流が狙い目
ポイント概況図(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

今回は吉田川中流部の下津原エン堤下流のポイントを紹介したい。 このポイントは毎年必ずサオを出すポイントで、ポイント選びが難しいと言われる吉田川でもある程度楽しめるポイントだと思っている。

駐車スペース

まずこのポイントの駐車スペースを紹介したい。下津原エン堤右岸の入川口に、車1台置ける駐車スペースがある。県道からは見えにくい場所にあるので、分かりにくいのが難点。

もうひとつの駐車スペースは、下津原口バス停下流に、山側に入る細い道の入り口付近に駐車スペースがある。バス停の狭い待避所は駐禁になる。またバス停の近くに入川口がありここに広場があるが、ここは私有地なのでご注意を。

まずはバス停近くの入川口から釣り上る。バス停下流に淵があるが、右岸からだとよほどの渇水でない限りサオは出しにくい。

ポイント解説

入川口辺りにいきなり瀬が現れる。平水か渇水なら攻めやすいが、少しでも高水だとポイントがない。瀬の落ち込みは増水でもポイントがあるので、サオは出しておきたい。

私自身この瀬落ちで釣れた経験はあまりない。入川口より上流は同じく瀬が続くが、変化があるので面白い。案外手前で釣れるので手前からじっくり攻めたい。 瀬より上流には大きな中洲があり、流れが二股に分かれる。左岸は川幅が狭くなり瀬が荒いので、渇水時にサオを出したい。

右岸は川幅が広くなり釣りやすい。まず淵がある。この淵はじっくり探れば数が出るので、立ち位置を微妙に変えながら探っていく。淵上流に緩やかな段々瀬が続く。ここが本命。

条件が良ければここだけで数釣りが可能。ただし思うことは皆一緒なので、早いもの勝ちの感はある。

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下津原エン堤下流の様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

釣り上ると再び流れが1つになり、深トロになる。ここも条件次第では数が釣れるが、透明度の高い吉田川では難易度が高い。ちょうど身を隠せる岩があるので、「石化け木化け」の精神で静かに釣りたい。 そして大本命の下津原エン堤直下。エン堤の流れ落ちはここも手前が有望ポイント。そして高水時には思わぬ大物が釣れることがあるので、高水時の細イトは禁物だ。

タックルとエサ

このポイントのタックルはサオ6m、水中イトは平水~渇水ならフロロカーボンライン0.15~0.175号。増水時は北越の第4のフロロ調渓流ライン0.15号を選択する。

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タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

エサは初期はイクラ、キンパク。最盛期はヒラタだ。

吉田川は景色も良く、釣れるアマゴはきれいで食べても美味。釣行の際は、コロナ対策も忘れずに。


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<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
吉田川
問い合わせ:清水釣具店 TEL=0575(65)4740
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年2月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 2022年渓流釣り場紹介:岐阜・吉田川 下津原エン堤下流が狙い目 first appeared on TSURINEWS.
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