4月末日、江戸川放水路へ潮干狩りに行ってきました。3時間かけて広範囲を探った結果、まとまった数のホンビノス貝を確保することに成功!短時間ながら十二分に干潟遊びを満喫した一日をレポートします。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

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江戸川河口で潮干狩り

初夏の大潮。三番瀬には広大な干潟が現れるのですが、残念ながら近年は立ち入り禁止エリアばかりになってしまいました。このような状況において、江戸川河口は無料で潮干狩りが楽しめる貴重な浅瀬エリア。

ポイントは大きく分けて江戸川の西側と東側に分かれていて、広大な西側に対し、今回選択した東側は小規模。小規模な分、例年採れる貝もそれにほぼ比例する形になってしまいますが、河口付近はコンビニが近いので便利さは抜群。女性や子供を連れて行く場合にはとても重宝します。

また、江戸川の干潟は上流に行くにしたがって泥の堆積が増えていき、基本的にホンビノス貝のポイントは河口付近から行徳橋付近まで、アサリやマテガイ狙いなら湾岸道路付近までとなっています。

道具類

必要な道具は熊手、アクアシューズや長靴、軍手、入れ物(クーラーやバケツなど)、タオル、飲み物や食べ物等。有料の砂地の潮干狩りと違って牡蠣殻の岩礁地帯が点在しているので、足先を保護する履物と軍手は必ず持参するようにしましょう。

東京湾奥で潮干狩りを堪能 2022年はホンビノス貝の当たり年?
オオノガイ狙いにはこれ!(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

また、マテガイ狙いなら塩やジョレン、激レア・オオノガイ狙いならやや大きめのスコップが必要です。

湾岸道路下から探る

干潮時刻の2時間前に到着し、まずは湾岸道路下から探っていきます。泥が堆積しているところは貝がいたとしてもオキシジミばかりです。牡蠣殻岩礁地帯ではポツポツですがアサリや小型ホンビノス貝が採れ、場所によってはまとまって採れるポイントも。

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湾岸道路下付近から掘り進める(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

実は今期、春先に発生した青潮の影響や、水温がまだ低いことも相まってあまり期待はしていなかったのですが、丁寧に探ると、ホンビノス貝中心にそこそこ貝がいたのでほっと一息。地道に掘って数を重ねていきます。

干潮時刻はできるだけ沖に

ホンビノス貝は基本、沖に行けば行くほど大きく、そして数もまとまっているので、潮の引きにあわせて私(と友人)も沖に移動。大型こそいませんでしたが、中型クラスのホンビノス貝がぽつぽつと採れました。

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地道に掘る(赤い服は友人)(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

そしてやや深く掘るとアサリもちらほら。貝たちにとって、まだまだ水温は低いようです。

最終結果

3時間頑張ってホンビノス貝:アサリ=9:1の割合にて約1kg。リリースサイズの小型が多かったことから、今後に期待を込めて干潟を後にしました。

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良型も混じりました(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

アサリはあまり採れませんでしたが、こちらについては、また水温高くなる頃にでも探ってみようと思います。

砂抜き&塩抜き

採れたホンビノス貝は、一晩エアーレーションして砂や泥、排泄物をだしてやり、翌日の午後は日陰干にし、塩抜きをしてやります。こうすることで塩分が抜けると同時に、ホンビノス貝が自動的にコハク酸(旨味)を作ってくれるので、美味しく頂くことができますよ!

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必ず日陰で干しましょう(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

※以前NHKでは2日冷蔵庫で濡れタオルかぶせて塩抜きと言っていましたが、実際試したら数個死んでしまいました。個体差にもよると思いますが、今回は個人的に安全かつそこそこ美味しくなる、と思っている半日程度と書かせていただきました。


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<尾崎大祐/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
江戸川放水路
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