10月18日(火)、先週に引き続いて強烈な引きを堪能したく埼玉県戸田市の荒川温排水へと釣行した。『ボラのちハクレン釣り』を堪能して結果的に16尾のボラと5尾のハクレンが遊んでくれた釣行をレポートしよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

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荒川の温排水エリア

埼玉県戸田市の彩湖下流に位置する荒川温排水エリアだ。同地は上流にある荒川水循環センターで浄化された水が荒川に流れ込んでいるポイントで、水温も高く常時釣人に人気のある釣り場である。水温が高く通年ハクレンも他魚種も狙えるので、色んな楽しみ方も可能だが、私は基本的にハクレン狙いで釣行している。

同地は海とつながっているので潮の影響もあり水位に変動があるので、釣行の際は潮位表を確認しよう。

荒川温排水ポイントでの【淡水大物釣りで91cmハクレン】 のべ竿で手中
釣り場風景(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

ハクレンとは何者なのか

ソウギョ、アオウオ、コクレンとともに中国四大家魚のひとつに数えられ、日本ではかつて食用として大陸から持ち込まれた魚だ。現在日本ではごく一部の河川で自然繁殖しているようだ。そしてハクレンなどにマッチした環境が利根川・霞ヶ浦水系のようで、こちらのエリアでは多く生息が確認されている。そのため利根川水系につながる荒川水系の一部の場所では、ハクレンが釣れる。

荒川での平均サイズは80~90cmクラスが多いが、まれにメータークラスのハクレンも釣れることもあり、とにかく引きのトルク感が凄まじい。釣るたびに毎回衝撃的な釣り味が楽しめることで、私は定期的にチャレンジしにきている。

荒川温排水ポイントでの【淡水大物釣りで91cmハクレン】 のべ竿で手中
80~90cmがアベレージ(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

タックル

タックルは、3.6mグラス製のべ竿に、ミチイト5号を竿いっぱいに結んで、大型セルウキを使いゴム管固定、先はサルカンへ結び、針は大型コイバリ(ハリス4号)1本バリ仕様で挑む。エサはマッシュポテトを水と4対3で配合して使用。エサの大きさは小豆大というところだ。

荒川温排水ポイントでの【淡水大物釣りで91cmハクレン】 のべ竿で手中
エサはマッシュポテト(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

※ウキについてはヘラウキが感度もよくアタリを確認しやすいのだが、この釣りではウキが折れてしまうことも多々あり、オススメのウキは大型セルウキがいいと思う。安価で壊れにくくハクレンのアタリもある程度は取れるので、釣り自体に支障もなく私的にはオススメである。

荒川温排水ポイントでの【淡水大物釣りで91cmハクレン】 のべ竿で手中
使用タックル(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

ボラ連ちゃんの中でもハクレンに期待したい

『中国四大家魚のハクレン』は今回で7回目の釣りとなり、2年前にツ抜けにメーターオーバーが釣れたこともあり、毎度来るたびにいい思いをしているので、同地への期待感がある。先週は久しぶりに釣行したこともあり、改めてのべ竿ハクレン釣りが面白いと再確認できた。

ボラが多い同エリアではあるが、のべ竿で楽しむにはボラも十分なサイズ感で『ボラのちハクレン釣り』を堪能したい。

釣り開始

先週同様午前8時過ぎに現地到着し、午前中勝負である。今回はいつも先行者が居るポイントには誰もいないため入ってみることにした。潮位的には上げ潮で昼過ぎに満潮の小潮なので、同地堤防より水が上がることはほぼなく、釣り座の移動もしなくて楽だ。

のんびり準備を進めて8時30分より開始すると、早々にアタリがあり良型のボラが掛かった。釣れるボラのサイズも尺クラスが多く、のべ竿釣りのため引きが面白い。

荒川温排水ポイントでの【淡水大物釣りで91cmハクレン】 のべ竿で手中
まずまずサイズのボラもヒット(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

そしてすぐに本命ゲット

ボラが3尾釣れた後に、明らかに違うウキの反応があり、アワセが決まると竿が満月を描き、トルクのある強烈な引きだ。間違いなく本命と分かる重量感で、開始30分で1尾目ゲットとなり幸先よくて安心できた。サイズは88cmとここでの平均サイズ感だが、とても元気よし。写真を撮りリリースして楽しさを実感だ。

荒川温排水ポイントでの【淡水大物釣りで91cmハクレン】 のべ竿で手中
本命登場(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

次も本命が掛かるがノされてしまう

さらに調子よく次のハクレンが掛かるも、沖に走りまくる巨体に翻弄される。数分間頑張ったがノされてしまう。数分間粘ったにもかかわらずこの結果、やはりのべ竿では簡単にいかない釣りである。メンタル的にダメージを負うが、すぐにボラの連発で癒されることに。

ボラ連発でメンタルダメージを回復

バラしたハクレンの映像が頭の中で繰り返されるが、ボラが連発して引きを楽しませてくれたこともあり、徐々にダメージが復活。中には40cm超えのボラも3尾交じり、面白く1時間以上堪能できた。

荒川温排水ポイントでの【淡水大物釣りで91cmハクレン】 のべ竿で手中
ボラとボラカウンター(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

本命と再戦到来で連ちゃん勝利

そして忘れたころにウキが豪快に沈み、高活性なハクレンが掛かった。前回みたく走られまくるが耐えに耐えて、5分程度かけてじっくり寄せて無事に御用となった。

さらに15分後、3尾目が掛かると今度は3分程度ですんなり釣れてくれ、再度写真撮りしてサイズを測ると91cmと良型。すでに満足感を得られているが、時間は11時30分だしエサもまだあるので、のんびりしてから遊ぶことに。

休憩後もアタリ途切れず

しばらくしてから再開するが、アタリは途切れずサカナは周囲にいるようだ。ボラがさらに群れているように感じるが、その中でも強めなアタリにアワセがしっかりと決まると、ハクレンが釣れた。とても気持ちのいい瞬間と強烈な引きを堪能して、エサも1袋使い切る頃合いになりそろそろ13時なので納竿時を考える。

荒川温排水ポイントでの【淡水大物釣りで91cmハクレン】 のべ竿で手中
のべ竿で強烈な引きを満喫(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

釣り座の整理しつつも本命が掛かり納竿

私的にはもう十分楽しんだので釣り座周囲から片付けはじめ、残り5つのエサで釣りをやめると決めた。そしてあと2つになりこれで掛かっても掛からなくても納竿と思いつつ、仕掛けを入れると、即座にウキが消し込んだ。まさか終了間際に本命が来てくれるとは嬉しい出来事だ。

ラストものべ竿でハクレンのパワーを受け止めつつ無事に御用となった。当然ながら納得の納竿で、釣り場の清掃をして、満足気に写真を眺めつつも13時30分釣り場をあとにした。

また時間を見つけて釣行したい。

荒川ハクレン釣りのいいところ

最後に、荒川のハクレン釣りのいいところを紹介したい。

首都圏近郊からほど近い

私的には首都圏近郊からもアクセスがよくコインパーキングがあり、手軽に簡単に大物釣りが楽しめるところがお気に入りである。

初チャレンジでも釣れる

同地は魚影が濃くお初チャレンジでもハクレンが釣れる可能性が高く、チャンスは多いはずだ。私もはじめてのハクレンチャレンジで釣ることができたし、同地には安定感という絶大な信頼があり、現に毎回楽しませてもらっている。

長時間の釣りも可能

さらに釣り座は堤防状になっており、足場がよくて椅子も置けるので、長時間の釣りにも向いていると思う。ヘラ師の方々も多く楽しまれており、ハクレン釣りでも問題なく1日中楽しむことができるだろう。

荒川温排水ポイントでの【淡水大物釣りで91cmハクレン】 のべ竿で手中
足場がいいのもグッド(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

以上が荒川ハクレン釣りにおいての利点であるが、まさに理想的な素晴らしい環境の釣り場であると認識している。

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<なおぱぱ/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
荒川
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