毎年恒例となっている潮干狩り。4月6日、愛知県田原市小中山海岸にて、潮干狩り初挑戦の友人と規定量一杯のアサリが採れた様子をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
今年2回目の潮干狩り
実は私は今年2回目の潮干狩りであり、1度目は西尾市の潮干狩りの解禁日に参戦していたのだが、春分の日と重なったのもあってか、とんでない人数が訪れていた。その時は妻と友人らと行ったのだが、必死で掘りまくりなんとか規定量だった。
そんな調子だったこともあり、今年はすでに多くが採られてしまったという話も聞くが、納得である。

小中山海岸で潮干狩り
今回は遠方から潮干狩りを楽しみに来る友人と行くため、採れるところに案内したい。仕事そっちのけでネット世界に飛び込み情報を探すと田原市の先端、伊良湖近く小中山海岸にまだまだ採れるところがあるという情報を発見。
名古屋発では少々遠いが、全然採れないという最悪の場面と比べれば痛くも痒くもない。当日の天候は小雨予報。平日で雨なら人も少なくていいくらいだ。

どこでもアサリがザクザク!
駐車場に着くと意外にも人は多くびっくり。慌てるほどではないが平日の雨予報とは思えない様子だ。時間になり受付を終え浜に降りる。とりあえず適当なところで掘るとアサリが出てくる!どの貝も充分いいサイズで夕食への期待値も上がる。

比較的どこを掘ってもストックが多いのかポツポツと出てくるが、当たりポイントを引くと一気に10個近く出てくる場所も!シオフキガイやカガミガイといった砂吐きをしてくれない貝はほとんどなく、出ればアサリといった様子。友人もはじめはペースが今一つ上がらなかったが、コツを掴んだのか少し目を離した隙にしっかりアサリをカゴに納めご満悦。
大きな貝で規定量を目指す
結構な量のアサリが採れそうなので、まずはお互い規定量となるカゴ一杯分のアサリを採ったのち、それをバケツに一旦移し、潮が上げてくるギリギリまでアサリを採りまくる。

そして最後に大きい順に規定カゴに納め、入らない分をリリースするという作戦で掘ることに。
小中山海岸の特徴と攻略法
今回の小中山海岸は大きな石とかほとんど無く荒目の砂の海岸であった。アサリはかなり浅いところに多く、深いところにはほとんどいなかった。そのため届く範囲を広く一気に掘り返し、出てきたアサリを回収するのが効率良くオススメだ。石が多いところではなかなかできない方法だが、ポイントによっては効果的なため試して貰いたい。

また、比較的多くの潮干狩り場で当てはまるが、ストラクチャー周りなど変化のあるところにアサリは多くいた印象だった。
大満足の結果に
潮止まりも過ぎ潮が上げてきた頃にバケツも半分以上埋まったため、選別作業に移行。スーパーではなかなか見れないようなサイズもあり大満足の結果となった。受付まで戻るとカゴからネットに貝を入れてくれて終了となる。手や道具を洗える真水と砂抜き用の海水がその場で使い放題なのは嬉しいところだ。

実は友人は腰があまり良くないのだが、「腰いてぇ~」と呟きながらも掘る手が止まらない様子だった。個人的な感想だが潮干狩りは相当に面白く、もういいかなと思ってもついつい掘り続けてしまう中毒性がある。
道の駅で地産品をゲット
田原まで来たら帰りに寄りたいのが道の駅田原めっくんはうす。田原市は市町村別の農業産出額で5年連続で全国1位にもなったこともある、国内でも指折りの農業地帯。そんな田原市でとれた新鮮な野菜や果物が田原めっくんはうすでは安く販売されている。

当日はアサリとの相性も良さそうな菜の花やタケノコ、春キャベツなどが多く並んでいた。

帰路に砂抜きを
帰る時も砂抜きをしておきたい。釣り人なら持っているであろうクーラーやバッカンなどを用いてできるだけ貝を一段になるように並べ海水を入れておこう。そのまま3時間もやればほとんど砂は抜けているため、当日の夕食で食べられるだろう。

酒蒸しやパスタに
家に帰りすぐに夕食。大型クーラーに並べて持って帰ってきていたのが、それでも一段にできないくらいのアサリの数。まずは贅沢に大型をピックアップし酒蒸し。続いて先ほど買った春キャベツとアサリでパスタで頂いた。いずれも非常に美味。アサリの旨みが口いっぱいに広がり幸せな気分になる。春キャベツも甘みが強く、アサリとの相性もGOOD。

デザートは買ったイチゴ。こちらも酸味が少なく非常に美味だった。疲れた体に染みる甘さにあっという間に平らげてしまった。また翌朝は、アサリご飯と味噌汁を作ってアサリフルコースを堪能。友人も満足で帰路についた。

アサリやハマグリといえば春のイメージだが夏まで続く潮干狩り場も多くあるため、是非訪れてもらいたい。ただ例年GW以降はなかなか取れないケースも多いため要注意だ。
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<永井航/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について小中山海岸
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