厳寒期の海上釣り堀。慌てて購入した海上釣り堀浮き仕掛けセットで人生初の海上釣り堀で竿を出す。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
初めての海上釣り堀
釣り物を探していた私と釣友。私がボソッと言った海上釣り堀の5文字に取り憑かれ、釣行決定。釣友のアテンドを受けつつの釣りとなった。
やる気十分だが目標は低め。ボウズでなければOKレベル。今思えば目標設定で救われた釣果だった。
風下の釣り座へ
受け付けを済ませ船に乗り込む。乗船前にはタックルをセット。いざ出船!と思ったらあっという間に到着。クジで場所決めなのだが引いた私のくじ運が良くなく、風下に。(普段はくじ運はそこそこ自信があるのだが……)思えばここからすでに敗北へのレールが敷かれていたのは間違いない。

タックル&仕掛け
タックルはシーバスタックルをマダイ用に。ショアジギングタックルを青物用に用意。仕掛けは1500円弱のウキ仕掛けセットのもの。鯛、青物用に2つ購入。予備の針も購入。それ以外に釣り堀の外で遊ぶ用のミャク釣りタックルも用意した。
早々にマダイが連発
タナはスタッフ曰く9m。場所にもよるのだろうがタナをみうら海王さんではスタッフが合わせてくれたりもする。向かい風に向かって仕掛けを投入。風の影響でウキがドンドン帰ってきてしまう。手前は浅くなっており生簀に引っかかってしまうため手前に来る前に回収。
2投目にウキがぴょこぴょこし、スゥーっと沈下。沈下の勢い逆らうように一気に合わせをいれる。しっかり掛かり、マダイを御用。
釣友も鯛をキャッチし、めちゃくちゃ釣れるやん!と思ったが風に煽られライントラブル続出。軽い仕掛けに巻きたての5号ナイロンラインでは向かい風に煽られてあっという間に絡まってしまう。チャンスタイムをしっかり見逃し、渋い時間に突入。
釣り堀の外でメジナ手中
渋い時間に友人の勧めで釣り堀の外での脈釣りを開始。エサ取りが多いが時折り、竿先を抑えるようないいあたりが出る。友人がサンノジを釣り、しばらくすると私にもヒット!35cmオーバーのメジナをキャッチ。

その後もミャク釣り以外の仕掛けのライントラブルに常時悩まされる始末。
強風に苦戦
当日は時折りウッとなる程の強風で他の人もトラブルが多く、やりにくそうにする人が多い印象ではあった。エサ撒きタイムで活性が上がったタイミングで連続でアタリを出すも、ライントラブルでアワせられなかったりととことん運から突き放される始末。
完全に勉強せずに釣りに来た私が良くないのだが(普段から釣りのことはあまり調べずにぶっつけ本番で新釣方や新釣り場に挑んでしまう)、チャンスを不意にし続けてしまった。
最終釣果
今回はマダイ2匹にメジナ1匹と個人的には丁度いい持ち帰り量だったが、海上釣り堀の釣果としては手酷くやられてしまった。次回行く時は海上釣り堀をさらに楽しめた報告をしたい。ちなみに釣友はマダイ4匹にマハタ、外ではサンノジを3つと苦戦しながらもあの場面ではあっぱれな釣果だった。

海上釣り堀を楽しむ6つの心得
海上釣り堀を楽しむための6つの心得を紹介しよう。

仕掛けはセット商品でOK
仕掛けは初心者向けのセットで大丈夫。突き詰めるとウキの感度など、様々あるのだろうかとりあえずはセット商品のもので十分。当日も小さなアタリ含め、しっかり対応できた。
事前の準備が何より大切
釣り堀に足を踏み入れる前には後は投げるだけ状態にしておきたい。受付の時点で最近のタナを聞き、合わせておくのがベスト。また予備の針とハリスも数セット事前に組んでおくと引っかかった時などに時短になる。
ライントラブル防止策
軽め仕掛けに太ナイロンラインでは風に負けるとトラブルになりやすかったりする。一方PEラインでは張りがなく、ウキとラインが絡みやすいと一長一短ではあるが私のおすすめはPEラインだ。道糸付きのセット仕掛けもあるがその場合はクセを無くすためにも最低でも前日には糸を巻いておきたい。
手返し重視
釣りにおいて手返しは大きな要素だが、海上釣り堀では特に大事。貴重な時合いを逃さぬためにもエサ付け、タナ調整などは素早く、正確にすることを意識してほしい。もしハリスが絡んだらほどく時間がもったいないので切る方が良いだろう。
数種類のエサを準備
エサはいくつか種類が欲しい。エサのローテーションでその時の当たりエサを探したいところだ。釣れない時間は周りを見て周りと違うエサを使うとアタリがでたりした。
他の釣りと同じくこのエサしか釣れない。というような日もあるようだ。様々なパターンに対応するためにも練りエサ、ササミ、エビ、活きエサなどを多く揃えておくほうが安心できる。
釣り堀の外も楽しむ
どこの釣り場でもできるとは限らないが釣り堀の外にも魚はいる。巻いたエサのおこぼれを貰っている魚や逃げた魚など多くの魚がいたりする。それらを狙うのもいいだろう。
こちらはウキ釣りよりもミャク釣りのが良い。釣り堀の時合いはある程度始まる前にきっかけがある。例えば、朝一の時や放流、エサ撒きの時などだ。それ以外は外を狙うくらいでも良いのかもしれない。
以上が1回目の釣り堀で学んだことだ。釣り場により差はあれどここさえ抑えれば帰りに魚屋に寄らずに済むだろう。
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<永井航/TSURINEWSライター>
▼この釣り場についてみうら海王
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