皆さんこんにちは、釣りライターの山口です。久しく釣りに行く機会がなく記事投稿のチャンスもありませんでしたが、2023年5月14日(日)に初のゴムボート釣りを体験しました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・山口義宏)
唐津湾でゴムボート釣り
唐津湾は玄界灘の南、佐賀県唐津市と福岡県糸島市に囲まれた場所です。今回は福岡県糸島市にある福の浦漁港付近の砂浜からボートを発着しました。

釣りの方法と本日の先生
この日はスーパーライトジギングで釣行。竿はルアー6フィートロッド、リールはルアー用3000番、ラインにPE1.5号を使用しリーダーはナイロン8号、ジグはタングステンジグ60gで色は銀色×グローを使用しました。道具は全て先生から拝借しています。
ちなみに先生は私の息子です。息子はカヤック釣りがメインで、時々ボート釣りをするアングラー。釣り歴は10年で、よく大物を釣り上げています。
目的地に到着
福の浦漁港に午前10時頃に到着。丁度カヤック釣りとボート釣りで帰って来た人がいたので釣果を聞いてみました。
カヤック釣りの人は、約5kgのマダイと1kgほどのヒラゴ( ヒラマサの子供) が釣れたそうです。ボート釣りの人も、ヒラメ1匹とヒラゴを2匹を釣り上げており、今日は釣れそうな雰囲気だなと期待が膨らみました。
エンジンの調子が悪い
息子が釣れたポイント等を詳細に聞き、その後ボートを港に近接する砂浜に移動。釣り道具を積み込み、ボートを海まで押し出して乗艇しました。
しかし、息子がエンジンをかけるためにハンドスターターを何回も引きますが、まったく動く気配がありません。
20回ぐらいしてやっとこさエンジンがスタート。息子は「久しぶりなので、エンジンのかかり具合が悪い」と話していましたが、嫌な予感がしました。
もしも、沖でエンジンがスタートしなければ、オールを漕いで帰らなければなりません。息子は、「エンジンが駄目なら直ぐ海上保安庁に電話して救助してもらうことになるけど……でも大丈夫だろう」と話していました。
釣りポイントに移動
そして11時過ぎに港を順調に出発。息子曰く、唐津湾内は色々とポイントがあり、魚種により狙う場所を変えるのが良いらしいです。この日は天気も良く、微風で暑くも寒くもなく絶好の釣り日和。ボートは風を切って進み、とても気持ちが良かったです。

その後、適当な所でジギングの方法を10分程指導を受け、先ほど教えてもらったポイントに向かいました。既に漁港から1km程離れており、少々波が出てきてボートもやや不安定な感じになってきました。
私はクーラーボックスに座布団を乗せて座っていたのですが、その座布団が揺れで滑り危うくボートから転落しそうになりました。
危ない、ヤバい。その後は両足をしっかり踏ん張って、両手はボートの安全ロープをしっかりにぎり、絶対に身体がふらつかないように注意しました。
エンジンが止まるトラブル発生
「もう少しで着くよ」と息子が言った後に、それまで順調に回っていたエンジンが急に止まりました。エンストです。さっそく海上保安庁のお世話になってしまうのかと思いましたが、エンジンは直ぐにかかり、ほっとひと安心。魚群探知機を確認しながら予定の場所に到着し、釣りを始めました。
10cm級カサゴ顔出し
先程練習したワンピッチワンジャークをしながら、竿とリールを操作しましたが、これがなかなか初心者には難しいんですね。とにかく頑張ってリールを巻き上げてると、数投後にコンコンと軽いアタリがありました。

仕掛けを回収すると10センチ程のカサゴ。その後、期待も込めてかなり集中してジギングしましたが、最初のカサゴの他には何も釣れない時間が続きます。
30cm超えのフグも登場
2時間程粘った後に強烈なアタリがきました。マダイかヒラスかと期待したのですが、海面に姿を見せたのは、30cmオーバーのフグでした。
その後、ポイントを少しずつ変えるも何も釣れず、息子が過去にスズキを釣ったポイントへ移動することにしました。
80cm級シーバスをキャッチ
移動先のポイントは、魚探にも魚の群れが見えて良い感じだったので、ジギングを再開。直ぐにカサゴがぽつぽつとかかり始めました。
しばらくして遂に息子の竿が強烈に曲がり、海面にスズキが顔を出しました。しかしエラ洗いされて痛恨のバラシ。
しかしながら、その後すぐに息子に再度強烈なアタリが。ものすごい引きを見せたスズキとの格闘を制して揚がったのは、約80cmのスズキでした。

筆者にもシーバスがヒット
あと10分程で納竿というところで、リールをシャカシャカ巻いていると、ググっと強烈な引きを感知。ゆっくりとリールを巻き上げると水面にスズキが見えました。
エラ洗いをさせないように慎重に引き寄せ、何回も竿がのされたものの、やっとの思いでタモ入りに成功。60cmのスズキを釣り上げ、見事ビギナーズラックをものにしたのです。

その後、予定の時間となったので納竿。漁港に向けて引き返す途中、再度エンジンが止まりヒヤッとしましたが、直ぐにエンジンも再始動し、無事に戻ることができました。
ゴムボート釣行を振り返って
この日の最終釣果は、良型のスズキ2本、カサゴ10本、アジ2本と好調。
ゴムボートの上は身動きが取りづらく、1畳もない場所で2名が荷物の間に挟まって不安定な場所で釣りをするので、陸の釣りとは全く違うなと感じました。
帰りは何隻も漁船とすれ違い、漁船の引き波で、ボートが傾いて何回もヒヤッとする場面も。ボートを砂浜に上げてかなり疲労感も感じましたが、初めてのボート釣りは大満足の結果となりました。

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<山口義宏/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について出船場所:福の浦漁港付近
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