福井・波松海岸の渚釣りで43cmクロダイ　大型は無念のハリス切れ

渚釣りでクロダイを狙うため、福井県嶺北地方の波松海岸に釣行してきた。普段と違うエリアで景観も雰囲気も異なり、非常に楽しかった今回の釣行をレポートする。

（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・鈴木規之）

波松海岸でクロダイ渚釣り

10月16日、渚釣りでクロダイを狙うため、福井県嶺北地方の海岸に釣行した。普段は三重県南部メインで、この時期に福井県で釣りをするのは何年ぶりだろうか。たまには未知のエリアの釣行もワクワクして楽しいものだ。釣り場所はグーグルマップを見ながら思案し、延々と続く渚の中にテトラポットも多く入っている波松海岸とした。

当日の天候は晴れ。終日微風でウネリもないという絶好の釣り日和。10月中旬だというのに半袖のTシャツでも汗ばむほどの陽気だった。

当日のタックルと仕掛け

当日のタックルは、サオ・がま磯チヌ競技スペシャルⅢ1号5.3m、リールはプレイソ2000番、ミチイトフロート系1.75号、ハリス1.5号2ヒロ、ウキはベーシックチヌ00号、オモリG8～G2×3個、ハリはナノチヌフカセ2号。さしエサはボイルオキアミ、まきエサはオキアミ3kg、チヌの道1袋、ヌカ。

仕掛けは00号のウキにウキ止めなしの全遊動とし、ラインでアタリを取る。オモリはG8を1つから最大G2を3つまで状況に応じて変更した。さしエサはボイルオキアミだけだ。

本命クロダイ43cmをキャッチ

釣り始めたのは午前10時。波打ち際には大量のチビフグが目視できるが、遠投するとエサ取りは皆無でさしエサは残り続ける。

1時間くらいたったころ、ラインを修正しようと持ち上げたとき、わずかだが不自然な抵抗を感じた。

10秒ほど待って再度ラインにテンションを掛けると生命反応があったので大きくアワセを入れるとヒット。重量感はないが元気に泳ぎ回り、2回ほど大きく締め込まれた。障害物がない海岸なので落ち着いて寄せ、無事43cmのクロダイを取り込むことができた。

良型の本命はハリス切れ

次は約1時間後、一気にラインが出ていく分かりやすいアタリでヒットしたが軽い。あっという間に寄せてしまったが、一応33cmの本命だった。

そこからしばらくは、たまにフグが釣れるだけで3時間ほど経過してしまった。そろそろサオを畳もうかと思い始めたころ、突然ラインが勢いよく走るアタリでヒットしたが、10秒ほどでハリスが切れてしまった。ここの底は基本砂地だが、たまたま障害物があったのか、それともハリスが傷ついていたのか分からないが、重量的に45cm前後の本命だと思われるので残念だ。

その後、すぐに30cmの小型クロダイを釣り上げたところで納竿した（即リリース）。

釣果は振るわなかったが、普段と違うエリアで景観も雰囲気も異なり非常に楽しかった。たまにはこういった釣りも楽しみたいと思う。

＜週刊つりニュース中部版APC・鈴木規之／TSURINEWS編＞