ライトゲームでカサゴは期待を裏切らないいい友達です。この日は久しぶりに型が揃ったいい日でしたが、釣れる場所のパターンが今までとは全然違っていたんです。

そこで今回は、ライトゲームで丹念に魚の着き場所を探ることがいかに大切か、ということを久しぶりに教えられたという話です。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・アングラウー「K」)

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カサゴは良き友達

釣りをする人なら誰もが知っている魚。釣ってよし。食べてよし。見た目もかっこいい!それがカサゴ。カサゴはルア-のライトゲームを行う人にとって本当に付き合いのいい「良き友達」でもあります。

また定置性が強く広い範囲を泳ぎ回らないフィッシュイーターです。さらに護岸されている釣り場で、一カ所で釣れ盛る場合は、その辺一帯が釣れることはあっても特定のある位置だけが連発することは多くないように思います。実は、今回のようなことは私の釣り歴の中で始めてでした。

それではその経験を時系列で報告したいと思います。

当日のタックル

当日はメバルをターゲットとしていたため下記のタックルにしました(メバルは釣れなかったのですが……)。

ロッド:6.8ftソリッドティップのアジングロッド 
リール: 2500番台のリール
ライン:PEライン0.4号 
リーダー:7lb
リグ:月下美人SWジグヘッドSS極み1.3g+ビビ・ビーム

フグに苦戦

釣行日は12月上旬某日。16時過ぎにいつもの釣り場に到着し、早速釣りを開始しました。が、フグ多し……。スレでクサフグ……。

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フグ多し……(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

日は傾いてきていますが魚のバイトは少なく、時折フグと思われるバイトのみ。場所を移動しながらバーチカル、キャストでの表層、中層、底層と探ってみるものの、反応はありません。十分に「夕マヅメタイム」に突入しているのですが、魚からの反応は乏しい……。釣れないときの釣りは本当に修行。だんだん諦めムードに……。

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当日のタイドグラフ(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

24cm頭にカサゴ連発

護岸された釣り場の最終点に到着。ここがダメなら場所移動かという気持ちです。バーチカルにワームを落とし込むと、ひったくられるような衝撃で急にロッドが弧を描きます。グングンと根に潜ろうとする引き!根魚だ!上がってきたのは24cmのカサゴでした。

この場所はよく釣りにくる場所ですが、ここ2ヶ月以上フグの大量発生等の影響か貧果だったため嬉しい魚です。

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最初にヒットした24cmのカサゴ(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

「2匹目のドジョウ」はないと思いながらも同じようにワームを落とし込むと……。またヒット!今度は手応えが小さい。サイズは10cmのカサゴ。

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2匹目は小型の10cm級(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

ここまででこの釣り場の同じ場所で真下に落として2匹目が釣れたことだけでもちょっとびっくりです。しかし同じ場所でカサゴが釣れる場合サイズが次第にダウンしてくることがあり、そのときは小さなサイズが釣れたらその場所にはもうカサゴがいないと思っていました。今日はこれで終わりか?

25cmサイズアップ成功

それでもなんとなくもう1回だけ……。という気持ちで同じようにワームを送り込むと、何とまたヒット!しかもでかい!懸命に根に潜ろうとする引き。きっとこれもカサゴ!上がってきたのは25cmのカサゴです!どうなってんの?

他の釣り場で俗に言うカサゴマンションは経験していましたが、ここは護岸された釣り場。ここだけ特筆する特徴があるわけでは決してありません。しかも今までここで何度も釣っていますが明らかな根があるわけでもなく、こんなことはありませんでした。

これは時合いだ。そう思ってこの場所を離れ他の場所を同じように探ってみます。しかし他は全くアタリすらない。さっきのあの場所だけです。

当日最大26cmカサゴ浮上

もしかして……。そんな気持ちでもう一度さっきの場所に戻ってワームを送り込む。するとまたヒット。

これもでかい!上がってきたのは今日最大の26cmのカサゴ。

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当日最大26cmのカサゴ(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

やはりおかしい。また他の場所を探ってみるがやはりあたりはない……。最後にもう1投だけ。と思い連続した場所で釣ると…。またまたヒット!今度は20cm程度の抱卵の雌のカサゴ。

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抱卵した20cm級も(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

この日の釣果は以上となりました。

魚の着き場を探す重要性

結果としてこの日は極端なカサゴマンションを釣っていたのだと思われます。しかしこれまで同じ場所で何度も釣っていますが、こんなことはなかった。キーワードは抱卵の雌の存在か。それとも私が知らない間に釣れた場所の海面下に変化(えぐれや崩れ)などがあったのか?いずれにしてもこの場所から1m離れただけでアタリは全くなかったことから、釣り場で丹念に魚の着き場を探すことは大切だと痛感しました。

たとえば堤防等では同じような地形の場所が続きます。

魚の着き場所を探す行為は魚の反応がないと本当に嫌になってしまいます。それでも今回のように様々な条件が重なった爆釣ポイントを見つけることもあるわけで……。「粘り強く」大切なことですよね。それではまた。

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釣り場から見た富士山(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

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<アングラー「K」/TSURINEWSライター>

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