神奈川県金沢漁港の忠彦丸から、1日ライトウィリー五目釣りに出かけた。当日は片舷13人乗船の満船で出航。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター灰野広武)
1日ライトウィリー五目釣り
釣り仲間と忠彦丸から1日ライトウィリー五目船に行ってきた。このごろ釣れているメダイが目当てだ。ポイントまで約1時間半、東京湾口の洲崎沖まで遠征する。
水深は最大100m前後とコマセ釣りにしては深場を狙うこととなる。

タナ合わせが重要
この釣りはタナ合わせが非常に重要。1mのズレが釣果をかえることもある。そのためカウンター付きのリールでも最初の1投目はミチイトの色で合わせた方が無難だ。
指示ダナはビシ位置
船長からの指示ダナはビシの位置となる。コマセと仕掛けを同調させるために指示ダナより3~5m余分に落とし、シャクリ上げたところで合わせるのが基本動作となる。この時必要以上に落とすと魚を散らしてしまうことがあるため注意しよう。
誘いについてはタナさえ合わせていればそのまま待ちで問題ない。ただしアタリがない場合は少しタナをかえてみたり、エサを動かすのが有効なこともある。
タックルと仕掛け

ロッド:ライトゲームBB モデラート type73 H225
リール:フォースマスター800
ミチイト:タナトル8 PEライン2号
仕掛け:ハリス3号3m3本バリ、大物に備えて2mm1mのクッションゴムを使用
ビシ:60号
満船でオマツリ多発
この日は満船。更にはサバの回遊もありオマツリが多発してしまう状況。ハリスを短くしたりハリの本数を減らすことで多少はマシになるものの、どんなに慣れた人でも完全に防ぐのは難しい。
特に複雑に絡まってしまった場合は仕掛けを解くのに時間がかかりチャンスを逃すことになりかねない。仕掛けを切ることで解けそうな場合は、諦めて新しいものに変えた方がいい。そのため仕掛けは多めに用意しておきたい。もしもの時は船上で購入も可能だ。
そのような状況の中、サバを回避できた釣り友には1投目からメダイがヒットした。これを見てハリスを4号に上げて備えるも、結局サバの猛攻に対応できず移動となってしまった。

筆者にも本命メダイ
続いてのポイントは少し浅くなり60~70m。しかしここでもすぐにサバが回ってきてしまい厳しい展開が続く。次は大きく房総半島側へ移動し再び90~100mの深場へ。サバを寄せないよう、以降コマセは空のまま投入することにしてみた。ここでミヨシ側でメダイが上がった。ほどなくして筆者にも大物がヒット。上がってきたのは本命メダイだった。

コマセ入れずマダイ手中
これでもう満足であったが、次の投入で再び大物がヒット。まさかのメダイ連発かと思いきや上がってきたのは良型のマダイ。思わぬ収穫となった。ビシを使用する釣りはコマセとエサの同調が重要ではあるが、ゲストを寄せることにもなるので状況によっては使用しない方がいいこともある。
またこの時装飾として着けていたケイムラ玉を外した直後のヒットだった。それが要因であるとは断言できないが、状況をかえるには同じことを繰り返さず変化を与えていくのが大事なのかもしれない。

早上がりに
その後はサバが少なくなり良型のマアジやシキシマハナダイを追加したものの海が時化てしまい早上がりとなってしまった。少し名残惜しかったが本命を含む五目釣りを堪能することができ、満足のいく釣行となった。

五目船は1年を通して出船しており時期によって釣れる魚がかわる。春は魚種が豊富で思わぬ高級魚が釣れる事も多い。思い思いの魚を本命にして狙ってみるのは如何だろうか。

船釣りデビュー時に注意すべき10のコト 陸っぱり経験者は見落としがち? - TSURINEWS
沖のコマセ五目釣り豊漁 速潮時の「1旋回1投入」攻略法は?【秀吉丸】 - TSURINEWS
<灰野広武/TSURINEWSライター>
▼この釣り船について忠彦丸
出船場所:金沢八景
The post 東京湾「沖五目釣り」でメダイにマダイ好捕 コマセ入れない作戦が的中 first appeared on TSURINEWS.