長良川の本流アマゴは、3月中ごろから上流部の高鷲、白鳥地区から釣れだした。白鳥より下流の大和、八幡、美並地区は水が高い状態が続いていたが、3月下旬になりようやく水が引いてきた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
長良川の本流アマゴ釣況
筆者が住む岐阜県郡上市では、例年より早く桜が満開となった。1週間ほど早いと思う。
それに伴い本流アマゴの活性も上がっている。今年は支流同様に本流も魚影が濃いと思う。

3月中ごろから上流部の高鷲、白鳥地区から釣れだした。型は平均小さいが、数は例年より釣れている感じだ。
白鳥より下流の大和、八幡、美並地区は水が高い状態が続いており、なかなか本格的にサオを出せなかったが、3月下旬になりようやく水が引いてきた。このタイミングを逃すまいと、仕事前に長良川本流で短時間サオを出した。
当日の本流の仕掛け
狙ったポイントは郡上大和の通称杉ケ瀬。私が得意としているポイントだ。水位は15cm高で徐々に水は引き始めていた。少し水位は高いが、高いぐらいがちょうどいいとの判断だ。
サオは7m、水中イトはフロロカーボンライン0.2号、ハリは忍ヤマメ4号。

杉ケ瀬で20cm本流アマゴ
まずは杉ケ瀬の瀬が淵に落ち込む段々瀬のヘチから狙う。朝一は足元のヘチで食うことが結構ある。そして1投目、足元で食うがバラシ。このバラシの後はアタリが出ない。
ヘチは諦めて立ち込んで、大石裏の緩い流れを狙う。オモリ2Bでゆっくりキンパクを流していくと、3投目で食った。
流れに乗って下ろうとするアマゴを、サオを絞り食い止める。サオの弾力を生かし、タモへ弾丸ライナー。ドスンとタモに横たわったアマゴは、20cm級のよく肥えた本流アマゴだ。これに気を良くして同じ流れを探るが、2匹目はこない。
小ぶりが連発
時間がないので次の流れを攻める。少し立ち位置を上流へずらし、段々瀬の棚を探ると2連発。
今度は少し立ち込んで馬の瀬になった流れを攻めると、ここでも2連発で食ってきたがまたまた小ぶりだ。
次に杉ケ瀬の中段の瀬で手前から探る。本流は広大なのでついつい立ち込みがちだが、朝一は手前の足元で食うことが多いので、しっかりと手前から探る。
すると手前の流れで20cmクラスが2連発で思わずにっこり。そして立ち込んで石裏を探っていくと、引き落としの寸前で食ってきた。
型は20cm以下なので、サオを絞れば飛んでくる。しかしこれ以上にサイズが大きいと、バラシやラインブレイクにつながるので注意が必要だ。
郡上アマゴは賢い
郡上は釣り人が多く、アマゴはすぐにスレてしまう。引き落とし寸前で食ってきたということは、アマゴがエサをよく見てから食いに来ている証拠だ。郡上アマゴは日々賢くなってきている。
大岩横で良型本流アマゴ
こんな調子で杉ケ瀬ヤナまで釣り上ってきた。そろそろ22~23cmクラスが釣りたい。杉ケ瀬ヤナ下の大岩横の流れに狙いを絞る。
手前から探りアタリはない。そして立ち込んで大岩横スレスレを流すと、目印が消し込んだ。デカい。食ったアマゴは首を振り必死に抵抗する。サオを絞り引きに耐え、弱ったところで一気に引き抜いた。タモに収まったのは22cmの良型本流アマゴだ。

22cm頭に18匹ゲット
これに満足し午前7時半すぎに納竿とした。もっと釣りたいが、仕事が待っているので後ろ髪引かれる思いで納竿とした。結果、朝一の短時間で22cm頭に18匹と大満足の釣りとなった。

今後の見通しだが、今年は魚影も濃いが釣り人も多いので、釣りにくい一面も出てくる。
エサは今回キンパクが良好だったが、今後はヒラタがメインになると思う。
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<週刊つりニュース中部版 APC・松森渉/TSURINEWS編>
▼この釣り場について長良川本流
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年4月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 渓流エサ釣りで22cm頭にアマゴ18匹【岐阜・長良川本流】キンパクに好反応 first appeared on TSURINEWS.