釣りには様々なジャンルがあります。そのため、ジャンルを超えて違う釣りをしようとすると別な用具を買わなければならず、余計な出費がかさんでしまいます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターアングラー「K」)
エリアとは
エリアとは管理釣り場のことです。「なんだ。釣り堀か…」そう思われた方もいるかもしれません。エリアはトラウトを中心とした渓流魚をポンドと呼ばれる池に放し、お金を払ってルアーやフライなどで釣ることができる場所のことです。
と、ここまで聞くと単調で味けのない観光地のエサのニジマス釣りと印象が重なってしまうと思います。しかしエリアの釣りはなかなか奥が深く、ゲーム性が高いのです。そのため、たくさんのファンがおり、一つのジャンルとなっています。

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タックルの紹介
通常であれば5~6ft程度のトラウトロッドを使用するのが普通だと思います。しかし前述の通り、私は普段ソルトのライトゲームを中心に楽しんでいます。そのためタックルもライトゲーム用です。ロッドはブルーカレントⅢ53、リールは21ナスキーC2000SHG、ラインはナイロン4lbを使用しました。
リールは特にシマノやダイワ等の1000~2000番程度のものであれば何でもいいと思います。
釣果があったソルトルアー3選
では、私が実際に使用して釣果のあったソルト用ルアーを紹介します。
NAZZOJIG(1.8g)

ジャンルとしてはスプーンとメタルジグの中間といった感じのルアーです。メタルジグはスイミングタイプになっていて、ジグの後には小さなブレードが付いており動きと光で誘います。これはスプーンと遜色ないくらい釣れました。

キャスタビリティーに優れ、スプーンに比べ飛距離を稼ぐことができます。元々海限定で開発されたものではないと聞いていますので、釣れるのは頷けます。
私は1.8gを使用しましたがサイズのバリエーションが豊富で1.8g~45gまで9つの段階に分かれています。お好きなものを使用すると良いと思います。私はこれからはこれをスプーンのローテーションに加えようと考えています。

魚子メタルひらり

本来であればフォールに強いルアーですが、エリアは水深がないため、巻きでの釣りとなりました。それでも釣れたのでトラウトにも効くことは確かだと思います。
このルアーはスプーンに比べてシルエットが小さいため、魚が口にしやすいサイズがいいのではないかと思いました。またシルエットの割に重さがあるためキャスタビリティーに優れます。
魚子バイブ

小型のメタルバイブレーションです。使用する際には表層、中層、ボトムと泳層別に攻めてみました。ヒットしたのはカウントダウンしたボトム付近のただ巻きでした。
私は2gを使用しましたが1~3gまで0.5g刻みで設定されていますので、お好きなサイズで試してみてください。サイズはこちらもフックにティンセルがついており魚の食い気を誘う効果を持っています(考えてみるとスプーンのフックにティンセルがついてるものはないですよね……。今度試してみようかな…)。
「スレ」に要注意
いかかでしたか。専用のルアーで釣る釣りも安心感があって楽しいですが、他の人が使っていないであろうルアーを使って釣り上げた1匹は新たな扉を自分が開いたというような格別な満足感があります。ぜひ皆さんも自分のジャンルを超えて使ってみてください。ただ、エリアで使用する際には管理人に確認してから使用してくださいね。
次に全体的に感じたことですがソルトのルアーはスレやすいということです。これはソルトのルアーをチョイスした直後にヒットはあってもその後長続きしないという傾向が見られたからです。
確かにソルトのルアーはエリアでよく使われるスプーンなどと比べてフォールスピードが速いため、カウントダウンする時間も短くなりますし、リールで巻くスピードも速くなってしまうため、仕方ないことかもしれません。その意味ではスプーンやプラグの使用時で反応がよくない時間帯にローテーションの一部としてソルトのルアーを使うことで魚から見て珍しいルアーを演出することが釣果を上げることにつながるかもしれません。

ルールとマナーを守ろう
エリアは場所ごとでルールが異なりますから皆さんもルールを守って確認してから使用してください。また、エリアでの釣りは魚への負担を極力少なくするためフックの返しのない「バーブレスフック」が基本となっています。返しがついているフックを使用する際には返しをペンチ等で潰しておくことが大切です。
また、最後になりますが、リリースする際に魚をじかに手で触ってしまうことで魚を弱らせてしまわないなどの配慮も求められます。みんなで使う場所ですので気持ちよく使用できるように協力してください。それではまた。
アジングロッド流用で管理釣り場(エリアトラウト)に挑戦 入門にはOK - TSURINEWS
<加藤敬一/TSURINEWSライター>
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