今回筆者が足を運んだのが鳥取県の東部を流れる千代川水系の支流エリア。狙いはまだ釣ったことがないイワナとブラウントラウトである。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター落合浩大)
千代川水系で渓流ルアー釣り
足を運んだのがGWの後半。前半は仕事に追われていて休みが取れなかったのだが、後半は少し休みが取れたことから、ワクワクしながら現地へと向かった。
今回筆者が訪れた千代川水系の支流エリアは、ブラウントラウトの生息地だそうで、漁協HPにはブラウントラウトの駆除を始め、リリース禁止等の内容が記載されていた。それに衛星写真を見る限り、相当山深い場所に感じる。さらには熊の生息地とのことで、不安もあるが秘境的な場所でロッドを振れるというだけで、気分が高揚してくるのだ。
さらに今回は、筆者と釣り仲間1人と計2人での釣行である。渓流釣りを始めてから常に単独での釣行だったのだが、ソルトの仲間に渓流釣りの面白さ、素晴らしさ等、力説をしていた所1人だけではあるが、興味を持ってくれて今回一緒に行く流れになったのだ。
ウェットウェーディングスタイル
高速を走ること約2時間半。現地到着は午前4時。辺りは真っ暗で川の状況がわからない。とりあえず仮眠をとり目が覚めると午前5時半。結構明るくなっていて辺りを見渡す。周りの山々は高く、相当深い森だ。

今回はウェットウェーディングのスタイルでの釣り。初めてのスタイルではあったが、ウェーダーより遥かに動きやすく個人的にはかなり気にいっている。ただ、川の水が相当冷たく、浸かるだけで氷水に浸かっているような感覚になり、早朝の時間帯は寒さと冷たさとの闘いの釣りでもあった。
源流域では無反応
早速ミノーでポイントを細かく探っていく。今回は2人で入渓していることから、ポイント毎に交代で撃っていく。釣友は初めての渓流釣りなのだが、やはりソルトの釣りとは全く違うことからキャストやらポイント選択等、苦戦しているようだ。
そのまま交代で撃ちながらどんどん遡上していく。水量も多く流れはきつい。完全に渓相が山岳渓流である。雰囲気は良いが魚影がない。そこで、別の支流へ移動したのだがチェイスすらない状況。
24cm級イワナをキャッチ
源流域付近は諦め、少し下流へくだり再入渓。この頃には気温も上がっていて、寒さや水の冷たさも気にはならず。仕切り直しの一投目。立ち位置の右手が上流で、そのまま正面の岩に流れが辺り流れが弱くなっている際へミノーをキャスト。すると、2匹の黒い影が出てきてミノーを奪い合うようにヒット。ドラグが少し出され、ゆっくり魚をいなしながらネットイン。

魚を見てみると人生初のイワナであった。今シーズンの目標でもあったイワナを釣ることができ、感無量だ。計測すると24cm程の魚だ。顔つきがカッコ良くしばし見惚れてしまう。嬉しさのあまり、イワナの写真をこれでもかというぐらい何枚も撮影。やはり初めて釣る魚種は嬉しいものだ。
20cm級アマゴも登場
次の獲物を狙いどんどん上がって行く。次のヒットは淵。

この日は瀬には魚が着いておらず、淵やら段差になっている流れ込み付近での釣果がほとんどであった。釣果は午前に集中しており、昼食を挟んで午後からは別の支流へ移動したのだがノーバイトで15時にはストップフィッシング。
最終釣果
最終的な釣果は、イワナ1匹とアマゴが3匹の計4匹。4匹とも20cm以上の良型揃いで満足いく釣果であった。渓流デビューの釣友は残念ながらノーフィッシュで終わったものの、この釣りはハマる!と言っていたことから、是非とも渓流の世界へ踏み込んできて欲しいと思っている。

やはり、渓流釣りの世界は奥が深く面白い。特に初めて行く渓流は物凄くワクワクする。今回訪れたような千代川水系の支流エリアは、標高も高く渓相も迫力満点。残念ながらブラウントラウトは顔を見せてはくれなかったのだが、一度は釣ってみたい魚の一つ。夏場辺りにもう一度今回の渓流へ行ってみようと思っている。
渓流釣りにハマった
最後に。

神秘的な大自然と、仲間との釣り談義と、自分で作ってきた手作り弁当。ここまで揃ったら美味しくないわけがない。シーズン中に後何回渓流へいけるかわからないが、既にうずうずしている自分がここにいる。

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<落合浩大/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について千代川水系の支流
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