前回の記事で石津浜のタチウオ釣りを紹介したが、日々状況がかわるので、釣果に恵まれないアングラーも多いと思う。実際に条件がいい日でもアングラーが少なくなっているのは、釣れていない、もしくは居るのに釣るスキルがないのではないかと思い、今回の記事を執筆させていただく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森貴生)
石津浜のタチウオ回遊パターン
前回の記事の追加として石津浜周辺のタチウオの回遊時間、パターンの代表的例を2つ紹介させていただく。まず1つ目として、石津浜(夕マヅメ)~港内(日没約2時間後~深夜)~石津浜(夜明け前)という回遊パターンがある。2つ目は、石津浜付近を断続的に回遊するパターン(夕マヅメ~深夜~早朝)である。
大きな違いとしてタチウオが港内に入るかどうかであるが、ココが実はミソであったりする。と言うのも、浜でショアジギングを粘り続けるか、港内に移動してワインド等に切りかえるかという判断材料となるからである。

ベイトの有無が肝
この2つの回遊パターンの予測方法であるが、実は簡単に予測できる。タチウオが石津浜に回遊してくるかどうかは、釣具店の釣果情報、定置網の水揚げ情報は前提として、ベイトの有無を確認して欲しい。ベイトが浜だけにいるのか、港内にもベイトが入ってきているのかである。もし港内にベイトが入っていない場合はタチウオも港内に回遊しないパターンが多い。
明るい時間にタチウオヒット
それでは11月24日に実際に筆者が石津浜でタチウオの回遊パターンを予測して4匹釣った詳細を説明させて頂く。定置網の水揚げ情報でタチウオを確認、日没前に現場入りをした。小さなベイトを目視で確認、そして信頼のおけるルアーショップの情報から港内にはタチウオが回遊していないことも確認した。
1匹目は夕マヅメのまだ明るい時間に表層でヒット。前回同様、ルアーはメタルエフェクト30gの赤金である。
日没後の回遊で連発
この時間に釣れると連続して釣れるパターンが多いのだが、この日はバイトもなく、周りのアングラーも全く釣れない時間が過ぎていった。
日没後1時間が過ぎて周りのアングラーが次々と帰っていくが、事前情報から石津浜付近を断続的に回遊するパターンと予測していたため、このまま粘ることにした。この予測が的中し、日没2時間後に再度タチウオが回遊してきたのである。約30分で3匹、そのうち1匹は指4本サイズであった。

釣ったタチウオの胃の中身
翌日の朝、タチウオを捌き胃の中を確認してみると、小魚、小さい海老(サクラエビ?)が確認できた。全てのタチウオが表層でヒットしたのは、やはりマイクロベイトを捕食していたためと断言できる。タチウオに限らず、釣った魚を持ち帰って捌いた時には、胃の中身を確認して欲しい。次回の釣果に繋がる貴重な情報源となるはずである。

土地柄特有のパターン
今回の釣行では回遊パターンの予測が見事に的中したため、ほとんどのアングラーがボウズである中、釣果に恵まれた。できる限り釣り場に通い、その土地柄特有パターンを体験しておくと釣果に繋がると思う。
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<森貴生/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について石津浜
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