梅雨の候、一時の晴れ間にあじさいの花びらにしたたる滴(しずく)が美しい輝きを見せる今日このごろ。今回は長野県大町市にあるフィッシングランド鹿島槍ガーデンへ、2日間の遠征釣行に出かけた。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・山根嶺河)

鹿島槍ガーデンでのエリアトラウト釣行で60cmアルビノ頭に大...の画像はこちら >>

鹿島槍ガーデンでエリアトラウト釣行

釣行日は6月17~18日。タックルは図を参照。

鹿島槍ガーデンでのエリアトラウト釣行で60cmアルビノ頭に大型魚激釣
タックル図(作図:週刊つりニュース関東版APC・山根嶺河)

午前7時の開場とともに受付を済ませ、まずはキープできる2号池へと足を運ぶ。インレット周りに、50cmオーバーのニジマスを発見。早速ポーリー69DRHFで、砂煙を巻き上げながらトゥイッチさせてやると、真横からすっ飛んできてガツンと気持ちのいいバイトだ。幸先のいいスタートだ。

60cm超えブラウンと強引ファイト

その後立ち位置を変えて池中央の島方向へキャストして、藻を引っ掛けないよう気をつけながら速めのトゥイッチで寄せてくると、猛スピードで追いかけてきてガッ!と激しいバイト。自身初となる50cmオーバーのブラウントラウトだ。

その後3段プールの2段目のアウトレット付近で、60cmオーバーのブラウントラウトを発見。顔がこちらを向いたタイミングでルアーを投入すると、チェイスはあるがあと一歩というところで見切られてしまった。

鹿島槍ガーデンでのエリアトラウト釣行で60cmアルビノ頭に大型魚激釣
ブラウンは60cmオーバー(提供:週刊つりニュース関東版APC・山根嶺河)

再び対岸へ向かったところで、ルアーをキャスト。方向が変わった瞬間に軽くトゥイッチを入れてやると、ガブリ!と勢いよくリアクションバイト。走られないように強引にファイトしてネットイン。鼻曲がりのカッコいい魚体だ。

時刻は営業終了間際。急いで3号池へと足を運ぶ。インレット周りにアルビノを発見。魚体に触れないよう、丁寧にトゥイッチさせながら流れに乗せてやるとガツッとしたバイトとともに、強烈な引きでラインが出される。最後の最後まで楽しんだところで、初日の釣行は終了となった。

2日目も良型トラウト高活性

遠征2日目となる18日、休日ということもあり朝早くからランディングネットが受付前に並べられていた。この日は2号池が大盛況ということもあり、3号池からスタートすることにした。

使用するのはポッピングバグ。前日のマスたちの様子をうかがうと、水面の虫を捕食していることが多々あった。早速池中央にキャストすると、着水と同時に大きな水しぶきが上がった。やはりトップへの反応はいいようだ。

鹿島槍ガーデンでのエリアトラウト釣行で60cmアルビノ頭に大型魚激釣
ニジマスも大型ぞろい(提供:週刊つりニュース関東版APC・山根嶺河)

開始早々45cmのブラウントラウトをヒットさせ、この日も幸先のいいスタートを切れた。その後もトップへの反応は上々、40~50cmまでのブラウン、ニジマスを連発し、3号池だけで余裕のツ抜けを達成できた。

午後2時を回ったところで、少しスペースが空いたので2号池へ。岸際に40cmほどのトラウトがいたので、ポーリーで頭をかすめてやるとガツンと気持ちのいいバイト!ネットをのぞくと、なんとびっくり、小イトウだった。

60cmアルビノ堂々浮上

その後水車下に大型のアルビノを発見。ポーリーを通してみるが、少し近づくだけでバイトに至らず。何度かルアーチェンジを重ねてダブルクラッチ75SPの緩いトゥイッチに反応を示した。

下手に動かさずにルアーを浮上させてやると、小さくパクリとバイトした同時に大きく首を振る。すかさずフッキングを決めると、先ほどの緩やかな動きとは裏腹に、ジィィイイ!というドラグ音とともに、猛スピードで池中央に猛ダッシュ!

このダッシュが功を奏したのか、うまいことフロントフックも掛かり安心して取り込むことができた。すぐに検量を行うと、60cm2.9kgだった。

鹿島槍ガーデンでのエリアトラウト釣行で60cmアルビノ頭に大型魚激釣
60cm2.9kgの目まで赤い真性アルビノ(提供:週刊つりニュース関東版APC・山根嶺河)

さらに驚くことに目まで赤い真性のアルビノ個体ということで、かなり希少なんだとか。看板下で記念撮影を終えたところで、今回の鹿島槍ガーデン遠征は幕を閉じた。

虫除け対策をしっかりと

今回の遠征を通じて、多くの知見を得ることができた。この経験をもとに、地元の滋賀での釣行に生かしていきたいと思う。

鹿島槍ガーデンに行くにあたっての注意だが、レギュレーションが事細かに設定されている釣り場のため、事前に確認しておくことをお勧めする。

また釣り場が山間部にあるため虫、特にアブが多く虫刺されのリスクがある。そのため虫除けスプレーや肌を露出しすぎない格好で臨むといいだろう。

鹿島槍ガーデンは休業期間もないため、夏場でも十分楽しめる釣り場になっている。もしこれから行く人は、熱中症対策、虫対策をしっかりしてレギュレーションを守って楽しんでもらいたい。

エリアトラウトフィッシングで【100匹釣るためのコツと心構え】

海用ルアーでエリアトラウトに挑戦 釣果があった3つのルアーとは?

ゲームに夢中の子供と管理釣り場を満喫 釣り好きにさせるコツとは?

<週刊つりニュース関東版APC・山根嶺河/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
フィッシングランド鹿島槍ガーデン
この記事は『週刊つりニュース関東版』2022年7月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 鹿島槍ガーデンでのエリアトラウト釣行で60cmアルビノ頭に大型魚激釣 first appeared on TSURINEWS.
編集部おすすめ