冬の日本海ジギング!寒い中でも旨い魚を求めて釣りに繰り出しますが、今まで私が体験、試した中でこれはダメだったという後悔装備をご紹介したいと思います。この冬出掛けられる際の装備の参考、また快適な釣行のお役に立てれば幸いと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター加藤隆太)
夏用のレインコートを持って行く
一つ目は結構初歩的なミスと言えますが、1月の釣行の際インナーにはヒートテックを着用し上にも暖かい素材の服を着込みました。荷物を積み込んでいる時も動きやすく寒さも感じなかったため、雨、飛沫対策で夏用のレインコートを予備としてケースにしまい出船しました。初めのポイント到着から釣り開始~移動をしますが快適な状態で寒さも感じませんでした。アタリの数も少なかったため沖合いに長距離の移動をすることになりました。
長時間移動で体冷える
走りはじめてすぐ波飛沫、風が当たるため寒さを感じレインコートを着ましたが、徐々に体が冷えていきます。移動中風にあたり寒さを感じるものの夏用レインコートしかありません……。
40分程度の移動で体が冷えていき、また波もあったため寒気に後押しされるように気持ち悪くなり、船酔い寸前になってしまいました。
ポイントに着き釣りを開始しますが、正直気持ち悪くて釣りどころではありません。寒さも合間ってキャビンの奥で休憩させてもらうこととなりました。2~3流し休憩後とりあえず起き上がりジギング再開し、休憩しつつ最後まで釣行し最終的にはいい釣果となりましたが、大変疲れた釣行になりました。

着込みすぎ、予備を持ち込み過ぎ
以前の失敗から暑くなれば脱げばいいとの考えで、まずはしっかりと着ていく。追加でタックルボックスの中に予備を詰め込んで行くことにしました。内容としては インナー2枚、トレーナー1枚、ウインタージャンパー+レインコートを着ていき、予備インナー、カッパをタックルボックスに入れて行くことにしました。準備している段階ではジグやその他の道具と同じくきれいに詰め込んで出発しました。
道具が出しづらい
結果ケースには収まっているのですが下の道具が出しにくい状態です。いざ釣行に行くと道具を出すためにかなりの荷物を出さねばならずそれを納めるのですが、船の上では綺麗に入らなくなるものです。
動きづらい
また移動中は動かないため温かく快適な状態ですが、いざ釣り開始すると重ね着の影響で動きが制限されてしまいます。そしてライフジャケットも着用しているので窮屈に感じてしまいます。窮屈には感じますがそのまま釣りを続行するわけですが、ジギングは常に動き続けます。やはり暑くなります。その為インナーを脱ごうと思いますが重ね着をしているため脱ぐもの時間が掛かりますし、億劫になってしまいます。
汗が冷える
結果的に暑いまま脱がずにジギング続行すると冬でも汗ばんできます。ジギングは定期的に移動しながらの釣りになりますので、移動時間になると冷たい空気にあたりいくら防寒着を着ていても一気に冷えます。そしてさらに寒く感じるという悪循環に陥りました。
足元の装備の選択ミス
最後の失敗談は足元の装備です。私は夏場の日中の釣り以外は春、夏の夜釣り、秋、冬と長靴で釣行に向かっています。理由は一つで船の中は汚れを流したり飛沫を被ったりと常に足元は濡れる状態なので、濡れないためです。特に冬場は水も冷たく足元が冷えると辛いですし、場合によっては感覚がなくなるほど冷たく感じます。
長靴も防寒用を
以前ですが冬場のジギング釣行に一般的な長靴に防寒靴下で釣行したことがあります。靴下は2枚履いていきましたが気温も低く、すぐに足元が冷たく感じます。防寒靴下は日常ではいいですが長靴の性能によっては意味がないことを実感しました。
また長靴の上から水が侵入しないようにズボンをくるぶし辺りまで長靴に被せてはいています。そうすると水は入っていないのに帰ると靴下が濡れていました。蒸れてなのか結露のようなものかは分かりませんが、靴下が濡れるとかなり冷たく感じます。上の服装は脱いだりと調整できますが長靴はすぐに替えが効かないので選択が大切だと実感しました。

ベストは薄着で動きやすくなおかつ暖かい服装
上記のようなことを経験し現在に至りますが一番は薄着で温かく動きやすい服装、素材ホッカイロ等の補助的なものを選ぶことですが、振り返ってみると今までの選択はとりあえず着込むというような真逆の選択をしていました。色々と試さないと自分にあった装備はつかめませんが参考になれば幸いです。
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<加藤隆太/TSURINEWSライター>
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