2022年の釣り納めとして茅ヶ崎港のまごうの丸を仕立てて、今シーズン好調の相模湾アマダイ釣りに行ってきた。最近は数はそこまで出ないものの型が良いようだ。

果たして釣り納めに相応しいサカナと対面することができるだろうか。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部)

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当日のタックルと仕掛け

仕掛けは吹き流しのアマダイ仕掛けを使用。ハリスは大物が出ることもあるので太めの4号2mの2本バリ。ハリはオキアミを真っ直ぐ刺しやすい形をしているアマダイ専用の13号。天秤は食い込みが良くなることを期待してハイブリッド天秤弓にオモリは80号を使用した。

タックル

ロッドは80号を背負える先調子のものが扱いやすい。今回はタチウオ竿を使用。リールは手巻きでも可能だが水深が深いため電動リールの方が圧倒的有利。特にエサ取りが多い日は仕掛けの入れ替えが増えるので差が大きくなる。殆どの船宿ではレンタルがあるので持っていない場合は借りた方が無難だ。

ロッド:ライトレーダーメタルタチウオ180MH
リール:フォースマスター201DH タナトル8 1号300m

相模湾アマダイ釣りで42cm頭に良型続々【まごうの丸】 ゲストにトラフグ&アラ
お世話になったまごうの丸(提供:TSURINEWSライター灰野広武)

基本の誘い方

最初のポイントは港を出て15分程で水深は70m。日によって場所はかわるが今回のように近い場合もあるので、出船後はすぐに仕掛けを落とせるよう準備しておこう。釣り方は着底後に砂を舞わせるイメージで、オモリで2~3回底を叩いた後、ハリス長分仕掛けを持ち上げて10~15秒待つ。アタリが無ければ50cm~1mほどゆっくり誘い下げをし待ち、それでも反応がなければ再び底を取り直し同じ動作を繰り返すのを基本とした。

この日は凪だったので常に手持ちで誘い続けたが、波やうねりが強い場合はタナが安定しないので置き竿にして船の揺れで誘いをかけるという手もある。

こまめな入れ替え

誘いを繰り返してもアタリがない場合は魚の活性が低い場合もあるが、エサが既に取られていたりズレてしまっている場合が多い。その状態で釣りを続けていても当然アタリは出ないので、5分に一回程度仕掛けを上げエサのチェックをした方がいい。

まずはゲストのエソ

開始直後は魚の気配がなかったが、流しかえのタイミングで誘いをかけた瞬間に最初の魚がヒット。いいアタリを出してくれたものの上がってきたのは、残念ながらエソだった。この釣りはゲストが多いのも特徴であり、その中でもガンゾウビラメやトラギスが釣れる時はタナを下げすぎていることが多いようだ。

因みに相模湾ではハタやイトヨリなどの高級魚が混じることもありそれも魅力だ。自分にはトラフグ、隣の釣り人にはこれまた高級魚のアラがヒットした。

※フグ船以外では釣り上げたフグを捌いてくれないことが多いため、必ず船長に確認を

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ゲストのトラフグ(提供:TSURINEWSライター灰野広武)

42cm良型アマダイ

何回目かの流しで誘い下げをした瞬間に小さなアタリが出た。そこで糸を送り込み一呼吸置いてから合わせると先とは比べ物にならない重量感のある魚がヒット。巻上げ中に数回強烈な抵抗を見せながら上がってきたのは本命のアマダイ、それも42cmの良型だった。

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42cmのアマダイ(提供:TSURINEWSライター灰野広武)

最終釣果

そこからは暫く本命から遠のいてしまったが、後半に入ると流れがきたのか連発する場面も。この魚は固まっていることがあるようで、誰かが釣れるとバタバタと連発することもある。船中で上がったタイミングはチャンスなので周りを観察することも大事だ。いい流れで数を伸ばすことができ、最終的に6尾、うち5尾は30cm以上と型に恵まれた釣り納めとして満足な結果となった。

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当日の釣果(提供:TSURINEWSライター灰野広武)

釣り座で釣果に差も

因みにこの日は私が構えていた左前方付近の釣果がよかったようだ。

釣り座で差が出ることはあり、特に四隅が有利になることは多いものの潮の流れが理想と逆だと最も不利になる場合もある。ポイントや時間によっても流れはかわるので、どの席が理想になるかを判断するのは困難。そのあたりは運次第なので割り切ろう。

アマダイ釣りはシンプルで仕掛けの扱いが簡単、それで高級魚を狙えるのが魅力だ。冬場は釣り物が減る中で最盛期となるので釣り物に困ったら狙ってみてはいかがだろうか。

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同船者の釣果(撮影:TSURINEWS編集部)

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<灰野広武/TSURINEWSライター>

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まごうの丸
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