静岡県磐田市福田港の遊漁船へテンビン仕掛けを使ったタチウオ釣りに行ってきた。難しい冬パターンに翻弄される場面もあったが、持ち帰りは14匹。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・幡野晃彦)
船でのエサタチウオ釣り
3月4日、静岡県磐田市福田港の遊漁船へタチウオ釣りに行ってきた。地元愛知では時季外れだが、ここでは盛期とはいかないまでもそこそこ釣れる。タチウオ釣りは午前10時からなので午前9時集合。そろい次第出港で当日は顔なじみばかりの5人乗合。
ゆっくり走って天竜沖に到着した。無風で波もなく絶好の釣り日和だ。ヒートテックを着ていたので汗ばみ少々暑い。
タックル&仕掛け
私は7対3調子の安価なグラスロッド2mに、リールはフォースマスター1000、PEライン2号、テンビン、水中ライト、ハリスは16号3m2本バリ、オモリは120号。
エサは冷凍サンマの切り身、水中ライトは16cmと長いものを使っている。この長さがタチウオには効いているようだ。
ハリに付けるタコベイトは緑、赤、グローなどが定番だが、私は何でも釣れると思う。好みで白を使っても釣果はあった。

1時間たっても無反応
午前10時になって釣りスタート。水深は約120mで、船長からどのタナまでを探るか指示がある。
食いがいいときは仕掛けがなじむまでに食っていることがあるが、ナントこの日は1時間たっても誰も釣っていない。こんなことは今までなく「今日はボウズか」と弱音が出る。
違和感捉え指4本級
場所移動を繰り返しながら、ようやくロッドの先に違和感。チョコンと小さなアタリを見逃さなかった。
すぐにロッドを手持ちにして、食いやすいように柔らかな誘いで、ロッドを持ち上げたり降ろしたりしてようやくハリ掛かり。後はロッドキーパーに置いて高速巻き上げ。
待ちに待ったレギュラーサイズの4本指ゲット。船長も飛び出してきて写真をパチリ。うれしい。待望のアタリだったので、肝心なカウンターの数字を見る余裕がなかった。

難しい冬パターンに翻弄
次もまた底から探って、アタったタナをカウンターで確認。タチウオの方から勝手に食ってくれないから難しい。
どの段階でアワセを入れたらいいのか迷い、揚げ句の果てにはアワセを入れられず、10mまで誘い上げて終わってしまうなんてことも度々。決定的な食い込みがない冬のパターンだ。これがタチウオ釣りにはまってしまう面白いところだ。
最終釣果
終了時間の午後2時半を迎え、釣果写真を1枚撮って片付けに入った。ここのタチウオ釣りは例年6月スタートだが、この調子でいくとオフはなしで釣れ続くかもしれない。
3本指3匹は幸運にも口に掛かってリリースでき、持ち帰りは14匹でこの時期の私としては満足だ。翌日さばいて太い所はぶつ切りにしてお裾分け。尻尾の細い貧弱な部分は私の取り分、3枚にしてみりん干しと昆布だしのつゆに漬け込んでおいしくいただいた。
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<週刊つりニュース中部版APC・幡野晃彦/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年3月18日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 船テンビンタチウオ釣りで14匹 アワセどころ難しい冬パターンに苦戦 first appeared on TSURINEWS.