突然ですが皆さんは使っている魚探メーカーの会社見学に興味はないでしょうか?私はどんな会社なのか興味がありまして、レジャー用魚探の国内トップシェアを誇る、ホンデックスへ大人の社会科見学に行ってきました。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・岸本真彦)

魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波...の画像はこちら >>

本多電子株式会社へ会社見学

本多電子株式会社本社は、愛知県の豊橋駅から東海道本線で浜松方面へ一駅。二川駅から歩いて数分の場所にあります。

魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
本多電子株式会社本社前(提供:TSURINEWSライター・岸本真彦)

社屋にある超音波科学館は、数年前にリニューアル。とても綺麗でかっこいい本社でした。今回は、本社内部の超音波科学館について見学してきました。

魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
超音波科学館(提供:TSURINEWSライター・岸本真彦)

超音波技術をわかりやすく展示

超音波科学館の中には本多電子ホンデックスの魚探の歴史や超音波の特性、超音波を使った医療機器、産業機器が展示してありました。

魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
超音波にまつわるさまざまな展示(提供:TSURINEWSライター・岸本真彦)

超音波技術を「楽しく」「わかりやすく」をコンセプトに展示を行なっているそうです。確かに超音波技術や製品に触れ、超音波の「わくわく」体験も可能。目には見えない超音波ですが、その仕組みをとても分かりやすく体験できました。

魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
体験ブースも併設(提供:TSURINEWSライター・岸本真彦)

魚探の歴史も知れる

その中でも私が気になったのは魚探です。本多電子は1956年に魚探のメーカーとして創業しました。当時はまだ真空管を使った魚探が主流だったそうですが、当時最先端の半導体技術をいち早く採用し、世界初トランジスタ魚探を開発したのが本多電子だそうです。

これにより機械の小型化が可能となり、小型の船にも魚探を採用することができるようになったとのこと。それには驚きました。

魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
初期の魚群探知機(提供:TSURINEWSライター・岸本真彦)

カスタマーサービス担当者にヒアリング

敷地内の中ほどにあるマリンカスタマーサービスセンターにもお伺いしました。
そこでマリン製品修理担当の小笠原さんに、今現在の修理にかかる必要日数や、修理に対する考え方をお聞きしました。

魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
マリン製品修理担当の小笠原さん(提供:TSURINEWSライター・岸本真彦)

とても修理に対して熱い人で、信頼できるサービスを受けることができそうだなと感じました。

現在は月に平均200件ほどの修理依頼が来るそうです。修理は、海水使用での魚探が多く持ち込まれているとのこと。

特に最近はコロナ禍でカヤックやゴムボートでポータブル魚探を使用されるユーザーが増加。船体ごと転覆し魚探が水没したので点検して欲しいなどの依頼が増えているそうです。今のところ魚探の完全防水はまだできてはいないとのことでした。

魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
修理・点検についてヒアリング(提供:TSURINEWSライター・岸本真彦)

ユーザー対応の早さが魅力

修理、点検のスケジュールですが、製品到着後、修理にかかる費用や点検結果をできるだけ早くお客様に連絡するように会社内で取り組んでいるそうです。目標として、製品到着後一週間以内で連絡・回答ができるように心掛けているとのことでした。海外メーカーさんではそんなに早くは対応できないと思います。

お客様からよく寄せられるトラブルは『電源が入らない』というもの。しかし、カスタマーセンターで本体のテストをしても電源が問題なく入ってしまうこともあるそうです。

原因として考えられるのは、ボート側の電源配線等にトラブルが起きているケース。もし、魚探の電源が入らない!という状況になった場合は、ボート側の電源ケーブル等に異常が無いか?バッテリー等の不具合は無いか?などの確認をお願いしますとのことでした。

魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
修理のさまざまなケースを話していただけた(提供:TSURINEWSライター・岸本真彦)

会社見学の感想

本多電子の超音波科学館は誰でも無料で入場できることがポイントです。

見学の際は事前予約が必要ですので、本多電子ホームページをご確認ください。ガイドの人も付いて案内して頂けるので、とてもわかりやすく教えていただけます。

沖釣り好きお父さんも楽しめて、小学生以上のお子さんは、超音波についての実体験もできて夏の自由研究にもってこいだと思います。ぜひ愛知県に遊びに来た際は立ち寄ってみてください。

魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る
創業者の像の前で記念撮影(提供:TSURINEWSライター・岸本真彦)

HONDEX(ホンデックス)の魚探はシンプルで操作性抜群 ボートショーで担当者直撃

カヤックフィッシングでの【魚探活用メリット8選】 釣果にも安全確保にも貢献

HONDEXの2大人気魚群探知機徹底比較 自分の釣りのスタイルに合ったモデルを選ぼう

<岸本真彦/TSURINEWSライター>

▼会社見学について
本多電子 超音波科学館
The post 魚探の国内トップシェアメーカー「本多電子」へ会社見学 超音波技術を知る first appeared on TSURINEWS.
編集部おすすめ