夏が旬のマダコ。堤防などから手軽に狙える人気ターゲットだ。

しかし、そろそろ〝タコの盆隠れ〟により、釣れなくなる。そこで今回はマダコの調理から保存までを完全レシピ化。「食べたいときに食べる調理法」を紹介する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)

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持ち帰り方

釣れたマダコは、そのままビニール袋に入れ、クーラーに収める。イカ絞めなどを使って絞めなくても鮮度は落ちない。ただし、溶けた氷水に触れると変色するため、2~3匹と数が出た時はビニール袋を二重にし、水の侵入を防いでおこう。

まずは冷凍

持ち帰ったマダコは、さらにビニール袋を被せ、そのまま冷凍庫に。1~2日経つとタコの繊維質が壊れるのか、身が軟らかくなる。そのうえ、例え雑菌がいた場合でも冷凍することで殺菌になるので、試してみよう。

下処理

解凍は冷蔵室内でゆっくりと。半氷になったところで塩を振り、揉み洗いする。水道水をあてながら行うと、簡単に滑りが取れる。タコの表面が「キュキュッッ」となれはOK。釣り立ての状態から塩揉みするよりも時短でラクだ。

釣ったマダコの下処理&冷凍保存法 「2度冷凍する」がポイント?
塩揉み後は水で洗いながら滑りを取る(提供:TSURINEWSライター松田正記)

茹でる

次の工程は下処理したマダコを茹でる。まずは水を張った鍋に塩と酢を少々入れ、加熱。

沸騰した時点で濃口しょう油を加えてタコを投入。しょう油を入れることで、色が落ちず、きれいな状態で茹で上がる。

ちなみに茹でる時間は好みで。今回のサイズは600gほど。芯まで火を通すなら、沸騰して15分ほど。ミディアムで10分、レアなら5分ほどを目安に。

釣ったマダコの下処理&冷凍保存法 「2度冷凍する」がポイント?
濃い口しょう油を入れて茹でる(提供:TSURINEWSライター松田正記)

冷ます

茹でたタコは、フックなどに吊り下げて冷ます。急激に冷水で冷やすと味落ちするため、室内でゆっくりと冷ましていく。

釣ったマダコの下処理&冷凍保存法 「2度冷凍する」がポイント?
ゆっくり冷ます(提供:TSURINEWSライター松田正記)

切り分ける

タコがある程度冷めたら、切り分けていく。まずは頭を切り、ワタを取る。次いで足の部分。足は8本に分け、いずれも先端部分を1~2cm切り落とす。参考までに足の先端を切る理由は雑菌の処理。足の先が最も菌が残りやすいと言われる。

釣ったマダコの下処理&冷凍保存法 「2度冷凍する」がポイント?
足の先端はカットする(提供:TSURINEWSライター松田正記)

再び冷凍

切り分けたタコはキッチンペーパーに包んでラップで包み、再び冷凍する。頭(胴)と足で9つになるはず。小分けにしておけば「食べたい時に食べたい分」取り出せるので便利。それだけでなく、冷凍庫内で1年ほど持つ。

釣ったマダコの下処理&冷凍保存法 「2度冷凍する」がポイント?
小分けにして再び冷凍しておく(提供:TSURINEWSライター松田正記)


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<松田正記/TSURINEWSライター>

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