千葉県富里市にある海釣りハウス・コリュッシュは、海の高級魚が釣れる屋内の釣り堀。厳寒期でも、ここは雨風が苦痛にならない別天地。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)
釣り堀でオマールエビを狙う
マダイやシマアジ、イサキなどの高級魚が主体だが、毎週土曜日には大将エビ(オマールエビ)の夜釣りが行なわれる。釣り座は前半、後半に分かれて抽選。暗い中で竿先のケミホタルでアタリを取る。アタリは誰にでもわかるので、初めての人が大釣りということもしばしば。釣り人一人に2尾の放流となるが、あとは運と腕次第。
夜釣りのため懐中電灯など照明器具が必要だが、ここでは暗黙のルールがある。エサ付けなどは水面を背にして行ない、エビの取り込み時も含めてけっして水面を照らさないこと。高輝度の照明器具を持っていくと、無意識のうちに周りを明るくしすぎる場合があるので注意したい。
開始早々続々ヒット
1月21日(土)は10人が参加し、初めての人は2人。連れが経験者ということで、開始前のスタッフによるレクチャーは省略。少数精鋭での開始となった。
開始早々に掛けたのは、三郷市の小幡大貴さん。たまに来るらしいが、お父さんの修さんと父子共同作戦で合計5尾。

蓮田市の野口慎弥さん父子は、何度か訪れたことがあり、当日は近所の田島悠生さんを誘っての釣行。磯釣りを好んでするらしく、息子の悠斗くん(9歳)も、よく同行するとあって、エサ付けも竿の扱いもなかなかのもの。前半、後半とも1尾ずつの計2尾をゲット。

2度目の放流が大チャンス
田島さんは3人のなかでは最初に釣り上げ、後半はイサキのオマケも付けて2尾と健闘した。肝心のお父さんは、前半はオデコだったが、釣り座変更後の後半は本領発揮。終わってみれば合計4尾と、3人のなかではトップ。面目躍如となった。

後半が始まる前に2度目の放流となるのだが、直後は動きが活発で、前半の残ったエビも活発化するので大チャンス。その時合いを巧みに利用したようだ。
ツ抜け達成者も出た
今までの夜釣りの記録は13尾だそうだが、当日は久しぶりにツ抜け達成者が出た。松戸市の大塚亮さんは、挑戦2回目で大記録達成。前回はゼロで、今回は2ケタ。それほど経験がなくても、うまくいけばたくさん釣れるという見本を見せてくれた。

同行した武蔵野市の山内貴之さんとは、渓流釣りやシーバスなど、季節に応じた釣り物を楽しむ仲。今回が初めてだが、3尾ゲットでまずまず。「今度は自分が」と闘志を燃やしていた。
高級食材を手軽にゲット
当日は、参加人数分の放流数よりも多くの数が釣れた。これは低水温期でマダイやシマアジなど魚の食いが今ひとつの場合、低水温に強いオマールエビを放流するため。それらが食ってくるので、数が上がるのだ。

同ハウスは、もともとイセエビの夜釣りから始まり、厳寒期の代用に使ったオマールエビが、重量感たっぷりの釣趣と簡単に釣りやすいことで大ブレイク。今や一番の人気を誇る釣り物になっている。
貸し道具も完備されており、初めての人にはスタッフがやさしくレクチャーしてくれる。フレンチの高級食材レッドロブスターを、ぜひ釣り上げていただきたい。
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<週刊つりニュース関東版 坂本康年/TSURINEWS編>
▼この釣り場について海釣りハウス・コリュッシュ
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年2月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 屋内釣り堀でオマールエビ2桁釣果【千葉・コリッシュ】 放流直後がチャンス first appeared on TSURINEWS.