シンプルなタックルゆえに、テンカラを初めてみたいという方も多いのではないだろうか?しかし、そのマニアックなスタイルから入門のハードルは意外に高い気がする。ならば、釣り教室を利用するのが早道ということで、今回筆者は「TOKYOトラウトカントリー」のテンカラ教室に参加してきたのでその模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
テンカラ釣りを追求したい
昨年末、筆者が所属している東京都釣りインストラクター連絡機構(略称:JOFI東京)の鈴木会長にフライフィッシング(ユーロニンフィング)とテンカラを教わってからというもの、その魅力に惹かれてしまった。
ネットサーフィンをしていると「TOKYOトラウトカントリー」のサイトにテンカラ教室が紹介されていることを発見。テンカラを追求したいと思っていたのですぐに申し込みをしてみることにした。
「TOKYOトラウトカントリー」の概要
「TOKYOトラウトカントリー」は東京都西多摩郡奥多摩町にあるストリーム型(ファミリーポンドもあり)の管理釣り場だ。

ストリームエリアでの釣り方は、テンカラ、フライ、ルアーといったゲームフィッシングとなっている。日原川の一部を使用しており、対象魚はイワナ・ヤマメ・ニジマスである。
スタッフは皆親切なので初心者でも安心だ。テンカラ、フライ、ルアーの釣り教室のほかに、不定期で毛バリ研究会も開催されて毛バリの巻き方も教えて貰える。
開催日などはホームページやフェイスブックに公開されるので、興味のある方は要チェック。
レストランも併設
また、イタリアンレストラン「食彩キッチン メイフライ」が併設されており、温かな料理をいただくことも可能だ。

テンカラ教室スタート
2月12日(日)東京は晴れ。数日前は雪も降るほど寒かったが、当日は15度を超えて暖かな釣り日和となった。当初9時に現地集合の予定だったが、数日前の降雪により10時に変更となった。
講師は2月3日に発売された冊子「よく釣れる!テンカラ釣り入門(出版社:山と渓谷社)」を監修された吉田孝さん(吉田毛鉤・フィッシングライター・テンカラインストラクター・JOFI東京メンバー)。
事前に、こちらの冊子が座学テキストになるとの連絡を受けていたので、筆者も購入して予習することにした。なお、吉田先生のホームページには釣り教室などの案内もあるので、こちらもぜひとも参考にされたい。
当日は早めに現地に到着するとすでに数名が待機していた。しばらくすると全員が集まったということで予定より20分早めにセミナーが開始される。

まずは座学&仕掛け作り
座学では渓流釣りのルールやマナー、狙うタナの重要性、天然魚と養殖魚の狙い方の違いなどを詳しく教えて貰うことができた。
次に仕掛けづくりが始まる。筆者はラインを持っていなかったのでその場で購入。

竿の伸ばし方と仕舞い方、糸の結び方から穂先への取りつけ方など丁寧な説明があり、テンカラのみならず釣り初心者にも分かりやすいと思った。
キャスティングの練習へ
ファミリーポンドへ移動してキャスティングの練習がはじまる。

まずは先生がキャスティングからアタリの取り方、そして実際に魚を掛けて、取り込みまでのレクチャーを行う。その後一人ひとりマンツーマンでキャスティングの指導を受ける。
ロッドはレンタルすることも可能だったが、筆者は今年発売になったばかりの「天平テンカラ33」を持ち込んだ。

すると、この竿独自の特徴を生かした竿の握りや振り込み方まで教えていただき、持参してよかったとつくづく感じた。
ポイントへのアプローチ術
キャスティングの練習も一通り終えると、次にポイントへのアプローチとポイントの見つけ方の説明がはじまる。
岩などに隠れながら川下からポイントへ近づくことの重要性や、魚の付きそうなポイントを教えて貰うことができた。
当日は先生も「珍しい程、水量がない。コンディションはかなりよくない」といいながらも、ここでも見事に1匹釣り上げ、およそ3時間で釣り教室は無事に終了。
ファミリーポンドで連発
筆者はまずファミリーポンドで、重めの毛鉤を使用して釣りを開始してみることにした。数投目にヒットしたがバラシ。さらに続けて2回バラしてしまい意気消沈。それならばと、アワセ方とそのタイミングを微調整すると、ついにレインボートラウトをゲット。さらに追釣。
しかし、いつまでも釣り掘りみたいな所で釣っていても上達しないと思い、川に移動してみることにした。
川でも25cmレインボートラウト追加
そこでは教えて貰った通りに川の流れを読んで、ポイントと思われるところに仕掛けを投入した。
すると、糸ふけが一気に張ったので軽くアワセを入れると「ゴンゴンゴン」と、竿の柔らかさと川の流れが相まって、まるで根掛りのような手応えを感じながら釣れたのは25cmのレインボートラウト。

かなり強烈な引きだったので途中バレるのではないかと思ったが、無事に取込みに成功して一安心。ポイント選びから、取込みまですべてひとりで出来たのですごく自信になった!
最終釣果
当日の最終釣果は、レインボートラウト3匹(目測18~25cm)だった。夕飯は「食彩キッチン メイフライ」で人気のスペアリブとピザをテイクアウト。

両方とも超激うま!スペアリブは肉がホロホロでバーベキューソースがビールをそそる。ピザはチーズたっぷりで生地はクリスピー。さらにピーマンの風味が名脇役。
この日は家で留守番だった妻も大絶賛。釣りなしでもよいから、食べに行きたいと思えるほど凄く気にいってしまった。
まとめ
これからテンカラを初めて見たいと思っている方には、ぜひ基礎から教えて貰える釣り教室への参加をお勧めしたい。
筆者は今回「TOKYOトラウトカントリー」のテンカラ教室に参加して本当によかったと感じている。これからも益々テンカラの魅力にハマリそうだ。吉田先生とスタッフの皆さんに感謝。
「あなたは変態レベルの釣り好きかも?」 中毒レベル別【釣り人あるある】
<藤倉聡/TSURINEWSライター>
▼この釣り場についてTOKYOトラウトカントリー
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