2月11日、愛知県の大野漁港周辺へアナゴ狙いで釣行した。大野漁港はアナゴが安定して釣れて、良型も混ざる好釣り場だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
伊勢湾のアナゴ釣り場
私のアナゴ釣り場は、主に愛知県の大野周辺と三重県の四日市港の2カ所。伊勢湾を挟んで対岸に当たる四日市港でも釣れており、こちらと釣果を比較している。数としては多いようだが、全体的に型が小さいように感じた。伊勢湾という同じ湾の対岸の状況は気になるところだ。
大野漁港周辺は、新子も釣れるが良型の数が多い。この辺りはノリの養殖が行われているが、この養殖がプラスの方向に影響しているのではないか。
大野漁港の特徴
釣りやすさという点では、四日市港は遠投する必要がなく、真下に落下させて誘いを掛ける。大野漁港周辺は公園のように整備されているが岸の手間は岩場で、アナゴがいるポイントは岸から30~70mくらいなので投げ釣りとなる。
大野漁港周辺には昨年10月から来ているが、そのたびに安定して釣れている。アナゴのいる場所は毎回同じではないため居場所を探す必要があり、経験も必要だ。アナゴ釣りは単純そうに思えるが、場所によっては釣趣が異なる点が面白い。
大野漁港へ投げアナゴ釣行
自宅を午後3時50分に出発、フィッシング遊・長久手店でアオイソメを購入して大野海岸を目指す。釣り場には5時ごろに到着。1月の釣行時はすでに真っ暗だったが、夕日が残っていて日照時間が伸びている。
仕掛けをセットして、前回釣れた70m付近を狙って仕掛けを投入。投入したサオ先を注視しながら、続けて2本目を準備する。
10分待つがアタリがないので仕掛けを回収すると、エサがそのまま残っていた。前回よく釣れた場所だが、移動したようだ。2本目のサオも回収すると、やはりエサが残っていた。

投入ポイントを変えて探る
ここでアナゴ探索モードに切り替え、サオ2本を50m付近に投入するがアタリはない。アナゴはどこにいるのか。1本は50mに投入して置きザオにし、もう1本は手で持って探ってみる。
50m手前には岩礁が点在しており根掛かりの心配があるので、できればそれ以上先を狙いたいが、全く反応がない。そこで50m付近に投入し、そこから小刻みに引いてくる。やはり恐れていた通り根掛かりしたが、なんとか仕掛けを回収できた。

本命アナゴ登場
これを2回続けると30m付近でアタリが出た。エサは取られているのでゲストかあるいはアナゴだろう。今までは根掛かりを避けて攻めていない場所だが、リスクを冒して30m付近に投入。
すると即アタリがあり、慎重にテンションを保って回収するとアナゴだった。
場所の目星がついたので、根掛かりのリスクはあるが30m付近に仕掛けを集中させると、再びアナゴをキャッチできた。

同じ場所を集中的に狙う
ここからは探索モードから数釣りモードへシフトして数釣りを狙う。数釣りモードはルーティンワークなので、同じ場所を集中的に攻めるだけ。
夜釣りでは落下点が視認しにくいが、30mならヘッドライトを使えば見やすいため、比較的に正確に狙った場所に投入できる。この点は近場のメリットかもしれない。
探索モードで1時間、場所が分かってからは順調に数を伸ばした。ちょっと苦労して釣れるようになるこの模索も釣りの面白さ。だが根掛かりのリスクがある。結果として仕掛けを3セットロストした。

最終釣果
午後11時ごろ、キープサイズでツ抜けを達成したため納竿した。

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<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
▼この釣り場について大野漁港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年3月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 夜波止での投げ釣りでアナゴ2桁釣果【愛知・大野漁港】30mラインで連発 first appeared on TSURINEWS.