年中イカが釣れるというイカの楽園、三重県。ボートエギング初挑戦の筆者が久勝丸に乗ってチャレンジしてきました!キロアップの良型アオリを交え連発もあった当日の釣りをリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)
ボートエギングとは
ボートエギングとは、その名の通りボートからエギングでアオリイカを釣る釣り。とはいえ深場を狙うティップランエギングとはちがい、浅場を陸っぱりと同じようにキャスティングで狙っていきます。
必要なエギ
船長に指定されたエギは、3~3.5号の足にパタパタがついたエギ。3.2秒で水深1m沈む設定のエギをチョイスしました。エギの沈下速度を確認しておくとレンジが測りやすいです。
主な釣り方
釣り場についたら、船長から「何秒カウントして!」と指示があります。指示通りカウントしたら、大きく4回シャクって10秒間フリーフォールをします。これを繰り返し行っていきます。
ただし、船はドテラで流れているので、船に乗っている位置の左舷・右舷で釣り方が違います。
風上側の釣り方
風上側とはドテラ流しにおいて船が流れてラインが払い出していく側のこと(図参照)。この場合、ラインを止めておくと船が流れてラインが張った状態になっていきます。
そのため、指示通りカウントしたら、4回シャクって、ラインをフリーで出して水面に出したラインを置きます。そのラインが船が流されることで引っ張られて、ピンピンになったら、再度4回シャクって水面にラインを置いてフォールさせます。
風下側の釣り方
風下側とはドテラ流しにおいて、船が進んでいく方向のこと(図参照)。この場合、指示通りにカウントしたら、4回シャクって、10秒間フリーでフォールさせます。
船が進んでいくので、ラインは常に緩んでいく状態なので、風上側のようにラインを自身で出さなくても勝手にフリーフォールしてくれます。
お世話になった久勝丸
三重県紀北町から出船する久勝丸さんは、エギングやティップランがメインの乗合船です。出港時間は朝5時30分で、竿納めの14時半まで釣りができました!8時間釣りして、料金は10,000円です。
久勝丸さんを乗った印象として、船長さんが凄い熱心。乗船者ひとりひとりに対して的確なアドバイス・レクチャーされていて「絶対にお客さんに釣らせたい!」という気持ちがめちゃくちゃ強い熱い釣船です!
船内も整備されていて、とても綺麗。タックルボックスなど置く場所も船長が決めてくれるので、足場もスッキリでした。
当日の状況とタックル
釣行したのは2022年5月2日。天気は晴れで、風速2m~5mほど。朝のうちは風もなく、船も流れづらかったですが、昼に近づくにつれて風が吹いてきたため、速く船が流れるように感じました。
タックルセッティング
サオ:エギングロッド7~8ft
リール:スピニングリール2500~3000番
ライン:PEライン0.8号
リーダー:フロロ8lb
筆者の場合はライトロック用のロッドを代用しましたが、十分に使用できました。乗り合い船では取り回しが効きづらいので、7ft台のロッドの方がキャスティングしやすいと感じました。
フリーフォールがポイント
船長さんからのレクチャーで、フリーフォールがポイント!ということを何度も教えてもらいました。そのため、ラインに空気抵抗がかからないようにフォールさせる時はラインを水面に浮かせながらフォールさせて、絶対にフォール中はラインテンションを掛けません。
開始1時間くらい同船者の釣り方を見ながら、船長にレクチャーしていただいて、釣り方に身体を慣らしていきます。普段からドテラ流しの場合は風下の釣りが得意なので、船が風下になるときに集中力が増します。
風下で連発キャッチ!
4回シャクって、フリーフォールさせていると、「フォール中のラインの動きが変?!」すぐにアワセをいれると、ずっしりとした重量感!船長にファイト方法までレクチャーしていただき、ネットイン!
その後、風下に流れる流し方で1kgサイズのアオリイカを2杯キャッチ!
ヒットカラーはオレンジ夜光やケイムラパープルのエギ!
同船者が3.4kgをキャッチ
怒涛の3連発から2時間ほど沈黙の時間が続きます。船長が各ポイントをランガンしてくれたおかげで、1番前のデッキにいたお客さんがデカいのヒット!上がったのは3.4kgのアオリイカ!
ブルーのエギを使っていたので、筆者もそれをみて、同じようなカラーにチェンジ!
ラストにキロオーバー!
また船が風下の流れ方にしてもらい、得意な流し方なので全集中!基本を思い出しながら、「カウント→4シャクリ→10秒フォール」を繰り返し、エギとラインが1番潮に馴染んだ瞬間に「ジィー!」。
今までとは引きが違う!しっかりとカンナを食い込ませるために、ゴリ巻き!ゴリ巻きファイトで上がってきたのは
1.6kgのアオリイカ!カラーチェンジが功を奏しました!
ボートエギングの注意点
最後に、ボートエギングでの注意点を紹介します。
サングラスは必携
フォール中のラインの動きを確認するためにサングラスは必須です!また目を紫外線から守ってくれるので、サングラスを持っている方は絶対に持って行きましょう!
スナップの結び目
船長からスナップの結び目はヒゲを1cmほど残すようにアドバイスをもらいました!ギリギリでカットしているとすっぽ抜けも多くなるので、余分に残しておくことですっぽ抜け防止に繋がるそうです。
サオの繋ぎ目に注意
エギングに限りませんが、2ピース以上のロッドを持っていく方は、繋ぎ目をしっかりと差し込みましょう!しっかり差し込まないと、フルキャストした際に負荷がかかってロッドが折れてしまうことがあります。
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<杉浦永/TSURINEWSライター>
▼この釣り船について久勝丸
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