北海道ニセコエリア屈指の人気河川・昆布川にて渓流ルアー釣りに出かけた筆者。激戦区だけあり、サカナはスレ気味。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター小峠龍英)
ニセコエリア屈指の激戦区
JR昆布駅近くで本流尻別川と合流する昆布川。様々なトラウトが狙えるこのエリアでも、ブラウントラウトが棲息していることで有名な河川で、屈指の激戦区です。付近で明確にブラウントラウトが定着してる川はここだけで、たとえ雨の日、雪の日でも有望なポイントには必ずアングラーの車が刺さっています。
また夏には鮎が遡上するので、瀬が続く下流?中流域は毎日のように鮎師の姿があります。
晩秋~冬と初春から狙える貴重なターゲット
ブラウントラウトはイワナと同じく低水温を好む鱒族で産卵は12月。冬でも活発にルアーに反応するため冬季のターゲットとして狙うアングラーは多いです。
筆者はあまり人が多く入る川にはあまり入らないので年に数回しかここで竿を出すことはしないのですが、そのほとんどは初春の4月です。今年の4月に友人と探索した際、沈んだ大木を思わせる巨大な個体を掛けるもバラしてしまった記憶が強烈に残っています。

スレ倒している茶鱒
10月のとある昼過ぎの釣行。中流域から入渓し流れの緩いポイントを中心に狙っていきます。まず反応が見られるのは新子ヤマメと小型のイワナ。外来種であるブラウントラウトは何かと悪評がついて回りますが、この川は完全に制圧されているわけではないようです。
本命のブラウンはサイズ問わずルアーを見にくるだけの個体、逃げ惑う個体、完全に無視する個体とかなりスレ倒している様子。大きなサクラマスの群れが遡上していて中型のブラウンがサクラマスに追い立てられている光景もあり、さらに上流へ移動することに。

高活性のアメマス
上流の過去に実績のあるポイントから入渓、深場のあるポイントで早速反応する影が。シンクレートが高いルアーに変えて通すこと数回、かかったのは尺上のアメマス。これはこれでよしと釣り上がる。
次の実績ポイントでは過去に40upを出しているので期待を持って慎重にアプローチしていきます。数回のチェイスの末バイトしてきたのはアメマス。ここでは尺クラスを2尾キャッチし、次のポイントでは40upのアメマスもキャッチすることができましたが、ブラウンの姿はありませんでした。

後日何とか本命をキャッチ
後日、今度は友人と共にさらに上流の区間へ入りました。数日前の雨の影響で水はやや高いもののトラウトの活性は高く、序盤から小型のニジマスやイワナが反応してきます。またアメマスも動いたのか随所で30~40クラスのチェイスが見えますが、やはりここは激戦区。雨の後でもプレッシャーは高い様子、なかなかバイトに持ち込めません。
そんな状況が1時間ほど続き、緩い流れがカーブを形成しているポイントに着きます。ハイプレッシャーな状況なのでダウンクロスでシンキングミノーをキャストし、逆引きで誘うと深みから黒い影が一直線にやってきてバイト。それまでまとわりついてきた小型とは違う重みでサイズアップは確定、なんなくネットですくい上げたのは30弱のブラウン、茶鱒特有の黄色いボディに赤い斑点、茶色の背中の美しい個体。

その後、友人も35cmほどのブラウンを2尾キャッチ。自分はというと立て続けに良型をバラしてしまいましたが、結果的には久々の友人との釣行で満足できるものでした。
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<小峠龍英/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について昆布川
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