皆さんは釣りをしている際に、鮮やかな色をした錦鯉を見かけたことがありませんか?どこにでもある河川に錦鯉が泳いでいることは珍しいことではないのですが、どうして飼育されているはずの錦鯉が泳いでいるのでしょうか?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター川上克利)
錦鯉の生息場所
錦鯉を見ることができる場所を紹介していきたいと思います。飼育個体であれば水族館や各地の公園などの池で見ることができます。比較的簡単に見ることができる魚で、市民にも馴染みのある魚になっています。
野生下ではどこにでもある小河川なんかでも生息していることが度々あります。また、管理されていない池や湖に生息していることもあります。
自然界にいる錦鯉は放流魚?
自然界にいる錦鯉ですが、いったいどのようなルートで来たのでしょうか?いろいろな場所で野生化した錦鯉を見てきましたが、その中でも最も多いのが人間の手によって放流されたパターンです。その見た目の美しさから、一部の人間が自然界の河川に放流してしまう場合があるようです。逃がされた個体がそのまま定着して、他の野生の鯉たちと同じように泳ぐことが度々あります。

また、自然界の河川に逃すつもりがなくても、公園などから増水などが原因で逃げてしまった個体もいます。自然の河川に繋がっている、公園の池や湖で飼育されている錦鯉が河川の増水や氾濫で自然の川に流されていくことも度々起こります。そしてそのまま自然界に定着することもあるのです。
金魚が野生化することも
地域によっては同じような理由で飼育個体の金魚なんかも野生下で定着しています。

自然界の錦鯉は大型化しない?
自然界の錦鯉は比較的大型になり辛い印象があります。餌を豊富に与えられて飼育されたきた魚なので、もともと自然界に生息していた個体よりは餌を摂取する能力が低いようです。
また、自然界で泳いでいる錦鯉は非常に目立つので、他の生き物や人間から狙われることが多く、大型化が難しいのです。中には血統や遺伝子の関係で大型化しにくい錦鯉もいます。
錦鯉を釣る方法
自然界に生息する錦鯉を釣る方法を紹介していきたいと思います。錦鯉は普通の鯉と同じように、練り餌やパンなど一般的な釣り餌で釣ることができます。人口餌や水面の餌への反応が良い傾向があるので、全体的に見ると釣るのは比較的簡単かと思います。

しかし、釣り人に狙われ続けている錦鯉が稀に生息しており、そのような個体は極端にスレていて賢い印象があります。
観賞魚の放流はやめよう
野生下に錦鯉がいるというのは本来あまりよいことではないのですが、気になった個体がいたら狙ってみるのも面白いかもしれません。ただ、錦鯉に限らず観賞魚や本来そこにいないはずの魚は放流しないようにしましょう。

代表的な魚ではブラックバスなんかや、一部の観賞魚を密放流した場合、種類によっては法律で罰せられます。在来種の場合でも、元々生息していた場所から移動させてしまうと、遺伝子汚染の恐れもありますので、在来種だからといって無闇に移動させるのはやめましょう。
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<川上克利/TSURINEWSライター>
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