夏本番となり、遠ざかっていた反動なのか?どうしようもなくエギングへ出掛けたくなったため、天草へ。今回は天草郡苓北町~天草市二江をメインにランガンした。

暑さに耐えかねて何度も車や自販機で休憩・給水しながらの釣行となったが無事1杯を手にした7月11日の出来事をレポート。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

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当日の様子

当日は満月に向かう中潮。当初は天草上島東側でしばらくエギングをするつもりだったが、現着してみると、海水の濁りが酷かった。更に高水温で潮流も弱かった為、この釣り場を諦め、14時頃に苓北町へ移動。13時最干潮だった為まだ浅かったが、ウェーディングしながらのエギングをすることにした。

使用タックル

タックルは、ロッドMebius 86M、リール 17セフィアCI4+ C3000SDHHG、PEライン0.8号、リーダー2号のセッティングで挑んだ。

シャロー帯は不発

上げ潮にかわってまだ1時間だったため、しばらく歩いた上でウェーディングエギングを開始した。一帯は水深2m以内のシャロー。潮流にエギを乗せ、シャロー帯を抜け、遠くにあるブレイクまでエギを送り込む。が、潮流が弱く、エギを送り込む前に着底し、ブレイクまでエギが届かない。こうなるとウェーディングエギングは不成立である。早々に諦め、移動することに。

陸っぱりエギング釣行で500gアオリイカ 夏期は海水温がキモ?
ウェーディングエギングは失敗(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

通詞島は強風で断念

苓北町を出て、通詞島まで移動。さすがに潮流は充分、海水もクリアだった。

しかし15時ごろから南風4mほど吹き始め、エギが飛ばない。満足にエギを投げないまま通詞島を後にした。

二江の港で再開

ここまで状況や天候に恵まれず移動を繰り返してきたが、次は、南風を追い風に受けられる天草市二江の港へ移動。早崎瀬戸を望むこの海域では、アオリイカの釣果は充分なほどの実績がある。4月に訪れた際は流れ藻が多く難しいエギングとなっていたが、さすがに7月。海藻類は溶けてなくなっていた。

藻が無ければ引っ掛けることもなくやりやすいのだが、水温が高かったため、少しでも日陰になっているストラクチャーがある場所や、水深があって水温が低そうなブレイクや潮流のある場所を中心にキャストした。

待望の500gアオリイカ登場

潮流に乗せてエギを流す為、いつもよりフォールを長めにとっていた時に綺麗に持って行くアタリが出た。500gほどのアオリイカで、日没のローライトになった途端のアタリだった。

1杯目のランディングで汚れたタモを浅場で洗うと、陽が傾いても相かわらずぬるい水温だった。そのため潮流があって少しでも冷たい場所を探して攻め続けることにした。

陸っぱりエギング釣行で500gアオリイカ 夏期は海水温がキモ?
500g級のアオリイカをゲット(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

想定外のイイダコが顔出し

タモを洗う間、エギをキャストし、ベールを開けて放置。エギを遠くまで流していた。

タモを洗い終え、イトふけを取ってシャクると、ボトムステイが長かったせいか、変な重さが。「時期的に海藻である可能性は低いけど…」と思いながら上げてみると、重さの原因はイイダコだった。

このあと足元にタコが泳ぐ姿も見られたが、小雨が降り出したため納竿となった。

7月に入ってタコの釣果を聞く機会が増えていた。自身も釣りあげたことにより、タコの高活性時期になったことを実感できた釣行だった。この時期、天草下島でエギングをしていると、そこそこな確率でタコがヒットする。普段、エギングで長めの底取りはしない方なのだが、たまたまボトムステイが長かったため、タコがヒットしたのだと思う。

陸っぱりエギング釣行で500gアオリイカ 夏期は海水温がキモ?
ボトムステイでタコがヒット(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

夏エギングのポイント選び方

高水温となっても釣れる天草のエギングだが、夏エギング攻略のカギは高水温のポイントを避けること。高水温箇所を避けるには、「潮流があってぬるい潮が入れかわりやすい場所」「ストラクチャーなどの日陰がある場所」「水深が深い場所で日差しによる温度変化を避ける」などの対応策が挙げられる。

エギングと言えば、秋と春がメイン時期のように思われるかもしれないが、水温と狙い方を考慮すれば、年中OK。夏でも1kg台に出会うことは難しくないので、ぜひ夏エギングに出掛けてみては?

陸っぱりエギング釣行で500gアオリイカ 夏期は海水温がキモ?
高水温のポイントを避けよう(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

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<野口昭伸/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
二江港
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