静岡の沼津にある海上つり堀まるやへ釣行した筆者。想定外のエサ取り猛攻を、釣り方&エサのローテーションで攻略。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
海上つり堀まるやへ釣行
10月10日(月)、沼津市の海上つり堀まるやへ釣行しました。この日は朝から雨が降ったり止んだりを繰り返す不安定な天気。ひんやりとした北東風の影響もあって早朝は肌寒く感じる時間もありました。出船場所の足保港に到着した頃には一時的に雨が収まったものの、昼頃までは天候が不安定でいつ再び雨が降ってもおかしくない状況で、レインウェアは欠かせません。

イケス外のカワハギ
秋は気温が落ち着いて釣りがしやすいだけでなく、水中の魚も夏場の高水温が落ち着いて元気を取り戻しています。この日は雨天で魚の警戒心を和らげてくれる要素も重なり期待は十分です。また、秋に楽しみなのがイケスの外で狙えるカワハギで、サイズも数も十分に楽しめます。
使用タックル
当日は3種のタックルをスタンバイ。メインターゲットごとに紹介しよう。
マダイ狙い(ウキ釣り)
ロッド:ブルーキャビンFL MH300
リール:インパルト2500SH-LBD
ウキ:棒ウキ1.5号
オモリ:1号(クッション付き)
道糸:ナイロン3.5号
ハリス:フロロカーボン3号
針:マダイ10号
直下&際狙い(かかり釣りタックル)
ロッド:がまチヌ いかだ競技スペシャル165 (穂先は極先調子)
リール:セイハコウSP RC83
ライン:フロロカーボン2.5号通し
オモリ:0.8号
青物狙い
ロッド:アナリスター64 80-390
リール:18カルディアc5000-XH
ウキ:8号
オモリ:6号(クッション付き) ※活きアジ使用時ハリスに1号追加
道糸:PE4号
ハリス:フロロカーボン8号
針:カン付伊勢尼12号
使用したエサ
ダンゴエサ (赤・黄)
海エビ
漬け込み&着色した鶏のささみ
活きアジ
ソウダガツオのハラワタ・切り身
アサリ(イケス外のカワハギ用)
エサ取りの猛攻
8時過ぎにはイケスへ渡って釣り開始。まずは状況の把握も含めてかかり釣りタックルでマダイを狙います。しかし、待ち構えていたのはエサ取りからの猛攻でこれは予想していませんでした。際やコーナー付近に近づくほどエサ取りが増えるため、足元にエサを落としても狙いのタナまでエサが残りません。
周りではウキ釣りでポツポツとアタリが出ているようで、筆者もウキ仕掛けに持ちかえることにしました。

ウキ釣り変更でマダイ手中
イケスの中心付近はエサ取りが少なくタナまでしっかりとエサが届きました。エサをローテーションしながら1~2分を目安に仕掛けを再投入します。小さく誘いながら探ると小さなモゾモゾとしたアタリがウキに出ました。まるでクロダイの居食いアタリのような渋いアタリを捉えて、この日最初のマダイをキャッチしました。

かかり釣りタックルで大ダイ
アタリの渋さから再びかかり釣りタックルに持ちかえて、ふと水中を見てみるとやる気のありそうな大ダイが浅いタナをウロウロしているのが見えました。見釣りで狙ってヒットに持ち込みます。大ダイは水面まで浮かせてから急に強い抵抗を始めるので、気が抜けません。じりじりと寄せて無事にキャッチ成功です。

放流直後にワラサ3本
アタリが落ち着き、カワハギ狙いの準備をしていると放流タイムの船がやってきました。この日はマダイとワラサを同時に放流し、たくさんの魚がイケスに放り込まれていきます。あらかじめ投入しておいた活きアジ仕掛けが、タナに到達すると同時にウキが潜りワラサがヒット。このヒットを皮切りに追尾する青物も見え始め時合に突入、さらに2本追加してこの日は計3本のワラサをキャッチできました。

持参したササミエサが的中
青物が落ち着くと再びマダイ狙いに戻しました。ここで、エサ取り対策と目先をかえる効果を期待して、漬け込んだササミを付けてみます。上方向への誘いを入れてゆっくり落とし込むと、マダイのアタリが連発。隙を突いてダンゴエサを入れてみるとすぐにヒット。

イケスの外でカワハギ連発
マダイ狙いの合間にイケスの外でカワハギを狙ってみることに。スコールのような土砂降りが降ったり止んだりを繰り返す状況で若干の釣りづらさはありますが、手に伝わってくるカワハギの小さな反応に集中します。
数回の投入でエサのアサリが綺麗になくなってカワハギの存在を確信し、強めの叩きと誘いに一瞬食わせの間を入れると、狙い通りのヒット。一度タイミングをつかむと連発状態で、手のひらよりも大きなサイズも混じり楽しめました。

カワハギも一段落してイケスの中で釣りを続けましたが、この日は終盤になると完全に沈黙してしまい周りもアタリ無く時間だけが過ぎていきます。結局貴重なアタリも食い渋りで掛けられず釣り終了時刻を迎え納竿しました。

最終釣果と今後の展望
この日の最終釣果はマダイ7匹(大ダイ1匹含む)、ワラサ3本、カワハギ7匹と十分な結果に。雨や食い渋りで釣りにくい状況でもポツポツと追加出来たのは良かったです。今回の釣行で予想外だったのはエサ取りの猛攻で、水温がさらに下がるまではエサ取り対策が必須になりそうです。
また、楽しみにしていたカワハギが連発し、大満足の釣行になりました。真剣に狙えばかなりの数が狙えそうな雰囲気も感じられ、11月頃まで楽しめそうです。イケスの外のみなら渡船利用のシステムもあり、カワハギ狙いで利用しても面白いかもしれません。

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<杉本隼一/TSURINEWSライター>
▼この釣り船について海上つり堀まるや
出船場所:足保漁港
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